川で釣りをするときに穿いている靴、つまりウェーディングシューズという靴です。
ウェーディングシューズというのはソールがフェルトになっており(最近はラバー製もあります)水中の苔の生えた石の上でもグリップするように出来ています。
またアッパーはメッシュ素材にするなど、水が容易に排出するような構造。
私はダナー(Danner)のリバーグリッパー(River Gripper)というモデルを愛用しています。
かれこれ20年以上の付き合いですね。
もちろん有名なダナーライト(Danner Light)は知っていましたが、ダナーがウェーディングシューズを作っているなんて事は知りませんでした。
その当時も輸入していたのかもしれませんが、結構高額なウェーディングシューズということで目に入らなかったのかも。
実際、その当時に私が穿いていたウェーディングシューズ(?)はコンバースのオールスター、ハイカット。
このゴム底に上州屋で買ってきたフェルトを合成ゴム系接着剤で貼り付けるのです。
当時読んだシェリダン・アンダーソン/田渕義雄著のフライフィッシング教書からの受け売りです。
しかしこれが結構具合が良く、気に入っていた事を覚えています。
しかしある時、米国のアウトドア用品通販会社「カベラス(Cabela's)」のカタログを眺めていたときに、このダナーリバーグリッパーを発見しました。
$表示での値段なので感覚が麻痺していたのかもしれませんが、注文することに。
今でこそネットでいくらでも探すことが出来るでしょうが、当時はWindows95の前ですからね。
恐らくFAXかなにかで注文したのでしょう。
今は「ジャパンサービスデスク」もあるのですね。
そんな訳で米国から届いた、少し贅沢なウェーディングシューズなのです。
タン部分には「Cabela's」のロゴが入ります。
思えばその頃、アウトドアブランドはさほど認知されていなくて、こういった商品はこのカベラスやエルエルビーン、エディーバウアー、アバークロンビー&フィッチ、REI(日本に直営店を出した事もある)等の「セレクトショップ」がカタログで販売していたものです。
私の愛用のエルエルビーンのフライロッドも「L.L.Bean」と入っていますが、もちろん自社製品ではありません。
SAGEもロッドを供給していたという話もありますが、私の「DobleL」の製造メーカーは不明です。
しかし上記のブランド達、今ではすっかりアパレルブランドになってしまいました。
さて、この20年リバーグリッパーには殆ど手入れをしていません。
ダナー製のミンクオイルが2缶同梱されていましたが、いままで一度も塗ったこともなく。
使用後は川の中でソール同士を擦ってフェルトを多少綺麗にしますが、あとは帰宅してから乾燥させるだけ。
乾燥すると皮がカチカチになりますが、川に入るとまた柔らかくなるので問題無いのです。
サイズは9だったでしょうか、ネオプレンソックスやウェダーの上に穿くことを想定して少し大きめにしました。
しかし最近のようにタイツ+登山用ソックスの上に穿く場合は少し緩い。
そこで中にインソールを入れました。
無印良品のインソールです。
これが無ければ、靴底内部は黒のプラスチック板状態。
緩いと内部で足が滑りますので、このインソールは結構効果があります。
このリバーグリッパー、本当に丈夫で全く壊れる気配を見せません。
しかしフェルトソールだけはどうしても磨耗します。
今年のオフシーズンにはソールを貼り替えてあげた方が良さそうですね。
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