なかなか川に行けずに今シーズンも終わってしまいました。
来シーズンは沢山行くぞ、などと気合だけは入ります。
季節を問わず毛鉤をどうしようかというような事は常日頃考えてはいるのです。
仕事と完全に被っている気もしますが「こんなのどうだろう」という物を描いています。
上の「ブルーヘロン(仮称)」は拾ったアオサギの羽が美しくて、それをシンプルなフライに出来ないかと。
下の「カノコガ」はその辺でも目にする「蛾」なんですけれども「目に付く」やつなんです。
魚がカノコガをメインに食べているとは到底思いませんが、人間(もしかしたら私だけかもしれませんが)にもアピール度があるやつです。
ギニアの模様がぴったりだなぁと思って。
「デザイン」というのを仕事にしているのですが、こういった毛鉤のデザインの「善し悪し」というのは人間様には判りません。
全て「お魚さん」の気分次第。
何が良いのか悪いのか、恐らく200年以上の時間をかけて多くの人が考えて作ってを繰り返しても答えは得られない。
それがフライフィッシングの「罠」なんでしょうね。
答えは無い。