2013/03/13

桜の季節

福岡で桜咲く 全国で一番早く
「福岡管区気象台は13日、福岡市でソメイヨシノが開花したと発表した。全国で最も早い。今月下旬には満開になる見通しだ。
気象台の職員がこの日午前、福岡市中央区にある標本木で確認した。同気象台の観測開始(1953年)以来、2009年と並んで最も早い。2月下旬から今月上旬にかけ平年を上回る気温が続いたため、一気に開花したとみられるという。
日本気象協会が6日発表した第3回の開花予想日は、東京都心は3月23日ごろ、名古屋市は同25日ごろ、大阪市は同26日ごろ。
昨年ソメイヨシノが全国で最も早く開花したのは高知市で、3月21日だった。」
(2013年3月13日朝日新聞)

今年もいよいよ桜の季節となってまいりました。
一方、ソメイヨシノではない我が家の桜は、現在ほぼ満開です。




































桜の開花をはじめ、春の訪れに人一倍ときめくのは、我々日本人が農耕民族であったからでしょうか。
「これから仕事が始まるぞ!」とか「たくさん収穫しなきゃ!」、本来の意味での仕事始めでもあったのでしょう。
そう考えると、やはり日本では秋(九月)入学よりも春(四月)入学の方がしっくりと来るというのも当然の事なのかもしれません。

東京大学にて秋入学が検討されている際、その理由として「グローバル化」という言葉が出ました。
しかし日本の文化や風習、価値観を捨てて他国の状況に同調する事がはたして「グローバル化」なのでしょうか。
国の数だけ、またその中でも地方や民族の数だけ文化や風習、価値観があるはず。
そして、その多様性こそに意味があると思うのです。
そうでなければ、他国と付き合う(グローバル化する)必要がないではありませんか。

海外の学校を秋に卒業し、その後、春に日本の学校に入学することになった留学生達は、きっと桜の花が日本での記憶として残ることでしょう。
それを「残念な日本と文化」などと考える人はいないはずです。

2013/03/09

smcPENTAX-DA15mmF4EDAL Limited

デジタルカメラ用のレンズを買いました。
APS-C専用のsmcPENTAX-DA15mmF4EDAL Limitedです。
しかも久々の新品、最近中古品ばかりでしたので。


















15mm、つまり35mm相当で23mm相当の超広角レンズということになります。
殆ど仕事用、竣工写真等を撮影するためのレンズと言って良いでしょう。
フィルム時代に同様の役割を担っていたsmcPENTAX-A24mmF2.8との比較です。


















前玉はF4ですから小さいですが、全体のサイズもコンパクトです。
FA31mmF1.8のようなフードが内蔵されていますが、こちらは引き出し式です。


















筐体は全て金属製。
最近のプラ筐体レンズは軽量で助かりますが、やはりMレンズの頃のようなズシッとした感触は気持ちが良いものです。

仕事用レンズと言いましたが、今まではsmcPENTAX -DA16-45mmF4EDALを使っていました。
この場合、ほぼ最短焦点距離の16mmしか使っておりません。
それはそれで何とかなりますし、だいたいF8以上に絞りますので画質的にも問題ありません。
ただ、唯一の不満な部分はディストーション(歪曲収差)です。
割と素直な樽型とは言え、建築写真的には目立つのです。
早速比較してみました。

超広角のディストーション比較を撮影できる広い面は我が家にはありません。
近接撮影になってしまいますから、樽型が余計に出やすい条件なのですが仕方ありません。
同一位置から、F8での絞り優先AE撮影、カメラはK200DのAFです。
まずDA16-45mm(最短焦点距離)から。

















中心部だけ盛り上がったような歪曲、周辺部では少し解消されるような感じです。
いわゆる陣笠型というやつですね。

続いてDA15mmです。

















焦点距離が短い分、画角(撮影範囲)が広くなっています。
多少樽型のディストーションがあるとは言え、かなり良くなります。
通常の遠距離での撮影では期待できそうです。

PENTAXの一眼レフもフルサイズ化が予想されていますので、このDAレンズの存在は微妙です。
けれども物欲は別として、仕事の上では小型軽量なAPS-Cは有難いのは確か。
もしDA17mmF2.8なんてレンズが出てくれれば、この15mmとの2本で仕事上は十分でしょう。
フルサイズで17mmF2.8ともなると巨大な前玉になりそうですが、APS-Cならコンパクトに出来そうです。
カメラ側もK-5Ⅱ(またはK-5ⅡS)まで使えると思えば十分。
実際K200Dの1020万画素でも不満無いですし、むしろ現在では貴重なCCD機です。
良い道具なのではないでしょうか。

2013/03/08

吉乃友酒造

先日荻窪の「カルディコーヒーファーム」で日本酒の試飲販売会のチラシをもらいました。
富山の蔵元「吉乃友酒造」さんの「純米原酒搾りたて」です。
ちょっと気になっていたので行ってみました。

















勝手に感じたのは「味(旨み)のある日常の純米酒」を作ろうとしている事かな。
四合瓶に入れていただいたお酒です。
























酒米は五百万石、65%の精米歩合、結構辛口ですが味があります。
濃い目の酒と言っても良いでしょう。
決して清々しい酒ではないのですが、酒だけがグイグイ押してくる感じではありません。
酸度が高めのようで、それが爽やかさになっているようです。
ですので「まったり」感が無いのです。
白身魚の刺身でも行けなくは無いと思います。
しかし、それは「八海山」や「久保田」の方が合うかもしれません。
こちらは、もっと用途が広そうです。
肴を選ばない食中酒、田舎料理のお供として行けるような。
煮物あり、焼き物ありの「普段のおかず」の中で良いかもしれません。
一升2100円という値段も「普段のお酒」を目指している所以でしょう。

お勧めは冷だと言われました。
SAWAの器を冷やして入れます。

















少し黄味掛かった色が確認できます。
燗でも行きましたが、このお酒の酸度が冷の方が効くような気がします。
もちろん燗でも美味しいのですが、特色が薄れるというか。
こってりした肴が食べたくなりますね。

2013/03/04

宮崎の3RiSE

先日「宮崎の新店」でご紹介した店が開店となりました。
WineBar 3RiSE(ミライズ)といいます。
























ものすごく古い鉄骨造の建物の二階部分、さらにその無骨さをそのままに。
































新規開店の日なのですが、チラシもなくメディアにも出していないのでゆっくりと。
私は奥のテーブル席にしました。

ガス管で作ったボトル棚でワインを選びます。
























今日はこれにしました。
























これはポテサラなのですがゴルゴンゾーラが入っていて、赤を飲んでいる時でも結構いけます。

2013/03/02

八海山 純米吟醸

先日「久保田」を取り上げました。
その久保田を飲むようになった頃、八海山にも傾倒しました。
当時は本醸造が殆どでしたが、今回は純米吟醸です。
























吟醸特有の香りが押してくるわけでもなく、ふんわりとした酒です。
つまり「酒を飲む!」というより「肴を頂く」に徹することができる控えめな酒。
この酒の自己顕示欲の無さにあらためて気づきました。


私はいつも肴なしで飲んでしまっているのですが、こういう酒はやはり食事と一緒に頂きたい。
でないとこういうお酒の本領が発揮できないと思います。
ですが、今日も肴なしで乾杯です。