野川公園で拾ってきたスダジイの実です。
ブナ科の常緑高木のスダジイのドングリは実の全体が殻斗に覆われている形状で、お尻の部分だけに殻斗が被さる形状の他のドングリとは少しイメージが異なります。
殻斗から出た状態、水滴のような形です。
乾燥すると外皮が裂けます。
拾ってきたドングリを天日で干しますと、次第にパチッという音と共にどんどん外皮が裂けてきます。
このスダジイ、ドングリの中でも渋みが無く、生でも食べられます。
ですが今回はフライパンで炒ってみました。
ピーナッツのように薄皮もあるのですが、簡単に剥がれます。
微かな甘味もありウイスキーには合う気がします。
しかし炒りすぎて水分を飛ばし過ぎると硬さが出てしまいイマイチのようです。
いくら渋みが少ないとは言え、食べ過ぎると口の中がタンニンっぽくなるのは仕方ないでしょう。
山菜も然り、癖の無い野菜や果物ばかりでは面白くもありません。
たまには縄文人の食生活に戻ったつもりになってみるのも良いのではないでしょうか。
因みに現在スダジイの苗を植木鉢で育てています。
実をつけるのは何年先のことか。
老後の食料にでもなれば良しとしましょう。
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