2011/10/31

PINK FLOYD リマスタリングシリーズ

全く知りませんでした。
「最新リマスタリングシリーズ」なんて。

先日新宿を歩いていて、ふと目に留まったんです。
とあるレコード屋(レコードは置いてないでしょうが)のこのポスターが。



















いや、何度かリマスタリングはしていると記憶しますが、こうやってそそる訳ですね。
EMIのサイトを調べてみると確かにありました。
何かのサイトで「デヴィッドギルモアのシグネチャーモデルのストラトキャスター発売!」などという情報は見かけた事があったのですが、買えるわけもないですから流してたのですが。
既に「過去のこと」と思っていたものが、なにか取り上げられている事があるのですね。

ピンクフロイドのアルバムは10年周期などと言われていましたが、最後のオリジナルアルバムは1994年の「対/The Division Bell」、その前は1987年の「鬱/A Momentary Lapse of Reason」。
さらにその前は1979年の「The Wall」ですが、私が最初に聴いたアルバムはこれでした。
個人差はあるのでしょうが、これが私に衝撃を与えたのでした。
CDの時代になって、過去のアルバムも買い求めました。
主要な(よく聴く)アルバムは車用に2枚持ってます(ipodの時代になって不要になりました)。

キーボードのリチャード・ライト (Richard Wright) が亡くなったのが2008年でした。
いつかピンクフロイドの日本公演をと思っていたので、これもショックでしたね。
死ぬ前に一度はライブを見ておきたかったのですが、これはもう叶えない希望です。

こんな物も持ってました。

















この本は、彼らのアルバムアートワークを担当している「ストーム・ソーガソン(Storm Thorgerson)」の本です。
「ヒプノシス」としてピンクフロイドのアートワークをされていた方ですが、「昨晩お会いしましょう」をはじめとする松任谷由実のジャケットも手掛けていたとか。
横のCDは1995年に発売された2枚組みライブアルバムの「P.U.L.S.E」です。
背表紙に埋め込まれた赤色LEDが点滅(P.U.L.S.E)するという仕掛付きのジャケットでした。

私の常用アルバムを挙げるとすれば、この3枚です。

















先の「The Wall」、そして最後のアルバムですがギルモアのギターが印象的な「対/The Division Bell」、そして定番とも言えますが「狂気/The Dark Side of the Moon(1973年)」。
「いつまで聴き続けてんのよ!」っていうくらい長い付き合いになってしまいました。

ちなみにピンクフロイドのサウンドは家族には不評なので、必ず独りで聴く事にしています。
「光〜PERFECT LIVE!(1988年)」のVHS(!)ビデオも、今でも夜中に観てたり。

2011/10/30

ソーセージを手作り

いままで何度かソーセージに関する投稿をしてきました。
そうすると、やはり作りたくなってしまうものです。

とりあえず(KON BLOGですので)道具を購入、やはりこういう時は東急ハンズです。

















グリースガンのような専用ツールもあったのですが、できるだけシンプルにと思い絞り器にしました。
羊腸は3種類のサイズがありましたが、中間の「ウィンナー」サイズにしました。
2M×5本入りで、一本で500g程度の肉を必要とします。
ネット等でレシピを確認、今回の香辛料は6種類に決定。

















黒コショー、パセリ、セージ、バジル、キャラウェイ、そしてすりおろしニンニクです。

今回は一般的なポークと、是非試してみたいチキンに挑戦です。
ポークは、背脂を購入できなかったのでバラ肉のみ、すこし脂身の多い部分を用意しました。
チキンの方はムネ肉280g、モモ肉120g、トリ皮100gという割合に決定。

まず材料の肉を適当なサイズにカットした後、フードプロセッサーでミンチにします。
肉500gに対し塩を小さじ2、砂糖を小さじ1、ハーブ類(すりこぎで細かくした)小さじ1です。
さらにニンニクのすりおろしを1片分、卵白を1/2個分、オリーブオイルを適当に加えます。
プロセッサーでかき回す工程において熱が加わらないよう、氷水の入ったボールにプロセッサの容器をつけながらの作業です。

程よくなったところで、今回購入した絞り器の出番です。
羊腸は洗って塩を落とした後、30分程水につけて柔らかくしておきます。
絞り器に専用の口金を挿入し、長い首部分にふやけた羊腸をたくし上げるのです。
お菓子用の絞り器の金具と形状が異なるのはこのため、ルーズソックス状態です。
絞り袋に混ぜた材料を入れ、古い歯磨き粉を絞るように金具部分に誘導。
内部の空気を出来るだけ出し切った状態で、羊腸の先端を結びます。
あとは適当に羊腸を誘導しながら「ぶにゅー」と絞るだけです。
今回、2Mを2本作ったのですが、3回程途中で破けました。
破けた場合は、その箇所で一旦結び、新たに始めます。
この作業がかなり大変で(手もベタベタだし)、写真を撮影するどころではありませんでした。
この肝心な部分の写真が無いというのは、記事として価値が無いですよね。
いつか再度挑戦した時に撮影するかもしれません。

とにかく、いきなりスモークの工程です。

















もう既に暗くなってきているのですが、構わずベランダで燻製します。
カセットガスのコンロの上にキャンプ用の網、そしてアルミ皿にチップを入れ乗せました。
燻製窯は見ての通りダンボールです。
今回のスモーク用チップは何年か前にキャンプ用に購入したリンゴの木で、チップではなく粉を圧縮成形したものです(残っているので仕方なく利用)。

















チップ(固形)が燃焼しやすいので、コンロの火を点け消ししながら約30分、内部が70℃前後を保つようにとのことなのですが、少し低めの温度で60分程スモークしました。

燻製した後は、やはり70℃前後で30分ボイルします。

















そして完成!

















試食してみましたが、まずまずの出来ではないですか。
ですが塩味が足りません。
実はボイルした後すぐにザルにとっておけば良かったのですが、そのまま朝まで放っておいてしまったので、かなり塩抜きされてしまったのです。
茹でた後、すぐにザルに取って水気を切りましょう。

チキンも意外といけます。
大好きなソーセージという事もありますが、結構楽しいです。
これ食べきったら、また作ってしまうことでしょう。
とにかく作業に慣れて、レシピも研究していかないと。

今回、ケーシングに詰める作業を撮影できませんでしたが、「再びソーセージを手作り」に記録しました。
そちらもどうぞ。

2011/10/29

小粋

未成年者喫煙防止の観点から、閲覧は満20歳以上の喫煙者に限定させていただいております。

先日久しぶりにパイプを手にしてから、ちょっと勢いがついたのか、これまた久々の煙管(きせる)です。
超ショートタイプですが、これには理由があります。

















もともと、煙管で煙草を吸いたかったのではありません。
以前、確か書いたと思いますが、増税対策の方法としてショートピースをカットし煙管で吸おうと思ったのです。
1本を1/3~1/4の長さにカッターでカットし、煙管のチャンバー(雁首)に差し込むのです。
煙管が長いと煙の温度が下がりますから、ショートピースの味とは程遠い味になるでしょう。
短い煙管にしたのはその辺を考慮してのこと。
これはこれで「節約して吸う」という観点としては良かったのですが、やはりピースの味ではなくなってしまうのですね。
結果、ピースは1/2にしてオリジナルフィルターと共に良い紙で巻きなおす、という方法に落ち着きました。

で、その煙管はどうする?という事になります。
専用の葉っぱを使おう、という事になりますね。
現在販売されている煙管用の煙草葉というとこの「小粋」のみです。

今風のパッケージをスライドして開けると、猫の毛のように細く裁断された葉が現れます。
これが我が国独自の煙草、刻み煙草です。
一つまみして丸めて雁首に押し込みます。
細いため、あっという間に燃えますので、水分を適度に与える方が良いようです。
指をペロッとなめて、濡らしてからつまむと葉っぱが指にくっついてしまいます。
試行錯誤の結果、多めの量をギュッと丸めて入れ、濡らした指でグッと押し込む感じが良さそう。
煙管の旨い吸い方を教えてくれる人が居ないのが悔やまれます。

煙草は加湿した方が美味しいというのは、もはや常識かもしれませんが、加湿しながら保管するというのは結構厄介です。
加湿しすぎるとカビが生えたりもします。
この小粋に関しては乾燥状態で保存、刻みが細いですからすぐに吸水しますので、その都度加湿が良いのではないでしょうか。
紙巻きもシャボン玉を吹くように一旦息を内部に通してある程度湿気を与えると良いです。

それから燃焼速度も重要です。
加湿により燃焼が制限されますが、早い空気の流入は味を台無しにします。
刻みの細い小粋などは、辛い味を発しながらあっという間に燃え尽きます。
これは紙巻でも煙管でもパイプでも一緒。
ゆっくりと少しづつ口の中に煙を入れてゆきます。
そう、肺には入れなくていいのです。
私も既成品の煙草の時は当然のように肺に入れてました。
ですが、パイプや煙管を使うようになってからは、完全に中〇生のようにフカシです。
これは紙巻においても同様で、マニトーや半ピースを巻いたものも「口内喫煙」です。
考えてみれば当然で、味は口内でないと感じられないからです。
それに対し、肺は毛細血管の集中箇所ですので「ニコチン」は強烈に味わい(吸収)ます。
喫煙という行為に「ニコチンの作用」を求めるか、「味」を求めるかで、この行為から得られるものは大きく異なってくるはずです。

この方法で、小粋は一服と言わず五服くらいできます。
小粋は独特の良い香り、なにか浴衣や蚊帳を連想するような印象です。
夏頃に放映される、檀れいの「金麦」CM的な。
もちろん頭の中で作り上げた勝手なイメージも加わってのものです。

小粋に使用されている葉は全て国産の在来種5種とのこと。
同じ煙草といえども、紙巻煙草に使用される種類とは異なります。
「ゴールデンバット」とか「わかば」などの中に、なにか似た香りを感じます。
これらの煙草にも在来種の葉が使われているのでしょうか。

煙管にしてもパイプにしても貴重な作物を無駄にしませんね。
これは「吸わなけりゃ無駄にならないじゃん」ということではありません。
誰かが大切に作ったものを無駄にせず、大切に消費するということです。
かなりジジィになってます。

2011/10/24

パイプ煙草

未成年者喫煙防止の観点から、閲覧は満20歳以上の喫煙者に限定させていただいております。

本当に久しぶりなのですがパイプで煙草を味わいました。
パイプを使うようになったのはつい最近、昨年の増税の時からです。
これもまた、のめり込む方は相当いらっしゃると思うのですが、私の場合は程々に。
一日に3杯くらい、それもチャンバーに1/2程度しか葉を入れません。

使っているパイプはこれ一本、安物のイタリア製オリーブパイプです。
だいたい、パイプにはブライアという木を使うのが普通のはずです。
イタリア製と言えども、サヴィネリ等の有名な製品は当然ブライアです。
きっと、街中の煙草店で安く売っているパイプなのでしょう。
染色やラッカー塗装、オイルフィニッシュもしていない、正に生地の状態で売っていました。
それほど使っていないのですが、現在はこんな状態です。

















白木だったのがチーク色になりました。
手入れは完全に自己流です。
使用後は水洗い、それも古くなった歯ブラシで内部をゴシゴシしちゃいます。
煙道はマニュアル通りモール(柘植パイプ等の専用ではなく100均のもの)で洗浄しますが、これも水洗いです。
マウスピースもモールで洗浄するのですが、モールに石鹸をつけてゴシゴシと。
内部のアルミフィルターは石鹸をつけた歯ブラシで、これまたゴシゴシ。
本体は十分に水分を取ってから、たまにオリーブオイルを塗ります。
オリーブ材ですし、高温にして口に入れるものですので変な化学合成オイルにはできません。

高級なダンヒル(Dunhill)のパイプは材の段階でオイルキュアリングという処理を施しているそうですが、私の場合は吸う行為によってオイルキュアリングしているつもりなんです。
とにかく、高額なパイプにおいては上記の様な手入れはお勧めしません。
〇万円もするダンヒルを水洗いできるわけないですよね。

それにしてもこのパイプ、調子がいいのです。
上記の様な洗浄ですので煙草固有の臭いも残りませんし、内部のカーボンの出来方は遅くなるにしてもきちんと出来ています。
最初はこのパイプを手始めにいろいろなパイプを、などと考えていたのですがそれが吹っ飛んでしまいました。
壊れるまでこれ一本を使いそうです。

一番最初に購入したパイプ用の葉はドイツのフォーマーズバーズアイフレイク。
バージニアのみのフレイクタイプで、50gで2000円という割と高額な葉です。
これは確かに美味しかったのですが、他を試したいという事もあり以降買っていません。

次に試したのはダンヒルの「ロイヤル・ヨット(Royal Yacht)」です。

















これもバージニアのみのブレンド、結局バージニアを追いかけているんです。
これも凄く良かったのですが、とにかくキツイ煙草でした。
味は甘みがあって程よいコクがあるのですが、ニコチンの量のせいなのか刺激が多いのです。
全て完喫してしまったのですが、もう一度購入してみたい銘柄です。

さらに色々試しました。

















ダンヒルの別のバージニアタイプ「フレイク(FLAKE)」と、これはダンヒルの定番「965」、そして着香物としてラールセン(Larsen)の「No.80」、異なったタイプの葉で揃えました。

パイプ煙草というと色々な香料を加えた物が特徴とも言えますが、No.80のような着香タイプは私の好みでないと判りました(葉は甘いスイーツの様な香りなのですが)。

















「965」はラタキアブレンドですので、葉の香りは「燻製」です。
火を着けると別の香り(人によっては臭いと言うでしょう)が生じます。
味もバージニア煙草とは異なりますが、別の美味しさが。
ウイスキーで言うとアードベック(ARDBEG)みたいな感じでしょうか。


















「FLAKE」は穏やかな味と香りのバージニアブレンドという感じ。
フレークタイプなのでもっと主張があるのかと思っていたのですが、意外でした。


















パウチタイプも試します。
缶入りより幾分安いので、好みが見つかれば儲けもの。

















左はデンマークの「オーリック・ゴールデン・スライスド(Orlik Golden Sliced)」右は同じくデンマークの「マックバレン(Mac-Baren)・バージニアNo.1」。
共にバージニア100%なのですが、味わいは大きく異なります。
割と好みだったのはOrlikの方、何度か購入しました。
ただこの煙草は新宿加賀屋でも扱っておらず、荻窪駅近くで購入と決まっています。

最高の「お気に入り」は、未だに決まっていません。
強いて言えばDunhillの「FLAKE」かOrlikの「Golden Sliced」というバージニア葉になりそうです。
ですが、まだ世界にはたくさんのバージニア葉の煙草が存在してますから。
ゆっくりと探すのも良さそうです。

実際ゆっくりになってしまったんです。
「パイプ煙草」って時間と余裕が無いと楽しめないというのが判りました。
今年の3月11日以降、8月頃までパイプに手が出なくなったのです。
楽しめる時間が少しづつ増えると良いのですが。

2011/10/22

宮崎の銭箱

また仕事で宮崎に来てます。
こう、頻繁に来るようになったのは2002年春頃からですので、そろそろ10年近いですね。
そして宮崎と言えば地鶏ですけれども、私も美味しい地鶏を沢山紹介していただきました。

今回、この仕事で初めてご一緒させていただいたOさんは宮崎出身ですが20年間のドイツ生活。
久しぶりの長期日本(宮崎)滞在という事で、一緒に鳥を食べに行くことに。
「どこか、いい店ありませんか?」と言われ、東京在住者が宮崎出身の方に鳥の店を紹介するのもなぁ、と思いつつも、頭に浮かんだのがこの「銭箱」です。



















何度も来ましたが、写真を撮ったのは初めてです。
これはヒナ鳥ですが、当然もっと腰の強い宮崎の地鶏らしい親鳥もあります。
けれども、この店の特徴というか強みは、全ての料理が鳥であること。
そして、鳥だけで「飽きさせない」どころか、様々な美味しさを堪能できること。
「美味しい」というのは主観なので、あまり書かないようにしてますが、約10年間の宮崎訪問の中でこれほどインパクトのあった店は無いと思います。

以降、料理の写真は取り忘れました(いつものように飲み食いしてしまった為)。
もう一枚、こんな写真はありましたけど。










2011/10/17

ウェイファーラーの眼鏡

今年、眼鏡を買いました。
老眼が進行しているらしく、iphoneの文字も正直厳しいのです。

眼鏡は大学の頃に買ったものがあるのですが、べっ甲柄のウェリントンタイプ。
ま、アラレちゃんタイプです。
もともと遠視ですので、仕事の時はこの遠視眼鏡を使っているのです。
コンピューターのディスプレーを見る程度ならこれでも何とかなります。
が、外出先で本や新聞、先のIphoneの画面を見る場合には「度」が足りません。
そこで「遠近両用」ならぬ「強弱遠視用」のレンズを使おうと思ったのです。
日常生活では弱遠視部分、近くを見る時には強遠視部分を使います。
これなら釣りの時にも使えるので便利です。
なにしろ、老眼だと毛鉤にティペット(糸)が通らないので、非常に腹が立つのです。

ところで、流行って2~30年周期で繰り返されるんですね。
ちょっと前までは細い眼鏡ばっかりだったのが、最近は太めのセルフレームが流行ってきているようじゃありませんか。

買った眼鏡はレイバン(Ray-Ban)のウェイファーラーです。
実はウェイファーラーのサングラスは前の流行(80年代)からずっと使ってまして、現在は3本持っています。
このサングラスを初めて知ったのは中学生の頃、「太陽にほえろ」でした。
当時、神田正輝演じる「ドック刑事」こと西條刑事がこのサングラスをかけていたのです。
そのサングラスがレイバンのものだとも知らなかったのですが、「これがいい」という結論に至りました。
このドック刑事、80年台頃モデルガンを好きだった事がある人にとっては、かなりインパクトがあったはずだと思うのです。
S&W(スミス&ウェッソン)M59というオートマチックの拳銃、それもニッケルとブルー(黒)のツートンカラー、そして「ドックホルスター(商品化されました)」という特異なホルスター。
刑事役の人はみんなリボルバー(回転弾倉式拳銃)が当たり前の時代です。
実射(当然モデルガンですけど)シーンでは、しっかり薬きょうが排出され、さらに神田正輝が上手にリコイルを演じていたのを記憶しています。
それまでの刑事物にありがちな滅茶苦茶ドンパチと異なるリアルな演技でした。

話が逸れましたが、眼鏡、ウェイファーラーの話題に戻ります。
一番使っているのがWAYFARER-FE MOCK-TORTOISE、2本持ってます。














そして定番ともいえるEBONY、これもFEです。














そして、全く使ったことがないのですが、昔(90年代)買ってしまったWAYFARERⅡ。














レンズの大きさが普通のウェイファーラーと大きく異なります。














ウェイファーラーは、本当に何回も買いました。
失くしたり、壊したりするもんですから。
壊れるのは大抵ここです。














これも、スキー(スノボ)で転倒した時に壊したと記憶しています。
で、よく見ると、この壊したのはFEでなく通常のウェイファーラーでした。
これ最近気が付いたのですが、80年代当時はウェイファーラーに通常のタイプとFEというのがあるということを知らなかったのです。
「なにか、かけ心地が違うな」という感じを持っていた事は記憶しているのですが。
FEとは「Far East」つまりアジア市場向けなのです。
鼻の高さも、掘りの深さも欧米人と異なるアジア人(特に日本人)が普通のウェイファーラーをかけても、なかなか合わない。
フレームの下端が頬に当たってしまうのです。
私もそうでした。

通常のウェイファーラーの傾斜です。














この傾斜が特長ともいえるのですが、それに対してFEの方は。














全く傾斜が違ってますね。
多分、私の使っていた(何本も壊した)のはこのFEだったんだろうと思います。
傾斜だけでなく鼻当ての形状も違います。
これは通常のウェイファーラー
















そしてFEです。














前置きが長くなりましたが、今回購入した眼鏡のウェイファーラーです。
上記のサングラス達と違いイタリア製です。
Bausch & Lomb(ボシュロム社)が「Ray-Ban」ブランドを手放したのは90年台後半でしたか。
80年代に一度復活したとはいえ、50年代の遺物であるこのWAYFARERは、一度はなくなってしまったのです。

上で紹介したサングラス達も、実はこの頃に購入したもの。
かけるサングラスが無くなってしまう(よく壊れるし)と思い、まとめて買ったものなのです。
何年か前にルクソティカ製となってしまったレイバンにウェイファーラーが復活しました。
最初は、かなりフォルムを変更した軟らかい形のNEWウェイファーラーでした。
ですが、その後Bausch & Lomb時代そのままともいえるフォルムに変更。
偏光ガラスのモデルも発売されました(釣り用に一時期心が動きました)。
ですがウェイファーラーが復活してくれたので少し安心したのです。
そして最近になって「眼鏡フレーム」として登場したわけです。
これだけウェイファーラー一辺倒で来たのですから、今、眼鏡を作るならこれでしょう。















テンプルの「Ray-Ban」のロゴは正直嫌いなのですが、90年台のBausch & Lomb製でもこのロゴは入っていました(先に紹介したWAYFARERⅡのように)。
でも、これのおかげでヒンジ部分が丈夫になっているはずなのです。

そしてフレームの傾斜は?














完全にオリジナルのウェイファーラーの傾斜です。
そして鼻当ての形状も。














これは難しいですよ、やはりフレームが頬に当たります。
整形でもしようかしらん。
しかし顔を整形するより、もっと手っ取り早い方法を思いつきました。
全く使ったことの無いFAYFARERⅡのテンプルを試しに着けてみたのです。
すると、あーら不思議、傾斜は














殆どFEと同じになるではありませんか。
かけ心地もいつものウェイファーラーFEと同様、違和感無し。
イタリア製になってもヒンジ部品に変更が無かったのが幸いしました。
こうして、久しぶりに購入した眼鏡は半分イタリア製、半分アメリカ製という状態になったのです。















イタリアのルクソティカ社がBausch & Lombのように東洋人向けフレームを作ってくれる事はないでしょう。
それにテンプル部品に成り下がってしまったウェイファーラーⅡもすでにデッドストック。
この「ウェイファーラーFE風」眼鏡は壊すわけにはいかなそうです。

2011/10/16

生物という浄化装置

「東京海洋大のチームは15日、福島県いわき市の沿岸で今年7月に採取したプランクトンから、高濃度の放射性セシウムを検出したとする調査結果を発表した。小型の底生生物からも比較的高い濃度を検出した。東京電力福島第1原発事故の放射性物質が取り込まれたとみられ、プランクトンを餌とする魚類への影響が懸念される。石丸隆教授は「食物連鎖で魚にどのように濃縮されるか分からないので継続的な調査が必要だ」と話す。」(MSN産経ニュースより)

プランクトンに限らず、生物全てが浄化装置のような気がします。
「風の谷のナウシカ」のようになってしまいますが。
自分の周りの空気(水)を絶えず体内に導いて、必要な酸素(植物なら二酸化炭素)や栄養素を吸収し、ろ過して体外に放出する、それが生物の基本的な営みではないでしょうか。
もちろん放射性物質を吸収したいわけではないのでしょうが、このプログラムだけは太古から変わっていないはずです。
カリウムを積極的に取り入れる生物(多くの植物はそうですが)なら、セシウムを体内に沢山蓄えてしまうというのも当たり前のような気がします。

建築の仕事をしていますので、例えば「石灰岩」という石を使ったりします。
主成分は炭酸カルシウムなのですが、なぜ炭酸カルシウムが高濃度に集まって石材となったのか。
主に生物の仕事の結果です。
サンゴや貝など、海洋生物はカルシウムで自らの体を形成するものが多く生息します。
その死骸が海底に堆積し地殻変動で地上に現れたのが石灰岩と言われています。
我が家の床に使用している石灰岩にもアンモナイトの化石が入ってます。

「原油」だってそうです。
太古の植物の体(つまり有機物)が地中で変化し生成したものです。
植物なんて、太陽光と水、二酸化炭素からあらゆる有機物を生成するハイテク装置です。
生物がいたからこそ、ある特定の物質が生成され、高濃度化したという物がたくさんあります。
だからこそ、農業や畜産業という生物の生成能力を使った産業ができるのですから。

放散された放射性物質は生物の営みによって、長い年月のうちにはどこかに集まるのかもしれません。
何万年という年月の話かもしれません。
一体どんな状態になっているのでしょうか。
セシウム入り石灰石か、セシウム入り原油なのか。

2011/10/14

恵比寿にて

今日の打合せは恵比寿のガーデンプレイスにて。
あるお店を視察する目的もあったので、ここで打合せする事になったのです。

恵比寿に来ることはあっても、ガーデンプレイスまで足を運ぶことは稀です(遠いので)。
打合せも終了しましたので、一人「ビアステーション」に入りました。
目的は当然ビールとソーセージです。

新宿BERGでのチョイ飲みではないので、ここはジョッキでビールを注文。
やはりジョッキはいいですね。
そして肴はというと、ヴァイスヴルスト。




















本当は皮を食べないのが正しいのでしょうが、うまく剥がれないので構わず食べました。
レモンの風味がかなり前面に出てきます。

ジョッキを注文したとは言え、あくまでも打合せ後の休憩ですので、あと1品だけ。
それもほどほどにしなければいけないので、ハーフサイズメニューの中から「オリジナルソーセージ」を。




















焼き目がはいってますが、湯煎に入れていた感じです。
個人的にはザワークラウトは温まって欲しくないのですが、あまり気にしません。
とにかく満足です。

2011/10/10

MANITOU ORGANIC

未成年者喫煙防止の観点から、閲覧は満20歳以上の喫煙者に限定させていただいております。

先日新宿の加賀屋さんに煙草を買いに行きました。
いつものMANITOUを購入したのですが、ある変化が。

ドイツMANITOUの煙草は35gで750円、安い部類です。
多くの手巻き煙草は巻き紙が付属していて、さらに内容量が50g程度で1000円前後です。
前にも書きましたが、多くの付属ペーパーは不味くて吸えません。
あのアメスピに付属している紙でさえ、良い部類だとは言え100円だしてリズラの紙を買う方がマシです。
MANITOUはそんな不味い紙を付けずに、低価格を保ってくれているのが良いのです。

で、先の「変化」とは、MANITOUにもペーパーが付属になっているではありませんか。
しかも、お値段据え置きで(多分、円高対応なのでしょう。円高でえーんだか)。
この付属の紙は、とても良い紙です。
「PURE LIGHT HEMP PAPER」と書いてある通り、麻(大麻)の紙です。
紙には「薬効作用」はありません(ないはず)ので大丈夫です。
とにかく無味無臭の良い紙なのです。
以前この紙を探したことがあるのですが、どこの煙草店にも置いてありませんでした。
「リズラの銀」または「PURE HEMP」も非常に良い紙なので、それを愛用していたのです。
ですが、お値段据え置きで、このペーパーを付けて頂いたんじゃ、紙買えません!
というわけで、巻き紙の購入量が大幅に減ってしまったのです。

そしてまたある日、近所(西荻)のいつもの煙草屋に行ったときでした。
いつものMANITOUの青を買おうと思ったところ、その隣に見慣れないパッケージが。
黄緑で、一見「DOMINGO VIRGINIA」かなと思ったのですが「MANITOU」のロゴが。
新製品の様です。買いました。

















「ORGANIC」つまり今までのMANITOUは無添加でしたが、さらに無農薬が加わったという事ですね。
内容量は35gから30gに減量され、パッケージもコンパクトになっています。
ですが、先のオリジナルシャグ(青)と同様、紙が付属です。

















マニトウさん、やってくれます!
こんなに体に良い煙草を吸っていいのでしょうか(異論がある方もいるとは思いますが、流して)。

一方、我らがJTも「日本のたばこキャンペーン」などというものをやってます。
いつもの、パッケージの一部を専用葉書に貼り送ると、ZIPPOライターが当たるというやつです。
いやいや、Peaceも捨てがたいけれども、MANITOUさんの「正攻法」は脅威ですよ。
ユーロ安を武器に(か知りませんが)旨いを安く、アメスピには手が出なくなりました。
Peaceの消費も落ちてます(がんばれニッポン)。

良い、安全な「農産物」をできるだけ安く、つまりは満足できる消費をしたいだけ。
個人的には、その為の手間はかけるつもりですし、倍の価格でも許容できましょう。
もしそうなれば、吟醸酒を味わうように楽しみます。

小宮山厚労相の考えは、ある一定の(大多数の)人達の共感を得るのかもしれませんが、私は知りません。
でも税をかけるなら、全ての「贅沢品」にかければいいじゃないですか。
魔女狩りの如く、ある一部を攻撃するのはどうなんでしょう。
カナダなんかでも贅沢品には税金がかかります。
私もトロントで何度も飲んだスタバのエスプレッソ「ドッピオ」にはちゃんと払いました。
ですから、例えばお洒落なスーツ(銀座〇ギー)とかにも。

2011/10/09

秋の畑

久々ですが、区民農園です。

夏の間に食べまくったキュウリや茄子、トマトなど、全て抜きました。
最後まで実をつけていたのはピーマンと獅子唐です。

1週間連続で青椒肉絲が食べられそうなくらいのピーマンが実っていたのですが、先日の強風で倒れてしまったのです。
おまけにしばらく雑草も抜いていなかったので、草むらにたわわに実ったピーマンが倒れている状態でした。

深く根を張った雑草を何とかしなくてはなりませんので、いつかのように鍬で全面を耕します。
そして新たな作物を仕込んだのですが、数日経って見に来た状態がこれです。

























奥からジャガイモ、玉葱、ニンニクです。
ジャガイモはスーパーで購入したものをしばらくベランダで吊るしておいたものです。
ポツポツと芽が出ていたので、包丁でカット、切り口には一応石灰をつけました。
しかし土に植えると、あっという間に伸びるんですね。
この後、さらに玉葱とネギを種で蒔きました。
冬の鍋にはネギが必需品ですから。

燗のお酒が恋しくなってきました。

2011/10/05

新宿のBERG

良く立ち寄るお店、新宿の「ベルク(BERG)」です。

自宅が中央線沿線にある以上、新宿がメインのターミナル駅となります。
仕事の帰りに新宿を通る頻度が多い自分にとって、この「BERG」の存在は貴重です。

フードメニューを注文することは少ないのですが、今回は仕事の関係もあってホットドッグを。




































先日のケーニッヒとは異なるこだわりのドッグです。
パンは極めて軽め、ソーセージにウェイトを置き、ビールと一緒を前提としている私にはちょうど良い感じ。
価格も約300円、ビールと合わせても600円程度、あっという間に平らげました。

何度も通っている店なのですが、このホットドッグ以外のフードメニューを注文したことがありませんでした。
私の中で、このBERGという店が「ビールを飲むための店」として出来上がっているからでしょう。
これからも、通ってしまうんだろうな。

後日、またいつもの通り来てしまいました。
























2011/10/04

マウンテンバイク

昔(中学生の頃)は自転車が趣味でした。
子供でも所有できる「マシン」だったのでしょう。
自転車があれば、思いのままに遠くに行けると単純に思っていました。

当時乗っていた自転車は、ブリジストンの「ユーラシア・グラン・スポルティーフ」という自転車です。
ほとんどの自転車が26インチタイヤだったのに対して細い700mmタイヤのモデルです。
この「ユーラシア」というシリーズでロード、スポルティーフ、ランドナーがラインナップされ、さらに上位モデルには「アトランティス」というシリーズがあり、このシリーズでもロード、ランドナー、キャンピングといったラインナップがされていた記憶があります。

幼い頃の記憶として、この「キャンピング」の自転車は強烈だったように思います。
このマシンがあれば、小さなテントやツールを入れて、どこにでも行ける!と真剣に思ったのです。
しかしこの「アトランティス」グレードは非常に高かったのです。
そこで今は近場(50~100km)程度のツーリングに徹し、後々はキャンピングをと考えたのです。
そういった経緯で、さらに中学生の知識で、の結果がユーラシア・スポルティーフだったのです。

それでも当時6万台後半の高級自転車でした。
当時、友達達は「ロードマン」だったのですから。
クランクはスギノ、リムはアラヤ、シフターはダイアコンペが付いていたと記憶します。
フロントバッグを取り付けました。
アトランティスキャンピングの象徴であった、エンジと白のツートンのバッグです。

この経験が、後々のバイク(自動二輪)に発展したのは間違いありません。
今は、というと自転車はおろか、バイクで遠出することも無くなってしまったのですが。

ツーリングが趣味でなくとも自転車は必要です。
今のスペシャライズドのマウンテンバイクはそんな理由で買ったものです。
今はなくなってしまいましたが、吉祥寺の近鉄(現ヨドバシ)裏のビッグオークというアウトドアショップです。
2インチの太いブロックパターンのタイヤですから、スポルティーフとは全く異なる性格です。
バイク(自動二輪)でオフロードに乗っていたので、その延長の気分だったのでしょう。
その自転車にもチャイルドシートを付け、幼稚園の送迎にも活躍させました。
全くツーリングなどせずに8年ほど近所のみを乗り続けたのです。

装着されている部品はローエンドなのは判っていましたが、それにしてもガタが来ました。
ワイヤ類も一度も交換した事が無いのですから、サビサビです。

そんなわけで、シフトワイヤとブレーキワイヤを交換しようと思い立ちました。
東急ハンズ等で、ワイヤ類を購入


















これまで一度もメンテしなかった経緯を考えれば、当然ステンレスケーブルです。
準備は完了と思っていた矢先、近所を走行中にいきなりトラブルとなりました。
いきなりストップしたので?と思い見ると、リアディレーラーがひん曲がっているではないですか。
よくよく確認するとディレーラーでなく、ハンガーがよじれている模様。
このディレーラーハンガーという部品、フレームの一部品なのだという事を初めて知りました。
昔はフレームの一部で、溶接+塗装されていたと思うのですが。
とにかくこれはスペシャライズドから購入しなくてはなりません。
スペシャライズド取り扱い店の吉祥寺CWSで購入しました(¥2100)。


















みごとに曲がってます。
で、その吉祥寺CWSの人から、「ディレーラーも逝ってるかもしれませんよ」と言われ調べると。




プーリーが削れてました。
これも初めて知ったことなのですが、プーリーが樹脂だったなんて。
SHIMANOと言えど、安いパーツが付いているとは知ってましたが、なるほどと思いました。
つまりリアディレーラーも交換しなければならないという事なのです。

自転車のパーツを個別に購入して組み上げると?自転車を買い換えた方が安いんです。
こうやって手を加えている内に、他のパーツも取り替えたくなってしまう。
メインの部品を交換した頃には、同じ部品の付いている新品自転車以上の出費を超えるでしょう。
そうなんですが、いやいや、リアディレーラーを買ってしまいました。




「現品限り(少し安い)」となっていたディオーレのリアディレーラーです。
これでも元のパーツとはグレードが違いすぎます。
当然テェーンも替えましたが、チェーンを替えるには専用工具が必要になります。
そう、チェーンカッターも購入です。
フロントディレーラーはとりあえず問題なし。
Vブレーキのシューは交換しました(交換用シューと、Vブレーキの値段が大差無いのも問題)。

ここぞとばかりにフレームも完全に洗浄。
新品とはいきませんが、8年越しにスペシャライズドは少し生まれ変わったのです(駆動系で)。
こうなるとイロイロな箇所が気になってきますよね。
タイヤのブロックパターンはほとんどなくなっていますし、Vブレーキやステムの染色アルマイトも色がハゲハゲですし、この辺にも手を付けたくなってしまいます。
フロントサスなんかはRSTのかなり安い部品だったようで、インナーチューブは錆びてます。
せめてアルミにして欲しかったと思うのですが、フロントフォークまで手を付けたら・・・。
その辺まで来ると「買い換えた方が安い」というのも判っているのです。

でもどうなんでしょう、車でもそうですが手を入れ、自分の思うように(財布と相談しながら)仕上るというのも良いかも、と思うのです。
コストの面では、最新フレームの最新パーツの付いているバイクを購入した方が良いのは判ってるのですが、こうなると意地ですね、納得するところまでするつもりです。

























直しながら使うことが高くつく時代なのですよ。
完全に納得するところまで直したら、初めてこの自転車で遠出でもしてみようかと思ってます。

ところで今回のワイヤやディレーラーを交換、調整するというのは私のような素人には難しい作業です。
ネットで検索すると、多くの方が細かく記事を書いてくださっているので助かります。
ですが、作業していると?な場面が生じるものです。
私はエイムックの「MTBメンテナンス」という本をAmazonで購入しました。
この本、手順を親切に書いてくれているので助かります。


2011/10/03

久しぶりに投稿

この「Blogger」のブログにアクセスできなくなったのは7月の初旬。
3ヶ月が経とうとしています。

もう半ばあきらめて、FC2やアメーバにしようと思っていました。
久しぶりにログインしてみようと思い試してみました。
以前と異なる投稿頁スタイルになっていますが、エラーになりません。
直ったのでしょうか。

少しづつ試してみます。