2015/06/27

石鎚 無濾過純米 槽搾り

久しぶりに一升瓶のお酒を買いました。
6月も初旬は「今日は暑いねぇ」などの挨拶が出るほど。
するとお酒も冷が良いと思ってしまうので、冷蔵庫にそのまま入れることが出来る四合瓶で買うことが多く、なかなか一升瓶に手が出なかったのです。

梅雨に入り、別に寒くなったわけではないのですが、燗のお酒を飲みたくなりました。
選んできたのは愛媛の「石槌 無濾過純米 槽搾り」です。

酒米は「南 特別純米」「美丈夫」など、私の好みの酒に多く使われている松山三井。
南の日本酒度+8や美丈夫の+5の辛口の酒は、夏に冷で呑むのにはうってつけとも言えます。
対してこの石鎚の無濾過純米は+2ということですから、それらに比べると甘口です。


























甘口だから燗が良いということではないのですが、南や美丈夫より燗映えするようなイメージを勝手に抱きました。

そして燗にしたかった理由がもうひとつ。
新しい鍋を使いたかった。


















先日、銀座の松屋でワゴンセールになっていたストウヴの鍋、16cmです。
鋳物ホーローの鍋なのですが、外側までマットブラックのタイプです。

ホーローの鍋というとル・クルーゼも有名です。
こちらでもマットブラックをラインナップしているのは知っていました。
しかしストウヴの無骨な感じの方が好きでしたし、さらにセールになっているということで迷わず購入した訳です。

このIHヒーターで使用します。


















中国製ですが、IHヒーターとしては最小だという事で使っています。
仕事場でお茶やコーヒーを入れるために購入したものです。

この二つを組み合わせれば、良い酒燗器になるのでは?


















温度調整は段階的ではありますが、通常は60℃の設定でしょうか。


















温まるのは早いので、ぬる燗にする場合は気をつけなければなりません。
それでもガスや電熱線より楽だと思います。


















明日のおかずの足しにと先ほど作ったヒジキの炒め煮を、味見を兼ねながら肴に。


















今日は冷で飲めませんが、石槌の無濾過純米の燗はいけますよ。
もちろん常温でも良いのですけどね。

2015/06/26

PRYMのテープメジャー

プリム(PRYM Gmbh)のテープメジャーをユザワヤで手に入れました。
裁縫用のメジャーです。


















インチ表記やら様々なタイプがあるのですが、私は両面CM表記でスナップが付いているタイプ。
コンパクトに収納でき、解けないので便利です。

これまでは「Merchant & Mills」のテープメジャーを使っていました。
モノトーンで格好よかったのですが、どこかの川(たぶん小菅川)で落としたらしい。
そうです、私は裁縫用のテープメジャーを釣った魚の計測に使っているのです。
釣った魚の大きさって、どうしても主観が入りますね。
実際には9寸しかないのに、自分には尺に見えてしまうもの。
ですので正確に計測しなければ。

このプリムのメジャーのスナップは便利だと思ったのですが、少し手を加えました。


















もう一箇所にスナップを追加したのです。
標準のプリム製スナップが無いため、実際には標準のスナップも付け替えましたが(少しよれた)。
これによって小さく巻いた状態とは別に、少し緩めた巻きの状態を可能とするのです。


















すると、このようにすぐに外せる場所に取り付け可能。


















という事は、また落とす可能性も高くなると。
気をつけるしか無いのですね。

2015/06/25

銀座ライオンにて

打合せの後、少し遅めの昼食です。
銀座7丁目のライオンに入りました。
喫煙席は昔隣にあった松坂屋側、現在ビルは解体済みで明るい席となっています。
昔はこのくらい日が入る店だったのでしょう。


























以前は歩道の各所に灰皿が設置してあった銀座ですが、現在では全て撤去されました。
時代の流れで仕方ない事ではあります。
そんな中、いまだに喫煙席を残してくれているのはありがたい。

ところで昨今の外国人観光客で溢れる銀座です。
特に中国の方々の数は半端ではありません。
このライオンにも私と同様、遅めの昼食にやってくる外国人の方が多数。
でもホールスタッフが中国語で対応していました。
流石ですね。

不動産への投資も駄目になり、株への投資に移行した中国の投資家達。
その株も現在、下降ぎみになっています。
投機でなく、こうした消費で日本の経済に貢献してくれるのであれば大歓迎ですね。

さて、私はビールとハヤシライスを注文しましたが、ビールを一口飲むや否や、ハヤシライスもテーブルに。
煙草も火をつけたばかりです。




















時々食べたくなるものです。




















もう一杯だけビールを。


今日は暑いですからね。

2015/06/21

梅しごと

白加賀の梅の実が届きました。




















我が家の梅の幼木から採れた実は、南高が6粒と小梅が20粒ほど。
これは既に塩に漬けてあります。
それとは別に、この一年で食べる分の梅干を作らねば。

私は南高よりも白加賀の方が好みです。
今回はこの白加賀のみを20kg入手してみました。
我が家のカメを総動員して作れる上限がこの量なのです。

風呂場に置いたカメに梅の実を分けます。
使用する久松の切り立ちカメは8升、5升、4升、3升の4種類。
それぞれ8kg、4.5kg、3.5kg、2.5kg、合計18.5kgです。
傷のあるものを含む、残りの約1.5kgは梅シロップにするために残しました。




















なぜカメをサイズ違いで揃えているのかとの理由は収納の関係から。
8升のカメの中に4升が、5升の中に3升が収納できるのです。
このシーズンしか使用しないカメですから、普段は邪魔者扱いされてしまいます。

あら塩を梅の目方の20%に設定。





















水に漬けておいた梅の実のヘタを竹串で取りながら35度の焼酎で消毒しながら再びカメに詰めます。




















少し詰めたら塩で覆い、ふたたび梅を詰めるという繰り返し。




















予定の分量を詰め終わると重しを乗せます。




















4つのカメに全て詰め終えたら、蓋をして冷暗所(我が家の場合は廊下です)に放置。
数日すれば梅酢が上がって来るでしょう。

干すのは恐らく7月中旬でしょうね。

2015/06/20

CRF250Lで奥多摩湖へ

雨つづきです。
よってバイクに乗る機会も少なくなっているのですが、今日はひさしぶりに晴れ間が。

注文から3ヶ月ほど待たされたレンサルのハンドルバーが、ようやく装着されました。




















エンデューロ693-01(旧ジェフ・ワードレプリカ)のゴールドです。
フロントフォークとの具合も良いでしょう。

わずかな時間ですが奥多摩方面に向かうことにしました。
昼食を奥多摩駅近くの「そば処おく」で。




















湖畔に降りられそうな場所に目星をつけてからバイクを路肩に。
この赤い外装を白に換装すれば目標とするイメージに近づきます。




















今日は#8のスコットとシューティングヘッドを持ってきてみました。
完全に大物狙いです。




















結局ハスらしき(落としたので未確認)1匹しか来ませんでした。
熊が怖いので、夕方早々に退却です。

やはり川の方がエキサイティングかな。
次の晴れの日は小菅川にでも行きますか。

2015/06/14

遠刈田毛鉤

釣りの雑誌を眺めていました。
日本各地の「伝承毛鉤(テンカラ用)」を紹介する頁があり、その中で宮城県の遠刈田温泉周辺で使われていたという「遠刈田(とうがった)毛鉤」に目が止まりました。
この地方のまたぎの方々が岩魚を仕留めるために使っていた毛鉤です。

興味をそそられたのは、多くの日本の毛鉤のような蓑毛もなく、ハリに絹糸で巻きつけるものがキジまたはヤマドリの尾羽のストーク(羽軸、ズイと呼ばれる)のササクレだということ。
このような構造の毛鉤は日本はおろか、世界中にも存在しないでしょう。

材料はこれだけです。


















ハリは「セイゴ(スズキの幼魚)12号(20mmほどある)」、アイは無く先糸として5号(!)のナイロンを7寸と書いてあったのですが、私は現代的にアイ付きのハリ、TMC100の#10にします。
これでも結構な大きさですし、ドライフライ用とはいえ太さも十分です。
胴に巻くのは「山吹の絹糸19番」と書かれていましたが、絹穴糸16号で山吹色がありました。
ヘンフェザント(メスキジ)のテイルがありましたのでこれを使います。

羽軸のササクレを巻くということなのですが、キジの尾羽のファイバーを引っ張るとこのようにストーク(羽軸)の表面が一緒に剥けてきます。


















このササクレを左右に3対、絹糸で取り付けてゆくわけです。
しかしながら、ファイバーでなくどうしてこのササクレ側を使おうとしたのか。
その発想には敬服いたします。

その肝心なファイバーの方はシャンク(ハリの軸)に巻かれて行きますので、アイに近い方が結果的に太くなってゆきます。


















このファイバーの束はザックリとカットすれば良いのでしょう。


















とりあえず出来ました。


















ササクレが少ないのかもしれません。
在庫の尾羽はセンターテイルだったのですが「8枚の尾羽のうち小さい方から3番目」がササクレが出易いとのこと。
まあ大丈夫でしょう。

下から見るとこのように。


















山吹色のシルクのボディから左右対称に3対の羽(脚?)が出ている形。
ボディは前方にゆくに従って円錐形に太く。

上から見てみます。


















カールしたササクレがボディーを覆うように。
ちなみにササクレを巻き止める際にファイバー部分を一定量露出するように巻きました。
これは雑誌の参考写真からの推測です。

今回使用したTMC100のハリ、普段はバーブレスフックを使用する事がほとんどなので、久しぶりに使った返し付きのハリです。
リリース前提ならばバーブレスにするのが常なのですが、今回の遠刈田毛鉤は職猟師が生業として岩魚釣りに使っていた毛鉤。
私もこの毛鉤は「今夜の夕食用の魚」を捕る為に使いたいと思うのです。
生活がかかっていれば、絶対にばらす訳にはいきませんよね。

この奇妙な毛鉤に魚達がどう反応するのか、早く試してみたいところです。

2015/06/07

再び小菅川に

今週も小菅川に行くことにしました。
今回は長男と二人、車での釣行です。
11時過ぎに出発し、途中上州屋東大和店で消耗品等を調達しつつ、奥多摩に着いたのが午後1時半頃。
いつもの氷川サービスステーションで昼食をとりました。




















私も山菜蕎麦を。
少し気温が低かったので温かいのが食べたかった。




















今回はテントで一泊します。
キャンプ場は先週下見しておいたほうれん坊の森キャンプ場です。




















オートキャンプ場なのでサイトまで車で行けます。
いつものように駐車場から荷物を運ばなくて済むのが助かります。
しかもサイトから川へのアクセスも楽々。

夕方まで僅かな時間ではありますが、竿を出すことにしました。
今回は私も長男もテンカラです。
私は坊主だったのですが、長男の毛鉤に岩魚が。
パラシュートのカディスに来ました。




















20cm程ですが、長男にとっては人生初の岩魚です。

日も暮れて、Cook Doの麻婆豆腐とマルちゃんのレトルト白米、缶詰で夕食をとると、長男はシュラフの中で寝始めました。
私はもう少し飲みたかったので、澤乃井のワンカップを燗にします。
二合呑めば眠くなるでしょう。




















翌朝、5時頃起床しました。
再びマルちゃんのレトルト白米、缶詰、インスタント味噌汁で朝食を済まし、インスタントコーヒーを飲むと一気に盛り上がってまいります。


























まず最初に来たのは24cmの山女魚。




















次もほぼ同じ大きさの山女魚でした。




















さらに一匹。
これも25cmの良いサイズ。




















午前中は長男の竿を曲げる魚は出てくれませんでした。
彼はドライフライで釣ろうとしています。
対して私は典型的な和式毛鉤。
昼間の時間帯は半沈みの毛鉤に分があるようです。

一旦昼休みです。
車で少し離れた小菅の湯にて温泉に浸かりました。
そして小菅の湯の施設内の食堂にて昼食。
長男は虹鱒蒲焼御膳、私は山女魚の塩焼き御膳に。




















それに川海老唐揚げ。




















五平餅。




















午後の戦に備えて英気を養えましたし、隣の物産店でお土産等も購入できました。

キャンプ場に戻りテントを撤収、後片付けを済まして車で「すずめのお宿」下の駐車場に。
先週にもご紹介した、川原に車でアクセスできる場所です。

再び川に入りますが、釣れなさそうな場所は通り越して上流に登ります。
水面がザワザワし、いくつもの尾びれが見えました。
ハヤ(ウグイ)が産卵のために集団で溯上しているようです。




















水中にカメラを入れて撮影すると。




















20cm程の婚姻色に染まったハヤの大群です。
浅瀬の登りの箇所などは大変、大混雑です。




















長男がタモで一匹すくいました。
赤と黒のラインの模様が鮮やかです。
全体に白い細かい斑点がありますが、これは「追い星」といい、模様だけでなく体表面に起伏として生じています。
これにより、いつものハヤの体表面とは全く異なる、猫の舌のようなザラザラした手触りです。
溯上の過程での川底との摩擦から身を守る為の体の変化と言われています。




















その後、私は24cm程の虹鱒を仕留めました。





















しかし夕方頃になると毛鉤への反応が鈍くなります。
いや、どうやら水面の餌に意識が移っているようなのです。

そろそろ終わりにしようかという頃、長男が虹鱒を仕留めました。
エルクヘアカディスに来たようです。




















こいつも24cm。
しかし長男にとっては、これまでで最大の鱒(管理釣場除く)だったのです。


























昨日は人生初の岩魚、そして今日は24cmの虹鱒。
小菅川は今日もいろいろ恵みをくれました。