2012/07/10

後ろ向きなピンチョロニンフ(フタオカゲロウニンフ)

夏休みが近付いてまいりました。
私を含めて多くの大人たちは夏休みなんて数日なのですが、子供達にとっては一年の中で最も長い休みであり、野に山に出る最高の季節なのです。

今年も子供達に釣りをさせようと準備しています。
5月に秋川に行った際は秋川に入り込む沢でオニチョロ(カワゲラの幼虫)を鮒用のバーブレス針に吊るしてハヤの釣りをさせましたが、今回は「釣れるフライフィッシング」をなんとか体験させたいと考えています。
釣れるフライフィッシングが計算して出来るのならば苦労はしないと思うのですが。

で、どんな方法で?と言いますと、新しい毛鉤を巻くのです。
昨年ご紹介した「Backwards Hirata Nymph(ヒラタカゲロウニンフ)」が調子良い感じなので、そのバリエーションを増やそうと考えました。
バリエーションですから、今回も後ろ向きです。

ヒラタカゲロウは石の裏に張り付いていることが多いのに対し、フタオカゲロウ(いわゆるピンチョロ)は用心が足りないらしく、川底を平気で歩いていたりします。
当然流れに流される確立も増えるでしょう(と勝手に解釈します)。
今回はフタオカゲロウ類のニンフに的を絞りました。
































作り方はヒラタカゲロウの時と全く変わりません。
マテリアルも殆ど同一ですが、唯一変えた部分は、使用するフックとレッグになる部分です。
ヒラタカゲロウの時はレッグにヘンハックルを使いましたが、今回はオーストリッチハール(ダチョウの羽)のナチュラルを使いました。
また、ヒラタカゲロウの場合は横方向にハーズイヤーをピッキングしましたが、今回は細さをキープしフックのゲイブ側にピッキングしました。

















使用したフックはTIEMCOの205BL、シャンクがグイッと曲がったフックです。
ですが、このフックも廃盤のようですね。
代わりになるとすればTMC212Y(これは軽すぎるかも)かTMC2457TMC2487BL、がまかつのC12Bでしょうか。
本当はがまかつでいうとC14BVのような「カクッ」と曲がった感じが欲しいのですが、14Bはプードル用のドライフックですから。
もちろん、ウェイトを巻き込むという手もあります。

以前ご紹介した「Backwards Caddis Larva」ではTMC947BL(これも廃盤)を使いましたが、このフックはシャンクがゲイブを開らく方向に曲がっているためか、「ばらす」経験が多かったのです。
逆に205BLのようにゲイブを巻き込む方向にシャンクが曲がっているフックは、これが少ない気がします。

















いやいや、美味しそうな気がしませんか?(魚の気持ちになって考えると)

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