2015/12/26

ベクターワークス2015

きっと今年の最後の大きな買い物になるでしょう。
ベクターワークス2015を購入しました。


















私の仕事のツールとして不可欠なCADソフトなのですが、いまだにWindowsXPを使っている私ですから、10年位前のベクターワークス12.5で全く問題ないのです。
しかしPCはそのうちガタが来ます。
対策を講じておかないといけません。

ベクターワークスの販売元のA&Aによると、次期バージョンの2016からはXP対応でなくなるとされています。
さらに64ビット対応のみになるとアナウンスされていますから、32ビット対応およびXP対応のベクターワークスはこの2015が最後となる模様。
時期バージョンの2016は一月中に販売予定ですから2015の販売期間もあとわずか。

XPで問題無いとは思っている私ですが、いつまでもハードをキープできるわけでもありません。
そのうち最低でもWin7またはWin8のハードに変更しなくてはならない状況も生じるはず。
その過渡期の条件を満たすためには、この2015を手に入れておかないとまずい、と思ったのです。

それでも暫くは12.5を使うのだろうと思います。
ソフトは軽い方が良い。
もちろん機能に制限は多々ありますが、私個人の場合、それが仕事の成果に寄与する事がほとんど無いと言っても良いでしょう。

手描きの時代ならば一台の高性能なドラフターがあれば全て事足りました。
バージョンアップする必要も無く、その道具を使いこなすスキルを磨けば良いだけ。

この高い買い物が来年からの仕事の良い道具になってくれることを祈るのみです。




2015/12/25

茅場町のNico Chelsea(ニコチェルシー)と酒じゃらしの唄

年末ギリギリの25日に開店しました。
お手伝いさせていただいた店、Nico Chelsea(ニコチェルシー)と酒じゃらしの唄、2件同時オープンです。
場所は茅場町と八丁堀の中間あたりの裏路地です。


























こちらはNico Chelseaの一階カウンター。




















三年前ほど開店した日本橋室町のNicoへのオマージュでもありますが、銀座のIJのテイストも。


























樽のテーブル席は細い路地に面しています。
路地行灯が置かれていますが、この路地の対面が酒じゃらし。














































一旦外に出て、路地を入口に。




















目の前にある燗どうこ。




















日本酒のメニュー。




















私としてはこちらの方が性に会っているかもしれません。




















我ながら落ち着けます。

2015/12/19

年越しのお酒

ブログ更新がままならないまま、年末となってしまいました。
年越し用に買ってきたお酒です。


























アイラ好きな私としては、ウイスキーは以前も紹介したこともあるアードベックです。

日本酒は二本調達しました。
一つは燗を想定したものとして山梨県大月市は笹一酒造の「旦(だん)」純米26BYです。


























燗用にと買ったものなのですが、予想に反して綺麗な方向でした。



























もちろん燗でも行けるのですが、常温の方が良いかも。

冷用の一本はこちら。
好きな高知の美丈夫なのですが、純米大吟醸!


高知といえば松山三井の酒米となりそうですが、こちらは「しずく媛」という松山三井を改良した新しい酒米を使っています。


























吟醸香で主張するお酒ではありませんが、松山三井でつくられる美丈夫とは確かに異なるふんわり感。

ウイスキーのアードベックとは対照的に、日本酒の方は二本ともふんわりしたお酒のよう。
今年の仕事が全て終わったら、ちびちびとやるつもりです。

2015/11/28

クッション

9月から我が家の家族になった柴犬のもみじ、そして10月に再び我が家に帰ってきたマイオール
正直ブログを書いてる暇が無い理由は、年末に向けての仕事が最終段階で忙しいという事もありますが、この二人が家族になったという事が最大の理由でしょう。

これから寒くなりますので、彼らの寒さ対策を考えました。
しかし以前も書きました様に、もみじはともかくとしてマイオ君の破壊力は凄まじい。
せっかく買ってあげた温かそうなクッションを何度破壊したことか。
そこで破壊されてもこちらが凹まない、さらに強度と経済性を備えたクッションを考案しました。


















この白に爽やかなブルーのステッチの入ったクッションのカバー、土嚢袋です。
中の詰め物は国産の松材の木毛です。
縫い目が出ないように土嚢袋を裏返しにして木毛を詰め込み、口部分を白のPPテープで塞ぐだけ。


















土嚢袋はかなり引き裂き強度を備えているとは言え、彼らの歯、そしてあえて破壊しようとする意思には、その性能を維持できる期間は僅か。
しかし壊されればまた新しい袋に替えれば良し。
詰め物の木毛が湿ってしまった場合は新しい木毛に替えれば良し。

結構居心地は良いようです。


























因みにこの犬舎も破壊される事を想定し、プラダンで製作しました。
工事現場の養生材として使われる安価なプラダンですが、中空構造であるため保温性もありながら加工も容易。
組み立てはスナップを用いました。
「壊されても構わない」というコンセプトで作ったこのダンボールハウスならぬプラダンハウス。
ところがマイオ君は結構気に入っているようで、全く破壊しません。
本当は木材で作ってあげたかったところなのに、破壊される事を考えて「仮」の犬舎として作ったものなのです。

そのうち桧の犬舎を作ってあげるからね。

2015/11/25

カレッタ汐留のフリホーレス

お手伝いしたお店です。


















フリホーレスは5件目となりますが、先日溜池山王の赤坂店をこちらに移転という形になりますので、現存するお店としては4件目。


















今回はカレッタ汐留(電通ビル)内です。
けれどもフリホーレスのアイコンはそのまま受け継いでいます。

地型の問題もあるとは言え、斜めに構えた大テーブルは赤坂へのオマージュ。


















モルタルに凹ませた豆マークは麻布十番へのオマージュでしょうかね。


















私はいつものように、ビールとチキンブリトーを。




















私にとっても定番の味になっています。

2015/11/24

ピンクフロイドのアルバム

ピンクフロイドのニューアルバム「The Endless River(邦題:永遠)」が昨年発売されました。
実は私は今年になってからこのニュースを知り、当然購入。


















既にリチャード・ライトは他界していますから、残っていた音源を使ったアルバムなのだとは思います。
ウォーターズが主導した「The Wall」は今でも凄いアルバムだと思っています。
しかしウォーターズが去り、ギルモアとライト、メイスンの3人となったピンクフロイドの集大成は「The Division Bell(邦題「対」)」ではないでしょうか。
三人のセッションを元にするものではない本アルバムは、確かに物足りない部分はあるでしょう。


















しかし上記の前作がリリースされた1994年から20年です。
懐かしいピンクフロイドのサウンドとして聞かせていただきました。

そしてもうひとつ、ギルモアがソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」を出しましたね。


















前作「On an island」が2006年ですからこれも9年ぶり。
久しぶりに「こんなギルモア」や「あんなギルモア」が聞けるアルバムです。
いや、あえてピンクフロイド色を出さないギルモアとでも言いましょうか。

個人的な意見ですがギルモアの一番の素を感じられるのは、ソロではなく「ピンクフロイド」としての演奏だと思ってしまうのです。
逆に言えば、ピンクフロイドでのギルモアこそギルモアなのでは。
極端な事を言えば、ロジャー・ウォーターズがリーダーであった頃のピンクフロイドでさえ印象に残っているのはギルモアが奏でるピンクフロイドだったのかも。
両方のアルバムを聞き比べていると、この残った音源で作成されたピンクフロイドのアルバムの方に力を感じてしまうのです。

この「The Endless River(邦題:永遠)」はピンクフロイドの最後のアルバムという事になるでしょう。
ウォーターズやバレットが中心を担っていてもピンクフロイドはピンクフロイドでありました。
彼らが脱退してギルモアが率いるようになっても、それはピンクフロイドに違いない。
各々の力が大きなものを残したのではないでしょうか。

2015/11/21

翠玉 特別純米酒エメラルド

燗のために買ってきたお酒です。
秋田の両関(りょうぜき)酒造のつくる翠玉の特別純米です。


























酸度が少し高めのようなので、さっぱりした燗に適しているのではないかとの憶測から選びました。
心が秋田に向いていたというのもありましょう。
最近どこかの店で飲んだ記憶もあります。


























もちろん常温でも頂きましたが、燗はもっと良かった。
もちろん季節という条件もありますけれどね。


















非常に呑みやすいので、本来ならば自分の「毎日のお酒」にしても良いくらい。
しかし逆に言えば、主張してくる個性が無いのも事実。
そう、こういったバランスの良いお酒は、記憶の片隅にはあるのですが、再び買おうと思った際に思い出せない事が。

本来ならば、このささやかな出会いを忘れない為にこのブログで書き留めているはずなのですが、自分のブログを読み返す事もないので、せっかくの出会いの記憶も消えていってしまうのです。
しかし、それも一期一会だと考えるのです。
とりあえず記録だけはしておくものの、その記録に行動が制限されない方が楽しいではありませんか。

2015/10/18

我が家にマイオールが帰ってきた

二年ほど前に我が家にやって来て、約一年間の時間を家族として過ごし盲導犬の訓練を受けるために行ってしまったラブラドールレトリーバーのマイオール君
必ず訓練を全うし、立派な盲導犬になると信じていましたので、もしも再び会えるならば、それは引退して我が家に戻って来る時なのだと信じていました。

ところが先日、突然にアイメイト協会から連絡がありました。
諸事情でマイオールが盲導犬に不適となってしまったとのこと。
健康診断の結果だそうです。

マイオールと再び暮らすのは随分先のことと思っていたこともあり、柴犬のもみじを我が家に迎えたのもつい先月の事。
あまりにも予想外で急な展開でしたが、二つ返事で引き受けることを伝えました。
やはりマイオールはうちの子ですから。

昨日、一年四ヶ月ぶりに久しぶりに会うマイオールは一歳の頃より少し大きくなっていました。
毛色もすこし濃くなっています
しかし尻尾をブルンブルン回して近づいて来るマイオ君は昔のままです。
「ハウス」と言って車の荷室を示すと、ときちんと乗り込み家に帰るまでじっとしています。
そう、既にマイオ君はいつでも盲導犬になれるように勉強してきたのです。
以前のやんちゃ坊主ではありません。
家の近く、昔歩いた辺りまで来ると「クーン」と声を出しました。
ウィンドウを開けていたのですが、地元の匂いを思い出したのでしょうか。

そして我が家へ。


















こちらもそうなのですが、マイオ君も昔のモードに入ってしまったようです。
ひとつ違うのは、以前は居なかった別の家族が居ること。


























もみじは気が強いうえ、仔犬ですのでマイオ君と遊びたくてしょうがないらしい。
あまりにしつこくまとわり付くので、マイオをサークルに退避させました。

これから二人とも仲良くね。


















一気に二人も家族が増えてしまいました。

2015/10/02

高知の亀泉 純米

「繋ぎ」で買っておいた菊水の純吟がなくなりそうだったので、何かを探しに近所の三ツ矢酒店に行きました。

何の予備知識もなく、手にしたのがこれです。


























亀泉の純米酒です。
酒米等々は判りません。
高知の酒が好き、という理由だけで手にしただけです。

常温を(冷やしてないのですから)利き猪口で。
水のような色です。


















そしてその味も水の如し、と言うのでしょうか。
フルーティーさはないですし、旨みを主張するものでもない。
辛口ではありますが、酸度があまり感じられないからでしょうか、爽やかさで押すでもないのです。
つまり水みたい、なのかなぁ。

冷が出来なかったので、加水になってしまうのですが氷を入れてみます。
あまり印象は変わらないようです。

最後に燗にします。
ここで印象ががらっと変わりました。
もちろん押してくるインパクトは無いのですけれど、控えめな旨みが清々しい中にほんのりと。
しかしながらゆっくりと沁みてきますね。
美味いお酒です。
あくまでも脇役なのですけれども。
これはいろんな肴と一緒に飲むべきお酒です。

2015/10/01

神田の「にほんしゅほたる」

今日はお手伝いしたお店のレセプションです。


















神田駅から西口商店街を抜け、外堀通りを渡るとそのお店「にほんしゅほたる」があります。


















新築のRC(鉄筋コンクリート)造の建物、もちろんスケルトンでした。
思い切ってRCを前面に出しています。

一方、カウンターやテーブルには桧を。
しかし無垢の一枚板などではなく構造材を使って素に。


















本日は通常メニューではありませんが、店のコンセプトは確かめることができます。
これは突き出しかな?


















鮪のブツは良いですね。


















色々頂いたのですが、写真を撮るのが面倒になってしまいました。
これがメニューです。


















そしてお酒のメニュー


















まずは花巴から入り、いろいろ飲んだと思います。


























また、寄らせて頂こうと思いました。

2015/09/19

我が家にもみじがやって来た

つい先日から家族が増えることになりました。
柴犬の仔犬、名前は長男が「もみじ」とつけました。


























以前パピーウォーカーとしてラブラドールのマイオ君がやって来たのが二年半ほど前。
約一年間を一緒に過ごし、盲導犬候補生として旅立って行きました。
しかし犬と一緒に暮らす事を経験してしまうと、なかなかそれを忘れる事ができません。
確かに大変な事は多々ありますとも。
けれども「もう一度」と考えてしまうものです。


















もみじはまだ三ヵ月に満たないですから小さいし、やんちゃとはいえ大型犬とは比較にならないほど楽です。
本人(犬)も我が家にもすんなりと溶け込んだ様子です。


















ホームステイだったマイオ君とは違い、もみじは家族です。
そしてどこかに嫁に行くわけでもないのですから、一生家族の一員なのです。
我が家で良い人(犬)生を送って欲しいと思うのです。



2015/09/06

ダナーのリバーグリッパー

川で釣りをするときに穿いている靴、つまりウェーディングシューズという靴です。
ウェーディングシューズというのはソールがフェルトになっており(最近はラバー製もあります)水中の苔の生えた石の上でもグリップするように出来ています。
またアッパーはメッシュ素材にするなど、水が容易に排出するような構造。



















私はダナー(Danner)のリバーグリッパー(River Gripper)というモデルを愛用しています。
かれこれ20年以上の付き合いですね。

もちろん有名なダナーライト(Danner Light)は知っていましたが、ダナーがウェーディングシューズを作っているなんて事は知りませんでした。
その当時も輸入していたのかもしれませんが、結構高額なウェーディングシューズということで目に入らなかったのかも。

実際、その当時に私が穿いていたウェーディングシューズ(?)はコンバースのオールスター、ハイカット。
このゴム底に上州屋で買ってきたフェルトを合成ゴム系接着剤で貼り付けるのです。
当時読んだシェリダン・アンダーソン/田渕義雄著のフライフィッシング教書からの受け売りです。
しかしこれが結構具合が良く、気に入っていた事を覚えています。

しかしある時、米国のアウトドア用品通販会社「カベラス(Cabela's)」のカタログを眺めていたときに、このダナーリバーグリッパーを発見しました。
$表示での値段なので感覚が麻痺していたのかもしれませんが、注文することに。
今でこそネットでいくらでも探すことが出来るでしょうが、当時はWindows95の前ですからね。
恐らくFAXかなにかで注文したのでしょう。
今は「ジャパンサービスデスク」もあるのですね。
そんな訳で米国から届いた、少し贅沢なウェーディングシューズなのです。

タン部分には「Cabela's」のロゴが入ります。
思えばその頃、アウトドアブランドはさほど認知されていなくて、こういった商品はこのカベラスやエルエルビーン、エディーバウアー、アバークロンビー&フィッチ、REI(日本に直営店を出した事もある)等の「セレクトショップ」がカタログで販売していたものです。
私の愛用のエルエルビーンのフライロッドも「L.L.Bean」と入っていますが、もちろん自社製品ではありません。
SAGEもロッドを供給していたという話もありますが、私の「DobleL」の製造メーカーは不明です。
しかし上記のブランド達、今ではすっかりアパレルブランドになってしまいました。


















さて、この20年リバーグリッパーには殆ど手入れをしていません。
ダナー製のミンクオイルが2缶同梱されていましたが、いままで一度も塗ったこともなく。
使用後は川の中でソール同士を擦ってフェルトを多少綺麗にしますが、あとは帰宅してから乾燥させるだけ。
乾燥すると皮がカチカチになりますが、川に入るとまた柔らかくなるので問題無いのです。

サイズは9だったでしょうか、ネオプレンソックスやウェダーの上に穿くことを想定して少し大きめにしました。
しかし最近のようにタイツ+登山用ソックスの上に穿く場合は少し緩い。
そこで中にインソールを入れました。


























無印良品のインソールです。
これが無ければ、靴底内部は黒のプラスチック板状態。
緩いと内部で足が滑りますので、このインソールは結構効果があります。

このリバーグリッパー、本当に丈夫で全く壊れる気配を見せません。
しかしフェルトソールだけはどうしても磨耗します。


















今年のオフシーズンにはソールを貼り替えてあげた方が良さそうですね。