2014/10/26

スダジイのドングリ

野川公園で拾ってきたスダジイの実です。


















ブナ科の常緑高木のスダジイのドングリは実の全体が殻斗に覆われている形状で、お尻の部分だけに殻斗が被さる形状の他のドングリとは少しイメージが異なります。

殻斗から出た状態、水滴のような形です。
乾燥すると外皮が裂けます。


















拾ってきたドングリを天日で干しますと、次第にパチッという音と共にどんどん外皮が裂けてきます。


















このスダジイ、ドングリの中でも渋みが無く、生でも食べられます。
ですが今回はフライパンで炒ってみました。


















ピーナッツのように薄皮もあるのですが、簡単に剥がれます。


















微かな甘味もありウイスキーには合う気がします。
しかし炒りすぎて水分を飛ばし過ぎると硬さが出てしまいイマイチのようです。
いくら渋みが少ないとは言え、食べ過ぎると口の中がタンニンっぽくなるのは仕方ないでしょう。
山菜も然り、癖の無い野菜や果物ばかりでは面白くもありません。
たまには縄文人の食生活に戻ったつもりになってみるのも良いのではないでしょうか。

因みに現在スダジイの苗を植木鉢で育てています。


























実をつけるのは何年先のことか。
老後の食料にでもなれば良しとしましょう。

2014/10/25

カブ

カブの芽が出てきました。


















畑はないのですが、何か育てたいと思ってしまいます。
これはプランターで栽培するつもりです。
雑草を生えっぱなしにしておいたプランターが幾つかあります。
プランターだと、やはり地中の深さを確保できません。
カブならば多少浅くてもなんとかなるのでは?と思ったわけです。

刈り込んで黒土を少しばかし足し、無肥料無農薬で育てます。
冬ですから、それほど虫に怯える必要もないでしょう。


















もう少し大きくなったら、プランターへ植え替えです。

2014/10/05

野菜の種

以前杉並区の区民農園で農作物を作っていました。
抽選制で倍率も高く、前回は落選してしまいました。
従って現在は作っていませんが、今でも野菜作りには興味があります。


















最近読んで、非常に考えさせられてしまった本なのですが「タネが危ない/野口 勲」というもの。

実際に野菜を作っているときには意識していなかったのですが、蒔く種、植える苗はその殆どが「F1(一代雑種)」です。
本書からその製作(?)方法なども理解する事ができました。
特に疑問を抱かずにいられなかったのは雄性不稔、つまりオシベ(花粉)を持たない株を利用したF1作り。
つまりミトコンドリア異常の親株を敢えて選別して子孫を増やすという方法です。
ということは我々が普段食べている野菜の殆どがミトコンドリア遺伝子に異常を持つ野菜というわけです。

食物の摂取によってその野菜のミトコンドリアが直接体内に入ることは無いと考えられます。
それどころかDNAやRNAのような高分子でさえ小腸において一度アミノ酸に分解されるとされています。
しかし著者も警告しているように、BSE(牛海綿状脳症)が発生した事でそれも怪しい状況です。
BSEは細菌でなく、ウイルスでもない「プリオン」という異常たんぱく質の摂取により感染すると考えられています。
体内のあるたんぱく質が、この異常たんぱく質に置き換わっていく(自己繁殖)事によって発症します。
つまりたんぱく質等の高分子でも吸収してしまう可能性も否定できないということです。
そしてBSEのプリオンの場合、牛が本来持っているはずの免疫機能をすり抜けてしまうという。
著者はさらにこの雄性不稔によるF1作りが「不妊症状」や「無精子症」にも影響しているという仮説を立てています。

私も以前はアトピー持ちでしたが、現在では殆ど発症しません。
黄連解毒湯十味敗毒湯という漢方薬に会うまでは酷いものでした。
これらがどのように私の体内で作用したのかは全く判りません。
もともと原因さえも特定できないのですから、何が変化をもたらしたのか判るはずもないのですが。
けれどもBSEの例を考え合わせれば、ある原因を仮定もできます。
ある特定のプリオンなりの因子が既に人間の体内に入ってしまっており、BSEの場合と異なり、この場合は免疫機能が働く因子であったら・・・。
それを排出しようと人間の免疫機能が常に、それも過剰に働いてしまうかもしれないではありませんか。

それから雄性不稔によるF1作りから、ふと思うことがありました。
今や日本人の国民病とも言われる「花粉症」。
私は幸いその症状はありません(ただし上記のアトピーがその反応だった可能性も否定できない)。
雄性不稔によるF1の長期間の摂取によって、既に我々の体内にやはりなんらかの因子(たんぱく質等)が巣食っているかもしれない。
それは少なくとも「オシベ(花粉)」を作らせないようにする機能を持つ因子です。
そこに杉花粉という、つまり花粉を作る能力をもつ因子を持つ物体がやって来ます。
もしかすると花粉症は、人間の体に既に進入している「花粉を作らせない因子」と杉花粉にある本来の「花粉を作らせる因子」のせめぎ合いなのではないかと。

いろいろ考えさせられる本でした。

2014/10/04

梅干

梅干が好きです。
昔は実家でも漬けていました。


















おそらくその梅干は塩分高め(おそらく15~18%)の昔ながらのものだったはず。
ところが昔ながらの梅干を手に入れるのが困難なのです。

この梅干は、先日自転車で荻窪をうろついていた際、とある農産物直売所があることに気付き、そこで購入しました。
四面道近くの廃業したミシン屋さんの空き店舗を利用し、栃木県産の農産物を直売しているお店です。
予想したとおりの味で満足しています。

梅干を手に入れようとすると、今ではスーパー等での購入になってしまっています。
すると殆どが「塩分控えめ」なものばかり。
確かに「塩分=高血圧」というイメージが定着してしまいましたから、生産する側の対策も理解できます。
しかし私の場合高血圧でもありませんから、全く塩分に関しては気にしていません。
だって秋刀魚を焼くときなどは山ほど塩ふってますから、たかが梅干の塩分控えめを選ぶ必要性が無いのです。

先日スーパーで購入したもの、売り場で最も塩分高めを選んだのですが10%でした。


















梅干って結構高いですよね。
安いものを選ぶと原料の梅の産地は限定されます(和歌山のメーカーなのに)。
一方で別の原材料は色々入っています。


















つまり自分好みの梅干は自分で漬けなさいという事なのですかね。