2014/09/03

都知事定例会見

選挙の結果ですから良しとしましょ。
舛添要一知事は本来の都政以上に近隣外交に貢献(?)していらっしゃる。
そんな都知事の本日の定例会見から。



















「その初日の2日、舛添要一知事は、都が交付していない朝鮮学校への補助金について、「万機公論に決すべし。国益に沿わないことはよくないということはあるが、どこの国の子供でも教育を受ける権利はあり、侵害してはいけない。そのバランスをどうとるのかなということが問題。広く議論をしていくことが必要」と、交付の是非を改めて検討する考えを示した。」

どんな教育であろうとも「教育を受ける権利は侵害されるものでは無い」というのは全くもって同感であります。
しかしその教育(特定の)を受ける権利というのは補助金を受ける権利とイコールなの?という事なわけです。
日本に多々存在するインターナショナルスクールもそんなものは受けていないはず。
特定の国の学校だけが「うちらだけ日本の学校と同様に」と言われてもそれは難しいでしょう。
むしろ、なぜこの特定の国の学校にだけ都知事が便宜を図る必要があるのかが理解できないのです。

それでも十分「教育を受ける権利」は認められていると思いますよ。
正義がどこにあるのかという問題は別として、もしニューヨーク市で911の首謀者の写真を教室に掲げている学校が「うちらにも補助金を」などと言い出したらNY市民はどうするのでしょうか。
もちろん彼らはそんな恥も外聞も無いことはしないでしょうけれど。

こんな事を都知事(他県知事もやっていますが)が言える事自体、ある意味日本がバカ平和すぎるのかもしれませんね。
我々がアホらしい事や主張に寛容すぎるのか。
でも、あまりにもやり過ぎると怒り始めると思います。