2014/02/23

福光屋の黒帯悠々

春を感じる日が時よりあるとはいえ、まだ冬です。
ですので燗用の酒を買いました。
福光屋の黒帯「悠々」です。

福光屋というと、我が家で使う味醂は基本的に「福みりん」ですので、普段は料理酒としてお世話になっております。


























2Kちょいという金額もやはり重要です(嬉しいです)。
精米歩合だって68%ですから。


























でも冬は良いですよね。
こういう「いかにも日本酒」というお酒を燗で頂く。
春が来るのが待ち遠しい一方で冬も名残惜しいと感じてしまう今日この頃。

2014/02/22

天草砥石

先日、日本橋を歩いていた際に、木屋の前を通りました。
なにやらセール品がある模様だったので、ちょっと入ってみたのです。
行平鍋やまな板などセール品で欲しいものが沢山あるのですが、今日は以前から欲しかったものを買ってしまいました。


















天草砥石です。
天草砥石は熊本で産出する天然の砥石。
今回購入したのは虎砥とか木目石などと呼ばれる中砥用です。


















「上白」と呼ばれる高品質(ちょっと高価)なものもあるのですが、きっとこれで十分なはず。
上白と言えども石材の組織が均一なのだろうとは想像できますが、中砥用には変わりありません。
木屋のスタッフの方には人造砥石を勧められました。
もちろん人造砥石の方が更に組織が均一ですから、綺麗(上手く)に砥ぐ事ができましょう。
しかし逆に庶民が一般的に使っていた天然砥石をあえて使ってみたかったというのも、今回の天草砥石を買った大きな理由なのです。

実際、荒砥用の人造砥石は既に持っています。
今まではこの荒砥で砥いだ後、やはり人造のナイフ用の小さい砥石で多少仕上げるという砥ぎ方をしていました。

私の場合、例えば鯵を下ろす時など、最後の刺身として切るところまで出刃でやってしまいます。
本当は柳刃を使うべきなのでしょうが億劫で(というか柳刃を持ってないし)。
その際やはり刃を少しでも仕上げていないと、身が崩れてしまうのです。
仕上砥石までは使わないにせよ、きちんと中砥まではやっておく必要があると思ったのです。

具合は明らかに良くなりました。
3枚に下ろす段階でも違います。
以前の切れ味がノコギリだったのではないか?とすら感じます。
ちなみにツヴァイリングの洋包丁達も、これで砥ぐようになりました。

こうなってくると「柳刃を仕上砥で上手く砥げたらどのくらい気持ち良いのだろう」などと考えてしまいます。
刃物が切れるようになるって、単純に嬉しい。
今まで自分の能力の無さによって見えなかった、道具の本来の素質を発見できたように感じます。

2014/02/16

アライのOWヘルメtット

久々に、昔使っていたヘルメットを出してきました。
アライの「OW」というモデルです。
1995年にCRM250Rと一緒に撮影している写真がありますので、20年ほど経っているという。


















写真で見るとおり、かなり手入れしました。
外装は「万能jr君」で綺麗に。
宣伝ではないですが、この万能jr君、すごい性能です。
排ガスやゴム屑、油の混ざった汚れも驚くほど落ちます。
私の場合、自転車のフレーム掃除などにも重宝しています。

OWの場合、内装パーツが全て取り外せますので、それらは中性洗剤で洗濯します。
これでとりあえずは綺麗になるのですが、20年の歳月はどうしようもありません。
軟質塩ビ等の部材の分解は顕著です。
チンストラップカバーやネック部分のパーツのレザー風素材は表面がボロボロと落ちてくるので、ガムテープで全て取り除きました。
ヘルメットとしての機能は満たせそうです。

しかしゴーグルがありません。
最初のオークリー、そして2代目スコット、3代目スミス、全て加水分解しました。
とりあえず、ホームセンターで作業用ゴーグルを購入。
しばらくはこれで我慢します。

ところで何故こんな古いヘルメットを今更出してきたのか。
約2年前にこのブログでも取り上げたホンダの「CRF250L」買ってしまったのです。
納車が楽しみです。


2014/02/15

エギ(餌木)フライ

いつぞや、エビをイメージしたフライを作成した投稿をしました。
これは現在でも続いておりまして、いろいろ試作してみたりはしています。

イカ釣りに使用する仕掛けで、日本古来のルアーとも言われる「餌木(えぎ)」というものがあります。
表面の模様は魚をイメージするものが多いのですが、特徴的なのは滑らかにS字にカーブしたフォルムです。
私が思うに、これはやはり「エビ」なのではないでしょうか。

そんな訳で、餌木のような「海老反り」しているようなフライは出来ないか?と思ったのです。
結局辿り着いた形はこれです。


















マッカーチン・エギー(McCartin Eggie)
Hook : TMC7999 #2
Tail : Amherst pheasant ttail / orange
Rear Body : Silver Flat tinsel
Rear Throat : Spey  cock / orange 
Rear Wing : Speckled guinea fowl / red
Front Body : Orange seal's fur ribbed with silver oval tinsel
Front Throat : Guinea fowl / red
Front Wing : Mallard / red

このマッカーチン・エギー、前回のエビフライの時と同様、アメリカザリガニをイメージしました。
ニジマスに咥えさせたい!と考えています。

今回の「餌木」フライの特徴は長いフックの前後に2種類のフライを巻くという形状です。
肝となるのは、後ろのフライは水中でも形状を保つ傾向のあるクイルウィング、前方のフライは水中でペシャンコになるフェザーウィングとすること。
これにより「海老反り」状態の形状を作ります。
さらに後ろのスロートは海老の脚をイメージとするスペイコックやヘロン等の長いファイバーのスロート、前方のスロートは海老のヒレをイメージする割りと固めのスロートとします。

#4~#1/0位のサイズのフックやウォディントンシャンクを使用するフライになると、通常のウェットフライのマテリアルではなく、バックテールやスクィレル等のヘアーを使う事が多くなります。
これはクイルやフェザーの長さに限界がある為でもあるのです。
この餌木フライの場合は通常のウェットフライに使用するマテリアルで長さ30mm程度のシャンクにドレッシングが可能です。

マテリアルを替えれば、様々な餌木フライに。




















スージー・エギー(Susie Eggie)
Hook : TMC7999 #2
Tail : Gold pheasant tippets 
Rear Body : Gold Flat tinsel
Rear Throat : Silver pheasant 
Rear Wing : Silver pheasant quill
Front Body : Dog fur ribbed with gold oval tinsel
Front Throat : Peacock blue neck
Front Wing : Mallard

またまたスジエビです。
フロントスロートにピーコックを使用したのは、近所のスーパーでクルマエビを見たから。
美味そうだとは思いつつ、高いので思いとどまりました。
スジエビとクルマエビが混ざってます。


















モ・エギー(Mo Eggie)
Hook : TMC7999 #2
Tail : Bronze mallard
Rear Body : Silkfloss with gold oval tinsel
Rear Throat : Silver pheasant 
Rear Wing : Hen pheasant quill
Front Body : Dog fur ribbed with gold oval tinsel
Front Throat : Brown partridge
Front Wing :ronze mallard

これはモエビ。
河口付近で使えるかもしれないし、ヌマエビの生息地域でもよし。
脚はシルバーフェザントではない方が良いかも。

今回、フロントボディに「Dog Fur」などという物を使いました。
そう、我が家のマイオ君の毛です。


















今の季節、生え変わりの為アンダーコートの毛が抜け落ちます。
ブラッシングする度にごっそり採れるので、入物に入れて保存することにしました。
他の動物の毛と一緒に、このようになっています。


















この餌木フライ、使用するマテリアルは、いろいろ試すことができます。
本流ではもちろん、渓流の落ち込みでも投げてみたいと思ってます。

もうすぐ渓流解禁です。


2014/02/12

メディアは悪くない

久しぶりにニュースから。

佐村河内守だけが悪いのか?
「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」などと呼ばれていた「作曲家」佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が、実は「ゴーストライター」に作曲を依頼していたことがわかった。この事件が発覚して以来、CDが出荷停止になったり、公演が中止になるなど波紋が広がり、メディアでは一転して「偽ベートーベン」「詐欺師」などと厳しい批判が出ている。彼は確かに悪い。しかし、「ヒロシマ」や「ハンディキャップ」を売りにする音楽業界、音楽以前に「感動の美談」をありがたがる聴き手の側にも問題はないだろうか?(2014年2月12日 WEBRONZA:朝日新聞社)
http://webronza.asahi.com/culture/2014021000005.html

この作曲家(?)の方、私は存じ上げませんでした。
ほんと世の中(メディアが推すもの)に疎いもので。
















ところで上記の記事(朝日の言説)、『彼は確かに悪い。しかし「ヒロシマや・・・音楽業界」「音楽以前に・・・聴き手の側にも」問題はないだろうか?ですって。
要約しますと、悪いのはこの作曲家(?)と音楽業界、そして聴き手だと。
騙されて「ブラボー!」なんて言っている馬鹿な奴が悪いのだという事のようです。

ところで、よく判らないのですが「感動の美談」はどこから発生したのでしょう?
この論理だと、CDのライナーノーツに書かれていたか、聴き手が勝手に想像したという事なのだという事なのでしょう。

上記の朝日新聞の「言い訳」ですと、音楽業界が「感動の美談」を売り、それを聞き手が勝手に有り難がったという事らしい。
私はこの「佐村河内守」という人が取り上げられているという事も知らなかったのですが、きっと多くの方は誰か(メディア)が取り上げ、持ち上げていたから知る事になったのではないでしょうか。
たまたま曲を聴いて自分で調べ、そして曲を好きになったという方もいるとは思います。
しかし某放送局も密着取材の上ドキュメンタリーを放送していたそうですから、メディアの関与が無かったとは言えなさそうです。

しかし、この「感動の美談」に、朝日は関与していないらしいです(という事を言いたいのでしょう)。
電車の中吊にありました。
「AERAは騙されなかった!」と誇らしげに宣言していますし。
結構な事ではないですか。
これからも正しい(偽りの無い)報道をお願いしたいと思います。

2014/02/03

ひらけゴマ

昨年の暮れに大滝詠一さんが亡くなりましたね。
私も結構聞きました。
当時はレコードの時代でしたし、レンタルレコードをカセットテープにダビングしてウォークマンで聞いていたものです。
当時買ったレコードやテープも既に手元にはありませんし、新たにCDとして買いなおした物だけが現在残っています。
で、買い直した大滝アルバム、この「Niagara CM Spesial」だけだったんです。


















「イーチ・タイム」も「ロング・バケーション」も買っていないのに、なぜこのアルバムなのかと。

この「Niagara CM Spesial」はアルバムとして聞くものではありませんよね。
言ってみればCMソングの寄せ集めなのですから。

私がこのアルバムを買う理由だったのが日清の「出前一丁」です。
本当に個人的に記憶に残っているCMソング。
おぼろげながらCM画像を覚えていたのですが、今はYouTubeで見れるのですね。

1980年との事ですが、懐かしいなぁ。



画面の子が本当に可愛くて、それに加えて大滝サウンドでしょう。
耳と目に焼き付いています。

それにしても大滝さんが亡くなったというのは「時代が過ぎてしまったのだなぁ」という感じです。
上記の2枚とナイアガラ・トライアングルの2枚くらいは持っておかなきゃ、と今更ながら思った次第です。

2014/02/02

井の頭池のかいぼり-その2

またまた井の頭公園に行ってしまいました。
本日は次男を連れて、さらに散歩を兼ねてマイオ君も一緒です。


















それにしてもゴミが多いですね。


























ショッピングカートなんて誰が、どんな状況で投げ込んだのでしょう。
このカートが小動物達の隠れ家になり役立っているだろうと思える事も否定はしません。
けれども投げ込んだ人がそれを狙っていた訳ではないという事も否定しません。


























先週は遅い時間になってしまい見れなかったのですが、今日はテントでの展示が行われているようです。


















捕獲した生物の一部を見ることができました。


















これ見ると「おいしそう」という感覚が先に立ってしまいます。
うなぎ、真面目に食べたいです。
それにナマズもいいなぁ。
子供の頃に食べたナマズのフライが忘れられません。

これらは食物連鎖の上位に居る生物達ですが、生息数は少ないでしょう。
昔から、ある一定数は生息しているはずです。
逆に、まだ住んでいてくれている事が嬉しい。
私も善福寺池や善福寺川ではスッポンは確認していますし、善福寺川でナマズも確認しています。
しかしウナギは未確認ですね。
生息すること自体、それほど難しい事ではないと思うのですが、確認するのは難しそうです。

こうしてかいぼりできる井の頭池は羨ましい。
善福寺池もして頂きたいものです。

2014/02/01

善福寺公園の鳥達

マイオール君と善福寺公園に散歩に行きました。
今日は道すがら野鳥でも撮影してやろうなどと考え、古い望遠ズームを持参。
SMC PENTAX-A 70-210mmF4という30年ほど昔のレンズです。
当然オートフォーカスではないのですが、現在のPENTAXのデジイチでも全ての露出機能が使えます。
自分の左手のフォーカシング性能でなんとかなるでしょう。

下池に着くとまず池を覗くマイオ君。
コイ達が寄ってきて大きな口をカプカプとさせます。


















ハシビロガモ。


















カルガモのメス(だと思う)。


















カイツブリのつがい。


















上池に向かって行きました。
キジバトはそこここで何かをついばんでいます。


















上池のボート乗場付近で獲物を探すコサギ。


















撮っていてふと感じたのですが、70-210mmというレンズ、結構使えるなと。
LXを使っていた頃と感覚が違います。
それもそのはず。
今日のお供のK200DはAPS-CですからフィルムでフルサイズのLXに比べて焦点距離は1.5倍相当。
210mmとiえども、300mm以上のレンズを使っていることになりますから、違うのも当然です。
望遠域ですとこの効果を感じる事ができます。
いや逆に言うと、この古いレンズでも結構楽しめるではないですか。

こうして小一時間の散歩でも、様々な鳥達に出会えますね。
池沿いにさらに歩いていくと、佇んでいる猫達。
いつもある時間に誰かから餌を貰えているのでしょう。
それをじっと待っているようです。


















今日は春の兆しを感じる暖かい日でした。