全く買い換える事無く、長年使い続けて来た道具達が沢山あるのです。
例えばこのツヴァイリング(ZWILLING)の刃渡り18cmの三徳包丁。
それほど高価なものではありません。
しかし25年以上経っています。
柄を留めているアルミの鋲が2本飛んでいますし、柄にもヒビが。
これの他にも同じくツヴァイリングの16cmのもありますし、魚用に和包丁の出刃もあります。
それはそれでその用途には使いますし、その役割を担ってくれています。
しかし一番使用頻度の高い三徳包丁としてこれを超えるものになかなかめぐり合えないのです。
持ったときのバランスとか様々な要因はあるのでしょうけれども、全ては「しっくり来る」という事に尽きます。
最近新しい包丁が欲しいと思っていまして、いろいろ物色しているのです。
今、目をつけているのはMISONOのNo. 581ステンレスモリブデン鋼の18cm三徳包丁です。
私のような素人が使うとすると、このクラスでも高級過ぎるとは思います。
いずれにしても、買うときには握ってみたいですね。
やはり感覚とか相性というものがあるでしょうから。
さて、今回は包丁の話ではないのです。
やはり四半世紀以上付き合った、ヤカンの引退なのです。
今まで白い琺瑯(ほうろう)のヤカンを使っていました。
野田琺瑯とかでもなく、資生堂か何かのノベルティー品です。
蓋の樹脂製持手が駄目になり磁器製の持手と交換、更にその取付穴が錆で大きくなってしまいましたのでステンレスワッシャーを咬ませて暫く使ってはいたのです。
内部の錆も目立ち始めました。
よく働いてくれましたが、引退させます。
右の古い琺瑯ヤカンと、左は今回購入したヤカンです。
トランギア(trangia)製のアルミケトルにしました。
これは本来アウトドア用品というカテゴリーの商品です。
しかし「湯を沸かす」という単純な用途、しかも我が家の場合1Lも沸かす事が殆ど無い。
そんな事を考えていましたら、ものすごくストイックな物で良いと思ったのです。
そう考えると、昔からあるシュウ酸アルマイトの金色ヤカンや、アルミ急須のような物も考えられます。
しかし安定性を重視しました。
この底面積の広さと低重心の形状、逆さに置いた時に転がらない蓋の持手、垂直状態で保持できるハンドル、もちろん屋外での使用を想定してのものなのでしょう。
使ってみると注ぎ口の切れも良く、見た目は華奢に見えるハンドルも全く無問題。
ヤカンとしては全てを備えていると言えます。
私がこのヤカンをキャンプに持って行くかというと、それは無いと思います。
全て鍋でやるでしょうから(湯を沸かすという単一機能の為に道具は持って行きません)。
このヤカンはこんな成りですが自宅専用です。
暫く付き合ってからでないと判りませんが、良い道具になってくれそうな気がします。
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