いろいろな事があった2011年を締めくくるにあたって、どんなお酒を飲もうかと考えました。
三ツ矢酒店にて考えた結果、日本酒は「庭のうぐいす だるまラベル 特別純米酒」にしました。
神亀のような、「これでもか」というような押しではなく、程好く濃い旨みが来るようなお酒をイメージしての選択です。
少し高めの温度での燗を推奨しているようです。
けれども私の勝手な好みで言うと、人肌くらいのぬる燗が良いようです。
そしてもう一つはウイスキーです。
多分、私が最も消費しているお酒は日本酒ではなくウイスキーでしょう。
一日の締めくくりの一杯は、ほぼ確実にウイスキーです。
スコッチ、バーボン、アイリッシュ、日本、それぞれに味わい深いウイスキーがあります。
その中で「この一本」を選択するとすれば、私は迷わず「アイラ(ISLAY)モルト」です。
ボウモア(BOWMORE)がおそらく一番流通しているのでしょうが、個人的な好みでは「アードベック(Ardbeg)」か「ラフロイグ(Laphroaig)」です。
2011年の締めくくりに選んだのはこれ。
ラフロイグの「クォーターカスク(Quarter Cask)」です。
通常の1/4サイズの樽で熟成するそうですが、これまでラフロイグは「10年」ばかりを飲んでいましたので、実は初めてでした。
しかもその違いも判りませんでした。
もちろんアイラらしいピート臭もラフロイグらしいヨード臭も持ち合わせています。
アルコール度数は48度、「10年」は43度ですからかなり強いです。
恐らく「10年」よりも熟成期間が短いのでしょう。
それをクォーターカスクによる早期熟成(味付)によって補っているのかも。
いずれにしても、飲み比べてみないと何とも言えません。
本当は何本かを常備しておいて飲み比べするのがいいのでしょう。
ですが私の場合、一本が空いたら一本買うという飲み方なので、これができないのです。
以前、日本酒を飲む器は「無印良品の白磁湯のみ」という事を書きました。
ウイスキーでは、というとこれです。
ご存知、デュラレックスの「ピカルディー」の一番小さいサイズ(90cc)のグラスです。
昔は、ウイスキーというとロックで飲んでいました。
その時は鉛の沢山入ったクリスタルガラスの底の厚いグラスが良いと思っていました。
中の氷との光の屈折が綺麗ですし。
ですがシングルモルトを飲むようになると、100%ストレートになってしまいます(私の場合)。
そうなると、ロックグラスではなくショットグラスという事になります。
このサイズと酔っ払って落としても割れない丈夫さ、そして野趣味なところがとても好きになってしまったのです。
このサイズでしたらジョッキに注いだビールの中にウイスキーグラスを沈める「ボイラーメイカー」もできます。
映画「リバー・ランズ・スルー・イット」でノーマンが浮かれてやっていたやつですね。
恋に浮かれる自分を、さらに自分で盛り上げる為に飲んだのでしょう。
私はやりませんが。
「酒に頼って?」という向きもあるでしょうけれど、一日を省みて踏ん切りをつけ、新たな方向へ向く時にお酒の力を借りても良い気がします。
少なくとも私は、それが自然だなぁと思えるのです。
2011/12/31
2011/12/28
年末のお仕事
今日は年明けのオープンを予定しているお店の消防検査、竣工検査です。
概ね無事に終了しましたが、私にはもう一つ仕事が。
トイレ等の建具(扉)に表示を付けなければなりません。
市販の表示や、カッティングシートの表示で事足りる事なのです。
ですが、「安く」「格好よく」「珍しい」表示を入れる必要がありましたので。
これまでも何度か施工した方法なのですが、ドット表示を自ら施工しました。
最初にやったのは5年ほど前、フレンチのお店の時でしたが、この時はアルミリベットを使用。
今回使用したのはステンレスの丸頭クギです。
表記するフォントの大きさで頭の大きさを選定します。
要はドットフォントに合わせて上記のクギを打ち込むだけです。
とは言え、建具を割ってしまったらおしまいですので、きっちり下孔をあけてから。
人工手間はかかりますが、材料費はクギ約180本、300円程度です。
とりあえず完成、扉を割らずに済みました。
概ね無事に終了しましたが、私にはもう一つ仕事が。
トイレ等の建具(扉)に表示を付けなければなりません。
市販の表示や、カッティングシートの表示で事足りる事なのです。
ですが、「安く」「格好よく」「珍しい」表示を入れる必要がありましたので。
これまでも何度か施工した方法なのですが、ドット表示を自ら施工しました。
最初にやったのは5年ほど前、フレンチのお店の時でしたが、この時はアルミリベットを使用。
今回使用したのはステンレスの丸頭クギです。
表記するフォントの大きさで頭の大きさを選定します。
要はドットフォントに合わせて上記のクギを打ち込むだけです。
とは言え、建具を割ってしまったらおしまいですので、きっちり下孔をあけてから。
人工手間はかかりますが、材料費はクギ約180本、300円程度です。
とりあえず完成、扉を割らずに済みました。
2011/12/26
味噌坐 玉響で忘年会
味噌坐 玉響(たまゆら)に、またお伺いしました。
本日は同業の仲間達との集まりです。
7時前に着きましたが、既にカウンター席は良い感じです。
オープンして半月ほどですが、湯島というか不忍の地に馴染んできた印象です。
今回は忘年会という事もあり、2階の座敷に。
1階のカウンターを見渡せます。
お通し
そして刺し盛、溜まり醤油で頂きます。
今回もジビエ(猪、鹿、合鴨)をお願いしましたが、私は以前食べていますので、一口だけ。
同席した仲間にお勧めしました。
4人中、お酒(燗)を飲んでいたのは私含め2名だけだったのですが、2号のお銚子で5~6本頼んでしまったでしょうか。
今日も最後の一本を竹鶴にしていただきました。
かなり飲みすぎましたが、良い気分です。
「純米酒は翌日頭が痛くならない」とよく言われますが、これも実感。
お酒と肴の良い店になってくれると確信しました。
本日は同業の仲間達との集まりです。
7時前に着きましたが、既にカウンター席は良い感じです。
オープンして半月ほどですが、湯島というか不忍の地に馴染んできた印象です。
今回は忘年会という事もあり、2階の座敷に。
1階のカウンターを見渡せます。
お通し
そして刺し盛、溜まり醤油で頂きます。
今回もジビエ(猪、鹿、合鴨)をお願いしましたが、私は以前食べていますので、一口だけ。
同席した仲間にお勧めしました。
4人中、お酒(燗)を飲んでいたのは私含め2名だけだったのですが、2号のお銚子で5~6本頼んでしまったでしょうか。
今日も最後の一本を竹鶴にしていただきました。
かなり飲みすぎましたが、良い気分です。
「純米酒は翌日頭が痛くならない」とよく言われますが、これも実感。
お酒と肴の良い店になってくれると確信しました。
2011/12/18
横須賀で一杯
19日のオープンを目前に、横須賀での仕事でした。
今日も、最終の手直しの指示や、自らの家具塗装など、バタバタやっておりました。
仕事が終わると、駅前で一息つくパターンが多いのですが、今日も。
横須賀中央駅近くの大衆酒場「のみくい長屋お太幸」へ。
お店の営業時間が~22:00(週末22:30)という早く終わってしまう店なのですが、これから2時間ほどかけて東京に戻らなければならない自分にとってはちょうど良い時間です。
今日も、最終の手直しの指示や、自らの家具塗装など、バタバタやっておりました。
仕事が終わると、駅前で一息つくパターンが多いのですが、今日も。
横須賀中央駅近くの大衆酒場「のみくい長屋お太幸」へ。
お店の営業時間が~22:00(週末22:30)という早く終わってしまう店なのですが、これから2時間ほどかけて東京に戻らなければならない自分にとってはちょうど良い時間です。
2011/12/17
ビストロアリゴで忘年会
2011/12/14
黒澤酒造のマルト
先日、三ツ矢酒店に買い物へ。
いつものように晩酌用の純米酒に加え、西京漬け用にミリンと酒粕を。
酒粕は、前回は「神亀」のものを使っていたのですが、今回は新潟の「〆張鶴」のものを。
みりんも「三州三河」から、今回は福光屋の「福みりん」に変えてみました。
とりあえず、サワラあたりを漬けようと思ってます。
お酒の方は、というと長野は黒澤酒造の「マルト純米生もと」です。
辛口で、フルボディな感じを期待しての購入です。
これでしばらくの間、幸せになれそうです。
いつものように晩酌用の純米酒に加え、西京漬け用にミリンと酒粕を。
酒粕は、前回は「神亀」のものを使っていたのですが、今回は新潟の「〆張鶴」のものを。
みりんも「三州三河」から、今回は福光屋の「福みりん」に変えてみました。
とりあえず、サワラあたりを漬けようと思ってます。
お酒の方は、というと長野は黒澤酒造の「マルト純米生もと」です。
辛口で、フルボディな感じを期待しての購入です。
これでしばらくの間、幸せになれそうです。
2011/12/09
紅葉
近所の善福寺公園に行きました。
まさに今が紅葉真っ盛り、ちょっと遅い気もしますが。
毎年、善福寺公園の紅葉の彩りが最高潮に達するのは12月に入ってからです。
ですから、例年通りとも言えるのですが。
本当は「例年通り」などと平和ボケしている場合ではないのかもしれません。
今年はいろいろありました。
9ヶ月前には大変な事が起こったはずなのです。
それでも忘れてしまう時が多くなりました。
最近の世田谷での件も「1mの高さで最高値」だとか「古い民家」という情報を聴いただけで、「あれの影響ではなさそう」と勝手に判断したりと。
「自分達の身は自分達で守らなければならない」という教訓だけは、今回身をもって体験できましたし、それは今後も忘れる事はないでしょう。
情報というのは「作為」を持って流れるものでありますから、それを受けるも流すも己にかかっているはず。
その情報を受けた上で自分の判断の中で行動する、その判断基準は人によって様々でしょうから、結果、その行動も様々であって然るべきなのです。
自分以外の誰かが、自分や家族の事を最大限に考えてくれるはずはありません。
自治体が、国が、その他コミュニティが、守ってくれるというのは希望ではあっても幻想に近い。
皆それぞれ、自ら決めた方向を信じて進むしかないではないですか。
まさに今が紅葉真っ盛り、ちょっと遅い気もしますが。
毎年、善福寺公園の紅葉の彩りが最高潮に達するのは12月に入ってからです。
ですから、例年通りとも言えるのですが。
本当は「例年通り」などと平和ボケしている場合ではないのかもしれません。
今年はいろいろありました。
9ヶ月前には大変な事が起こったはずなのです。
それでも忘れてしまう時が多くなりました。
最近の世田谷での件も「1mの高さで最高値」だとか「古い民家」という情報を聴いただけで、「あれの影響ではなさそう」と勝手に判断したりと。
「自分達の身は自分達で守らなければならない」という教訓だけは、今回身をもって体験できましたし、それは今後も忘れる事はないでしょう。
情報というのは「作為」を持って流れるものでありますから、それを受けるも流すも己にかかっているはず。
その情報を受けた上で自分の判断の中で行動する、その判断基準は人によって様々でしょうから、結果、その行動も様々であって然るべきなのです。
自分以外の誰かが、自分や家族の事を最大限に考えてくれるはずはありません。
自治体が、国が、その他コミュニティが、守ってくれるというのは希望ではあっても幻想に近い。
皆それぞれ、自ら決めた方向を信じて進むしかないではないですか。
2011/12/07
湯島の玉響(たまゆら)
上野(湯島に近い)に玉響(たまゆら)という店ができました。
お手伝いさせていただいた店です。
開店2日目、状況の把握のためにも行きたかったですし、燗のお酒も飲みたかった。
ビールを一杯だけ飲んでから、大阪の秋鹿を1合頂きました。
70%にしか山田錦を磨いていない秋鹿ですが、好きなお酒です。
肴は刺身を頂きました。
続いては白子の炭焼きを食べたくなったので、辛口のお酒を適当にお願い。
陸奥八仙だったかと思います、1合燗で。
そしてもう1合、お任せしたところ竹鶴を頂くことに。
ここ、「玉響」では基本的に純米酒しか用意していないのですが、竹鶴ですと色々ありますので、どの銘柄かちょっと判りません。かなり色が着いていて芳醇な感じ。
これが美味しくて、2合飲んでしまいました。
写真は無いのですが、この時の肴は猪肉の味噌付け炭焼きです。
ジビエを日本酒と共に食べれるというのがこの店の特徴でもあるのですが、ワインもラインナップしているので、そちらでも良いと思います。実際に鹿のバラ肉の味噌焼きと赤ワインは非常に良い感じでした。
鹿とか猪っていいですね。
何か原点に戻る感じ、畜産用に改良されていない素があるのでしょうか。
私自身は無頓着なのですが、合うお酒(日本酒に限らず)と共にいただければ、何かしらの世界があるように思います。
お手伝いさせていただいた店です。
開店2日目、状況の把握のためにも行きたかったですし、燗のお酒も飲みたかった。
ビールを一杯だけ飲んでから、大阪の秋鹿を1合頂きました。
70%にしか山田錦を磨いていない秋鹿ですが、好きなお酒です。
肴は刺身を頂きました。
続いては白子の炭焼きを食べたくなったので、辛口のお酒を適当にお願い。
陸奥八仙だったかと思います、1合燗で。
そしてもう1合、お任せしたところ竹鶴を頂くことに。
ここ、「玉響」では基本的に純米酒しか用意していないのですが、竹鶴ですと色々ありますので、どの銘柄かちょっと判りません。かなり色が着いていて芳醇な感じ。
これが美味しくて、2合飲んでしまいました。
写真は無いのですが、この時の肴は猪肉の味噌付け炭焼きです。
ジビエを日本酒と共に食べれるというのがこの店の特徴でもあるのですが、ワインもラインナップしているので、そちらでも良いと思います。実際に鹿のバラ肉の味噌焼きと赤ワインは非常に良い感じでした。
鹿とか猪っていいですね。
何か原点に戻る感じ、畜産用に改良されていない素があるのでしょうか。
私自身は無頓着なのですが、合うお酒(日本酒に限らず)と共にいただければ、何かしらの世界があるように思います。
2011/11/25
2011/11/22
ボンベイ・サファイアのジン
またジンです。
前にも書いたかもしれませんが、ジンを飲む場合はジンライムが多いのです。
その結果、夏の方が向いているなという感想になりますので、ジンは夏という図式ができてしまっているようです。
今回のジンは「BombaySapphire/ボンベイ・サファイア」です。
やはりこの青のボトルが非常によいです。
味(香り)に関しては、個人的にはストレートかロックに向くのではと思います。
つまり、ライム等の混ぜ物をしない方が好みだという事です。
しかし今のところ、ストレートは少々きついかも。
ロックの氷が多少融けて、加水された状態の方が好みです。
これがウィスキーとなると断然ストレートです!と言えるくらいストレート派なのですが。
ロックにして冷やさない事の良い点は、甘さを感じれる事だと思っています。
ジンやウィスキーに限らず蒸留酒の場合は「糖分」は殆ど含まれていないはず。
ですが甘みを感じるのは何が作用しているのでしょう。
先日、宮崎の「銭箱」で試飲させていただいた焼酎もこの点がすごかった。
いったい何がこの香りや味を生むのでしょうか。
蒸留してから樽やかめで熟成させる段階において生成される成分によるものだとは思います。
それとエチルアルコールが上手く作用するのかもしれません。
たんぱく質(アミノ酸含む)も入っていないはずです。
いずれにしても蒸留酒ですから、醸造酒であるワインや日本酒の「甘い」「辛い」というのとは別の話ですし、アミノ酸的な旨みとは異なります。
かと言って、醸造酒の旨みも単純にアミノ酸だけで成り立つものではないのでしょうけれど。
いろいろな物質が絡み合って「旨み」になっているというのが、きっとお酒の醍醐味なのでしょう。
確かにグルタミン酸ナトリウムが旨みの成分だというのも一つの事実なのでしょうが、人間に「旨み」として感じさせるものはそれだけではない。
漢方薬ではありませんが、複合作用によって「旨み」になっているものが沢山あるはず。
お酒というのは解明できない結果があるので面白いです。
計算して作れない部分が多々存在し、それを微生物の営みに任せなければいけないという点も。
と深く考えているふりをしながら、結局飲んでいるだけですけど。
前にも書いたかもしれませんが、ジンを飲む場合はジンライムが多いのです。
その結果、夏の方が向いているなという感想になりますので、ジンは夏という図式ができてしまっているようです。
今回のジンは「BombaySapphire/ボンベイ・サファイア」です。
やはりこの青のボトルが非常によいです。
味(香り)に関しては、個人的にはストレートかロックに向くのではと思います。
つまり、ライム等の混ぜ物をしない方が好みだという事です。
しかし今のところ、ストレートは少々きついかも。
ロックの氷が多少融けて、加水された状態の方が好みです。
これがウィスキーとなると断然ストレートです!と言えるくらいストレート派なのですが。
ロックにして冷やさない事の良い点は、甘さを感じれる事だと思っています。
ジンやウィスキーに限らず蒸留酒の場合は「糖分」は殆ど含まれていないはず。
ですが甘みを感じるのは何が作用しているのでしょう。
先日、宮崎の「銭箱」で試飲させていただいた焼酎もこの点がすごかった。
いったい何がこの香りや味を生むのでしょうか。
蒸留してから樽やかめで熟成させる段階において生成される成分によるものだとは思います。
それとエチルアルコールが上手く作用するのかもしれません。
たんぱく質(アミノ酸含む)も入っていないはずです。
いずれにしても蒸留酒ですから、醸造酒であるワインや日本酒の「甘い」「辛い」というのとは別の話ですし、アミノ酸的な旨みとは異なります。
かと言って、醸造酒の旨みも単純にアミノ酸だけで成り立つものではないのでしょうけれど。
いろいろな物質が絡み合って「旨み」になっているというのが、きっとお酒の醍醐味なのでしょう。
確かにグルタミン酸ナトリウムが旨みの成分だというのも一つの事実なのでしょうが、人間に「旨み」として感じさせるものはそれだけではない。
漢方薬ではありませんが、複合作用によって「旨み」になっているものが沢山あるはず。
お酒というのは解明できない結果があるので面白いです。
計算して作れない部分が多々存在し、それを微生物の営みに任せなければいけないという点も。
と深く考えているふりをしながら、結局飲んでいるだけですけど。
2011/11/20
ハリスツィード
注文していた上着が出来上がりました。
HarrisTweed(ハリスツィード)の上着です。
毎年秋になると、それほど購入するつもりも無いのですが百貨店を訪れます。
ハリスツィードの上着を探すためです。
自分の好みの生地でオーダーできる身分であれば既に作っていたでしょう。
そうではない私の場合は、既製品でたまたま気に入った生地があれば購入したいと考えてます。
加えて典型的なⅠ型(アイビーモデル)と呼ばれる型を望んでいます。
先日青山で打合せの機会があり、クライアントを待つ間、久しぶりに「ブルックスブラザーズ」に入ってみました。
ちょうど「ハリスツィード」キャンペーンみたいな催しをやっていたようです。
お店の方に伺うと、Ⅰ型のグレイのヘリンボーン(杉綾織)を今年は出しているようです。
実は私がここ何年も探していたのは、この典型的なグレイのヘリンボーンだったのです。
とうとう動く時が来たか、と思いました。
ですが即決は避け、後日伊勢丹を見てからにしようと思ったのです。
なぜかというと、伊勢丹のJPRESSショップでも、今期の商品を見てから決めたかったからです。
Ⅰ型の上着を考えるとこの両ブランドが頭に浮かぶのですが、できればJPRESSで買いたいという気持ちがあったのでしょう。
この上着、長年愛用しているものなのですが、JPRESS製です。
これも伊勢丹新宿店で購入したと思います。
生地はアイルランド製のDonegal(ドニガル)ツィードです。
当時はもっと厚い生地だったように思うのですが、長年で磨り減ってしまったのでしょうか。
全体的にスムースな表面になったように思います。
着ない年もあったとは言え1985年製ですので26年、長い付き合いです。
現在の日本には無い、「PRESSTIGE」ラインのものでした。
樫山(現オンワード)製なのですが、いやいやこれほど長く使えるとは思いませんでした。
当時はこれの他に、ブルックスブラザーズの「Makers」とよばれるラインの紺のブレザーを愛用していましたが、こちらのJPRESSの着心地の方が個人的には遥かに上回っていたのです。
ブルックスブラザーズの「Makers」は要所を手縫いで仕上げてある「米国製」だったのですが、ステッチ等を細かく見るとそれが「良い仕事」であるのかが少々疑問な部分もあり。
それに比べてこの「PRESSTIGE」はハンドメイドの香りはしませんが、なんともキチンと仕上げてある感じ。
この上着の後、何着ものツィード(ハリスツィード含む)を購入しましたが、全て駄目になりました。
その殆どは表地のツィード自体は無傷でも、裏地が駄目になったのです。
しかしこのJPRESS、キュプラ製裏地ですから弱いのかと思ってましたが、全く予想を裏切りました。
26年も経った今、この上着の真価を感じてしまったのです。
そのような経緯もあり、今年のJPRESS製品で気に入る生地があれば尚良いと思ったのです。
しかし過去毎年、その年の生地サンプルを見せて頂いていたのですが、「これ」と思えるものがありませんでした。
私の好みは凡庸で主張しない生地で粗野なもの(良いとこ無いみたいですけど)。
しかし今年はピピッと来るものがありました。
当初求めていた典型的なヘリンボーンではないのですが、グレイのバーズアイの生地です。
HarrisTweedらしい厚みもあり、色合いに野趣味も感じられます。
ただし展示してあったのはⅠ型ではないスタイルの上着です。
結局注文してしまいました。
どうしてもⅠ型にしたかったので、同生地でのパターンオーダーという形になりました。
完成まで約2週間とのことです。
裏地のパイピング色は選べるとのことでしたので、JPRESSの特徴である赤ではなく緑に。
ちなみに先の26年前のPRESSTIGEモデルはパイピングが茶でした。
当然1985年製とは型紙も違いますが、大きく異なるのは肩幅でしょうか。
肩幅が大きくなると、寸胴のⅠ型では全体にルーズになる感じです。
袖も全体的に太めです。
けれどもそれほど違和感はありません。
26年物のドニガルツィードは何度も雨に当たっていますし、かなり縮んでいるはず。
実際、何年か前に袖は15mmほど伸ばしました。
そのPRESSTIGIモデルとは細部の作りは違いますけれども、概ね良い感じです。
グレーとは言え、そこはハリスツィードですから微妙な色糸の混合となっています。
白と黒の糸によるパターンではありません。
内側のハリスツィードのラベルは何故か黒。
聞きましたら、今年はハリスツィード100周年、記念ラベルなのだそうです。
この上着もこれから26年以上の付き合いになるのでしょうか。
何年か後にその真価が表れるはずです。
さあ、これでMr.ビーンです。
HarrisTweed(ハリスツィード)の上着です。
毎年秋になると、それほど購入するつもりも無いのですが百貨店を訪れます。
ハリスツィードの上着を探すためです。
自分の好みの生地でオーダーできる身分であれば既に作っていたでしょう。
そうではない私の場合は、既製品でたまたま気に入った生地があれば購入したいと考えてます。
加えて典型的なⅠ型(アイビーモデル)と呼ばれる型を望んでいます。
先日青山で打合せの機会があり、クライアントを待つ間、久しぶりに「ブルックスブラザーズ」に入ってみました。
ちょうど「ハリスツィード」キャンペーンみたいな催しをやっていたようです。
お店の方に伺うと、Ⅰ型のグレイのヘリンボーン(杉綾織)を今年は出しているようです。
実は私がここ何年も探していたのは、この典型的なグレイのヘリンボーンだったのです。
とうとう動く時が来たか、と思いました。
ですが即決は避け、後日伊勢丹を見てからにしようと思ったのです。
なぜかというと、伊勢丹のJPRESSショップでも、今期の商品を見てから決めたかったからです。
Ⅰ型の上着を考えるとこの両ブランドが頭に浮かぶのですが、できればJPRESSで買いたいという気持ちがあったのでしょう。
この上着、長年愛用しているものなのですが、JPRESS製です。
これも伊勢丹新宿店で購入したと思います。
生地はアイルランド製のDonegal(ドニガル)ツィードです。
当時はもっと厚い生地だったように思うのですが、長年で磨り減ってしまったのでしょうか。
全体的にスムースな表面になったように思います。
着ない年もあったとは言え1985年製ですので26年、長い付き合いです。
現在の日本には無い、「PRESSTIGE」ラインのものでした。
樫山(現オンワード)製なのですが、いやいやこれほど長く使えるとは思いませんでした。
当時はこれの他に、ブルックスブラザーズの「Makers」とよばれるラインの紺のブレザーを愛用していましたが、こちらのJPRESSの着心地の方が個人的には遥かに上回っていたのです。
ブルックスブラザーズの「Makers」は要所を手縫いで仕上げてある「米国製」だったのですが、ステッチ等を細かく見るとそれが「良い仕事」であるのかが少々疑問な部分もあり。
それに比べてこの「PRESSTIGE」はハンドメイドの香りはしませんが、なんともキチンと仕上げてある感じ。
この上着の後、何着ものツィード(ハリスツィード含む)を購入しましたが、全て駄目になりました。
その殆どは表地のツィード自体は無傷でも、裏地が駄目になったのです。
しかしこのJPRESS、キュプラ製裏地ですから弱いのかと思ってましたが、全く予想を裏切りました。
26年も経った今、この上着の真価を感じてしまったのです。
そのような経緯もあり、今年のJPRESS製品で気に入る生地があれば尚良いと思ったのです。
しかし過去毎年、その年の生地サンプルを見せて頂いていたのですが、「これ」と思えるものがありませんでした。
私の好みは凡庸で主張しない生地で粗野なもの(良いとこ無いみたいですけど)。
しかし今年はピピッと来るものがありました。
当初求めていた典型的なヘリンボーンではないのですが、グレイのバーズアイの生地です。
HarrisTweedらしい厚みもあり、色合いに野趣味も感じられます。
ただし展示してあったのはⅠ型ではないスタイルの上着です。
結局注文してしまいました。
どうしてもⅠ型にしたかったので、同生地でのパターンオーダーという形になりました。
完成まで約2週間とのことです。
裏地のパイピング色は選べるとのことでしたので、JPRESSの特徴である赤ではなく緑に。
ちなみに先の26年前のPRESSTIGEモデルはパイピングが茶でした。
当然1985年製とは型紙も違いますが、大きく異なるのは肩幅でしょうか。
肩幅が大きくなると、寸胴のⅠ型では全体にルーズになる感じです。
袖も全体的に太めです。
けれどもそれほど違和感はありません。
26年物のドニガルツィードは何度も雨に当たっていますし、かなり縮んでいるはず。
実際、何年か前に袖は15mmほど伸ばしました。
そのPRESSTIGIモデルとは細部の作りは違いますけれども、概ね良い感じです。
グレーとは言え、そこはハリスツィードですから微妙な色糸の混合となっています。
白と黒の糸によるパターンではありません。

内側のハリスツィードのラベルは何故か黒。
聞きましたら、今年はハリスツィード100周年、記念ラベルなのだそうです。
この上着もこれから26年以上の付き合いになるのでしょうか。
何年か後にその真価が表れるはずです。
さあ、これでMr.ビーンです。
2011/11/17
再びソーセージを手作り
とにかく好きなんでしょうね、ソーセージ(とビール)が。
また作りますが、今回はポークのみ、ケーシング1本(2m分)です。
前回はケーシングに詰める段階をまったく書けなかったものですから、今回はその部分に特化します。
ケーシングを水洗いして塩を落とし、しばらく水に浸しておきます(概ね30分程とのこと)。
その間に具を作ります。
再びブラウンのフードプロセッサー登場です。

ミンチにしました。
今回はロースを20%ほど入れてみました。
塩、胡椒(今回はホワイトペッパーも)そして砂糖少々を加えます。
そしてスパイスですが、前回と同様、バジル、セージ、キャラウェイ、ガーリックです。
ガーリックは生のすりおろしを使いますので、他のスパイスを細かくします。

さらに卵白とオリーブオイルを少々加えてもう一度フードプロセッサーで。
こうしているうちに、ケーシングがふやけています。
搾り器に専用口金を装着。
ふやけたケーシングを口金にたくし上げて行きます。
この様にルーズソックス状にしましたら、絞り器に具を詰めます。
具の粗さにもよると思いますが、かなり力を込めて押し出す必要があります。
今回は破れずに全部押し出すことに成功。
何事も経験です。
肉の量が450g程度だったので、ケーシングが少し余りました。
エンド部分を結んで鋏でカット。
太さが先端とエンドでかなり異なっていますが、あまり気にしないように。
中間の位置でひねりを入れた後、ソーセージ1本分の長さの部分でもう一度ひねりを入れます。
端部をその輪の中に通した後、またそれを繰り返します。
こうして連なったソーセージが完成します。
この後、燻製、ボイルの工程へと進みます。
燻製以降の工程は前回通り、リンゴの木のチップも残っていたので今回も使用。
夜中ですが、構わずスモークしちゃいます。
前回失敗した、ボイルの工程を気をつけなければ。
明日の朝食には旨いソーセージが食べられるはずです。
夜は夜でビールと一緒に。
また作りますが、今回はポークのみ、ケーシング1本(2m分)です。
前回はケーシングに詰める段階をまったく書けなかったものですから、今回はその部分に特化します。
ケーシングを水洗いして塩を落とし、しばらく水に浸しておきます(概ね30分程とのこと)。
その間に具を作ります。
再びブラウンのフードプロセッサー登場です。

ミンチにしました。
今回はロースを20%ほど入れてみました。
塩、胡椒(今回はホワイトペッパーも)そして砂糖少々を加えます。
そしてスパイスですが、前回と同様、バジル、セージ、キャラウェイ、ガーリックです。
ガーリックは生のすりおろしを使いますので、他のスパイスを細かくします。

さらに卵白とオリーブオイルを少々加えてもう一度フードプロセッサーで。
こうしているうちに、ケーシングがふやけています。
搾り器に専用口金を装着。
ふやけたケーシングを口金にたくし上げて行きます。
この様にルーズソックス状にしましたら、絞り器に具を詰めます。
具の粗さにもよると思いますが、かなり力を込めて押し出す必要があります。
今回は破れずに全部押し出すことに成功。
何事も経験です。
肉の量が450g程度だったので、ケーシングが少し余りました。
エンド部分を結んで鋏でカット。
太さが先端とエンドでかなり異なっていますが、あまり気にしないように。
中間の位置でひねりを入れた後、ソーセージ1本分の長さの部分でもう一度ひねりを入れます。
端部をその輪の中に通した後、またそれを繰り返します。
こうして連なったソーセージが完成します。
この後、燻製、ボイルの工程へと進みます。
燻製以降の工程は前回通り、リンゴの木のチップも残っていたので今回も使用。
夜中ですが、構わずスモークしちゃいます。
前回失敗した、ボイルの工程を気をつけなければ。
明日の朝食には旨いソーセージが食べられるはずです。
夜は夜でビールと一緒に。
2011/11/13
2011/11/11
てげうま国際夜市
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