2012/01/27

誠鏡 竹原

今回のお酒はこれです。













































広島の蔵元なのですが、これに決めた理由はこれ。
























「原料米:地元米」というところ。
日本酒度も-1ですから若干甘口、酸度1.5なので中間ですが、中庸の徳とでも言いましょうか。
山田錦や雄町でなく、代々酒米として使われてきた(?)米を使った酒はどんなもん?
いつもの白磁の器に入れてみました。

















若干黄味を帯びた色です。
ぬる燗で頂きましたが、旨いです。
この米と精米歩合65%だからできるのか、一升で¥2070(三ツ矢酒店価格)です。

2012/01/22

HONDA CRF250L

昨年の東京モーターショーにこのバイクが展示されたそうです。



















ホンダのCRF250Lです。
きっと皆さん、賛否両論だとは思いますが、私は個人的に嬉しいです。
XRが廃盤となって久しいですから。
とにかく、このCRF250Lが発売されたら、それがXRの後継車となるのは間違いありません。
というのも、私のバイクはXR250R(1995年製)でした。
正確には「でした」とするべきではないのですが、実際ナンバーも外してスクラップ状態なのです。
沢への釣りでは良い相棒でした。
高速での走行(100km/hを超えると小さな振動生じる)以外はストレスありません。

その前はCRM250Rという、これまたオフロードのバイクでした。
250ccで40hp、2ストロークですから当然ですが、スロットルを開けると油煙を出しながら(この2ストオイルのにおいがまた好きです)「ババババ・・・」と加速する。
倒立フォークのおかげか、高速ではXRより楽でした。

みんな昔の事になってしまいました。
つまり排ガス規制をクリアしなければならない為です。
CRMのような2ストロークエンジンは早々と無くなりましたが、4ストのXR250Rも2007年に販売終了となったそうです。

個人的には年齢や家庭の状況もあり、二輪から遠ざかっていたというのが正直なところ。
しかし、ホンダがXRを廃盤にしてしまったのには困りました(XR230はありましたが)。
「帰るところがない」という感じでしょうか。

昨年CBR250R(CBなのに単気筒というのがいまだに?なのですが)が発売された際に、同エンジンを採用してXR250の再販が噂されました。
それが現実になったようです。

私としてはインジェクションや水冷は当然だと思っていました。
水冷の新エンジンですからXRという名称がCRFに変わるのも当然でしょう。



















この写真を見ると、車高(シート高)が低いように見えます。
というよりリアのサスが既に沈んでいるような。
足付きを重視したのでしょうか。
それにしても大きなライトとミラーです。
CRF250X用のライトは付くのでしょうか?

















こちらのカスタムバージョンは良い(見慣れた)バランスです。
リアの角度が全く違いますね。
タイ生産という事らしいですから、販売価格は抑えられそうです。
YAMAHAのWRは確かに良さそうなのですが、高い。
けれどもあのアルミフレームは魅力あります。
このCRF250Lは通常のスチールに「抑え」たことが要でしょう。
素が良ければ、またXRのようにアフターパーツでなんとでもなるのでしょうから。
すると実際には高価なものになってしまったりしますが。

2012/01/20

GOLDEN VIRGINIA

未成年者喫煙防止の観点から、閲覧は満20歳以上の喫煙者に限定させていただいております。

久しぶりにゴールデンバージニア(GOLDEN VIRGINIA)を買いました。
というのも、少量(25g)パックが売っていたからです。

















最近はマニトウオーガニック(MANITOU ORGANIC)ばかりでしたので、久々です。
通常の50gのパックは、途中で飽きてしまうかもしれないという恐れがあったので購入できませんでした。
25gで600円、私の巻き方ですと40本~50本分だと思います。

















リズラの赤が付属、この紙は私には不味くて使えません。

















50gのパッケージと同様、チャックが付いていて乾燥を防ぎます。

















バージニアとは言え、マニトウとはかなり異なります。
マニトウが「緑茶」の香りだとすれば、このGVは熟成された「ほうじ茶」の香り。
さらに、かなり湿っています。
この多様性を楽しもうではありませんか。

2012/01/18

佳肴みを木

ずっと行きたいと思っていた店だったのですが、やっと行くことができました。
銀座の「佳肴みを木」です。

新丸ビルに「新八」という居酒屋があります。
この「みを木」の女将はそちらのお店で女将をされていた方です。
もちろんその新八にも行きましたし、神田の本店にも行きました。
新丸ビルの店は非常に良い印象として残っています。
その女将が独立されたという情報は聴いておりましたが、なかなか行けなかったのです。

今日は宮崎からのお客さんと「リサーチ」という名目です。
既に3件程飲んできて、時間的にも最後の店です。
もうすぐラストオーダーであることをスタッフから知らされますが、もちろん承知です。



















お酒は純米酒です。
予想通り、女将のお勧めは「神亀」です。
最近飲んでいないし、この店ではこの酒でしょう。
白子を頼もうとしたのですが、お通しが白子でした。



















ですので、あんきも、ポテトサラダを注文。
























諏訪泉ほか、何本かいただきました。

お店は、日本酒への愛情が感じられます。
店舗はRC造の雑居ビル、躯体表しのまま塗装のみにするなどコストの工夫が見られます。
造作のコストにも気を使っているようです。
銀座の家賃も想像できる故、単価も納得できます。
家飲み派の私には、高く感じてしまうのは仕方ないところでしょう。
ですが、日本酒(特に純米酒)の美味しさを味わえる店は応援したいです。

いまだに三増酒の影響か、日本酒が頭の痛くなる酒だと思っている方が沢山おられる。
アル添でも美味しいお酒はありますけれども、単純に「純米酒」という決め事だけでも日本酒の本来の美味しさが味わえると思います。
お店が本当の日本酒の美味しさを伝える役目をしたい(するべき)のですが、日本酒の店、難しいのですよね。

2012/01/09

Lumix LX3

また中古カメラを買ってしまいました。

最近、仕事で愛用(酷使)しているRICOHのCaplioGXの調子が良くないようなのです。
たまに起動エラーを起こす事があります。

















それにしてもずいぶん使わせていただきましたし、実際良い道具でした。
たかがデジカメとは言え、長年付き合って来た物に肩叩きするというのは気分の悪いものです。
確かにレンズの広角側焦点距離には不満を抱いていましたが。
しかしこのカメラの時代は広角側の焦点距離が28mm(35mm換算)あれば良い方でした。
2世代後のGX100という機種になって初めて24mmという画角のレンズが付きましたから。

さて、私の仕事の場合は、どうしても広角側の焦点距離ばかりが必要になってしまいます。
ですから今回、GXに代わる仕事用カメラには24mm相当の広角レンズを求めました。
と、すれば現行モデルのGX200になりそうだったのですが、現行モデル故まだ高い。
結局手にしたのはこれでした。

















PanasonicのLumix LX3です。
すでにLX5というモデルに代わっていますし、LX6登場の噂もあります。
現行LX5にしても既に3万円台になっていますので、決して高いカメラではありません。
しかし先ほど書きましたように望遠側の焦点距離を殆ど必要としないこと、あくまでも仕事用の記録カメラですから壊す可能性を考えると安ければ安い程助かる、という事からこのカメラに決定したのです。

実はLX3は登場時から興味がありました。
F2.0の明るい24mm相当の広角レンズは当時画期的でしたし、GXとは比較にならないレスポンス等、仕事用カメラとしては申し分ありません。
しかし当時の5万円以上の価格では、買う気になれなかったのです。

















GXに比べ、沈胴式レンズの出っ張りが大きいのが難点。
鞄の中での収納性は落ちました。
しかも初めてのパナ製デジカメですので、操作系は変わってしまいます。
ですが慣れるしかないでしょう。
良い道具になってくれるといいのですが。

2012/01/07

カディスラーバ

今年は辰年です。
書初めならぬ、巻初めということで、竜の如き毛鉤を巻くことにします。
以前「Backwards Hirata Nymph」という毛鉤をご紹介しましたが、今回も後ろ向きです。
ですので「Backwards Caddis Larva」もしくは「Backwards Sedge Larva」でしょうか。
いずれにしても渓流釣りをしている方なら誰でも知っているし、餌として非常に重要だという事も痛感しているだろう、「ヒゲナガカワトビケラ」の幼虫「クロカワムシ」です。
長野県の珍味「ザザムシの佃煮」の材料であることも有名です。

















ちょっと「竜」に似ているような気がしないでもない、と思いませんか?
(写真は「水生昆虫とフライ・フィッシング/田代忠之・法之著」より)

使用したフックは「TMC947BL #12」ですが、現在は販売されておりません。

















かなり昔のことですが、八王子で仕事をしている時、たまたま寄った上州屋で安売りしていたものですからまとめて買ってしまったものです。
このフックはモンカゲロウのニンフ等を作る時に主に使用していました。
ですが最近リアルなニンフを作ることもなく、#8から#16までかなりの量をストックしています。

まず下巻きをします。
スレッドはユニスレッドの「Black 8/0」です。
ゲイブの途中まで巻きます。

















ヘンフェザント(メスキジ)のテイルを固定します。
これがヘッドとレッグになりますので、長さは予め見当をつけなければなりません。

















フェザントテイルをアイ側にたくし上げ、スレッドで一度固定します。
これがヘッドとなります。


















フェザントテイルのファイバーを左右に分けつつ、シルバーワイヤを固定しておきます。
これが後にリブになります。

















これからアブドメン(腹部)をハーズイヤー(うさぎの耳の毛)で作ります。
まずスレッドにワックスを塗り込みます。


















今回使ったハーズイヤーのダビング材は写真の4種類をブレンドしてみました。

















実際のヒゲナガのラーバ(クロカワムシ)というと暗緑色というイメージです。
しかし、魚達がこの「色」を人間と同様に認識しているかは不明です。
さらに餌としてよく売られている「ブドウムシ(蛾の幼虫)」のような白い虫は水中には殆どいないにも関わらず、魚達は喰ってきます。
勝手な想像ですが、クロカワムシに似せた色にしても、魚達が「クロカワムシ」だと認識してくれるわけではない、人間とは異なる色で見ている可能性が高いという判断です。
ですので、アースカラーというか、「虫らしい」色にしてみました。
後にピッキングする事を想定してダビングします。

















予め取り付けておいたシルバーワイヤをリビングします。

















シルバーワイヤをスレッドで固定しウィップフィニッシュします。


















最後にアイ(テール)の部分をクリアのエナメルで仕上げます。

















さらにアブドメン(ボディ)をピッキングしてモジャモジャ状態に。

















実際のカディスラーバはこんなに太ってないだろう、と思うでしょう。
それはこのモジャモジャボディを空気中で見ているからです。
ダビング材(ハーズイヤー等)の水中での状態は「トロロ昆布」だと想像してください。
空気とは屈折率の異なる水中でのダビング材は、とろけたゼラチン状に見えます。
TIEMCOから「メルティーファイバー」等の科学繊維のとろける素材も販売されていますが、私は天然素材信者なので、ハーズイヤーに勝る物は無いと考えています。

上から見るとこんな感じです。

















「Backwards」にする理由は、二つ。
レッグによりフックのゲイブの存在を曖昧にすること。
そして勝手な思い込みですが、水生昆虫が流された場合の体勢です。
早く底に隠れたいと思っている昆虫達は川底に向かって懸命に泳ごうとしているのではないか。
そうであれば、ダウンクロスでキャストした場合、後ろ向きの方が自然な体勢なのではないかという考えによります。

















いずれにしても川で試すしかありません。
解禁までは、まだ期間があります。
すこし巻き貯めておこうと思います。