2025/01/02

デヴィッド・ギルモアのLuck and Strange

 はるか昔はLPレコードからカセットテープに曲をダビングして車のオーディオで聴いていましたね。現代はそんな事をする必要も無く、楽曲はデータとして購入できますから。

ネットを見ていたら、デヴィッド・ギルモアが新しいアルバムを出しているじゃないですか(9年ぶりだし気がつきませんよね)。


6曲目の、娘さんの、ロマニーさんがボーカルを担っている「Between Two Points - with Romany Gilmour」は良いですね。
ギルモアのアルバムを買っているのに娘さんのボーカルが良いなんて、というのもおかしな事ですけど。











さすがに歳は感じられますよね。

しかし娘さんのロマニーの為にギターを弾いています。

良い曲だと思います。


2024/12/24

ウェットプードル(WetPoodle)

 久しぶりにフックを購入しました。

株式会社土肥富(マルト)さんのフック「m30BL」と「c47」、ともにバーブレスフックです。



















こんなフライを考えたので試してみようかと。

スケッチの中にも書いてありますが「ウェットプードル(WetPoodle)」とな。
プードル(Poodle)」というフライはドライフライ、私も何度もお世話になりました。
非常にそぎ落としたデザインで、がまかつさんの「C-14BV」という専用のフック(非常に細くてタイイングの際にグニャグニャ曲がる)に最低限のマテリアルを施した斬新なフライです。

そんな思想をウェットフライにしたらどうなの?試したくなった訳です。
最初にスケッチしたものはマラードのウィングを付けてローウォータースタイルの毛鉤のベンド付近に「玉」を付けたようなものだったのですが、次にスケッチしたものは大幅に簡素化した「Light」版、スケッチにはカーフテイルのウィングが記されていますが、それも省略することに。

c47のフックで試作してみました。










ベンド部の「玉」は我が家の柴犬「モンちゃん」の毛です。

玉を作った段階で一旦ウィップフィニッシャーで固定、その後アイ側から通常通り巻き始めます。

玉と同じく柴犬「モンちゃん」の毛で短いアブドメン(ボディ)を巻いてからパートリッジ(うずら)をハックリング。


ピーコックやシールズファーも作ってみたい。

とりあえずオールピーコックで作ってみました。


















玉とアブドメンはピーコックハール、ハックルはゴールデンバックです。
夏などは活躍しそうですね。

この大いなる手抜きフライはどうなるのでしょう。


マルトさんのフックは「フッ素コーティング」されておりまして、表面がツルツルしています。

魚をフッキングした際に抵抗無く刺さるだろうというのが想像できます。

しかしあまりにもツルツルしているのでタイイングの際にスレッドが滑ってしまいます。

ワックスが必須です。

2024/11/04

フライのデザイン

 なかなか川に行けずに今シーズンも終わってしまいました。

来シーズンは沢山行くぞ、などと気合だけは入ります。

季節を問わず毛鉤をどうしようかというような事は常日頃考えてはいるのです。












仕事と完全に被っている気もしますが「こんなのどうだろう」という物を描いています。

上の「ブルーヘロン(仮称)」は拾ったアオサギの羽が美しくて、それをシンプルなフライに出来ないかと。

下の「カノコガ」はその辺でも目にする「蛾」なんですけれども「目に付く」やつなんです。

魚がカノコガをメインに食べているとは到底思いませんが、人間(もしかしたら私だけかもしれませんが)にもアピール度があるやつです。

ギニアの模様がぴったりだなぁと思って。

「デザイン」というのを仕事にしているのですが、こういった毛鉤のデザインの「善し悪し」というのは人間様には判りません。

全て「お魚さん」の気分次第。

何が良いのか悪いのか、恐らく200年以上の時間をかけて多くの人が考えて作ってを繰り返しても答えは得られない。

それがフライフィッシングの「罠」なんでしょうね。

答えは無い。

2024/10/31

レガシィ(アウトバック)さようなら

 レガシィの最後の砦であったアウトバックが生産終了だとか。


私のアウトバックはBP型つまり3代前になるのでしょうか、2009年式です。

「アイサイト」という物が初めて搭載された頃ですね。



















2.5LのEJ25エンジン、DOHCでターボ付き、ハイオク仕様、265HPの2.5XTです。
このエンジンは本当に良くて、関越から上信越(アップダウンありますね)の高速でも殆どを5速でタラタラ行けるクソトルクと、ここ一番で踏み込むとカムが変わってスポーツカー。
酷いと言われる燃費も高速ならば13km/Lくらい行ってしまいます。
この車の前はSOHCでレギュラー仕様、NA、177HPの2.5iに乗っていました。
こちらは2.5XTが5ATであるのに対し4ATでしたが、やんちゃな事をしないのであれば、こちらもジェントルで良い車でした。

今年の4月頃でしたか、やっと100,000kmを突破しました。











本当に良い車だと思います(燃費とプラ部品の劣化以外は)。

他の車に買い換えたいという気持ちが全く起こりません。

というか、このEJ25のターボが載っているアウトバック2.5XTをなんとか延命してやりたいという気持ちになってしまう。

近日中に1年点検およびタイヤをデシベルからアイスガードに履き替えるのですが、ボールジョイントのブーツ切れやパワステオイル漏れ等々、やっておいた方がよいなぁと思う事が多々あります。

買い替えを想定するならば、こんなメンテに費用をかけるのはもったいないのです。

どうしましょう、30万km目指してしまいましょうか。

2024/10/23

Thinkpad P1

久しぶりにPCを導入しました(中古です)。



















手前が今回導入したThinkpad P1、奥は今も使い続けているThnkpad W541です。
共に15.6インチディスプレーのノートです。
W541はキーボードの一部のキーが反応しなくなってしまったため、先日キーボード(パーツ)をヤフオクで購入して入替えたばかり。

仕事でCADを使用している事もあり、CPUスペックはCore i7以上、そしてNVIDIAのグラフィックボード「Quadro」が搭載されているというのが私の必須条件になっています。
「モバイルワークステーション」と言われる類いのノートです。
今回のP1はCore i7を上回る「XeonE2176M」というCPU、そして「QuadroP2000」というグラフィックボードが搭載されています。
Win11、メモリーは32GB、500GBSSDが起動ディスク、さらにデータ用に1TBも入っているのですが、こちらは活用しないでしょう(データをPCに保蔵しないから)。
ディスプレーは3840×2160という所謂4K、W541の1980×1080でも十分なのに。
メモリーは64GBにしたい気持ちもありますが、私の使い方で64GBを必要とすることは殆どないと思うので我慢します。

W541に比べて残念なのはテンキーが無くなってしまったこと。
15.6インチディスプレーに対しての「縁」が大幅に少なくなっていますから、ボディ全体のサイズが縮小されています。
そのため全幅の中にテンキーを入れられなかったのでしょう。

縦横の寸法もそうですが、厚みも大幅に薄くなっています。
こんなにスリムでモバイルワークステーションになるのかしら?と思うほど。

やはり今のノートパソコンでは当たり前なのかもしれませんが、光学ドライブ非搭載というのが大きいのでしょうね。
確かにCDRやらDVD-Rを焼くこともなくなりました。
アプリケーションのインストールでさえ光学メディアからインストールするなど皆無。
けれど「無い」と不安なのでDVDドライブを用意、メルカリで¥2000で購入。











先のW541は現役で「ベクターワークス2015」を使用中。

今回のP1は「ベクターワークス2020」をインストールしました。

しかしながらVW2020、購入したものの殆ど使っていません。

VW2015で十分だという事が大きいというのが大きな理由でしょうか。

けれども、たまにゼネコンから送られたDXFデータが2015では開かない事があったりしますが、それが2020だと開くことができたりして。

そして今後の状況のためにもVW2020をある程度は可動させておいた方が良いのではないかと。


せっかく使い慣れた道具、本来はあまり変えたくないんです。

2024/10/20

ゆかり

 一年近く投稿しておりませんでした。

けれども毎年恒例の梅干しは今年も漬けていたわけで、既に最低気温が一桁になろうというこの時期に重い腰を上げて「ゆかり」をなんとかしようと思い立ったのです。

こちらは6月に仕込んでいた頃の紫蘇の様子。




















今年も白加賀は8kg漬けましたが、白加賀は「白干し」にするようにしており、紫蘇を投入していません。
一方、今年も小梅を僅かながら漬けました。
近所のスーパーツルヤで売っていた「飯田小梅」、3kgほど購入しました。
昨年は長野の特産でもある「竜峡小梅」を漬けたのですが、今年はこいつにしようと。
小梅ではありますが、少し大きめで食べ応えある梅干ができそうです。



















小梅はやはりカリカリ梅、そして日の丸弁当に使えるくらい真っ赤に染めたい。
そんなわけで赤紫蘇も大量に投入、カリカリに仕上げたいので塩化カルシウム「パリット漬」も忘れずに。
本来は卵の殻を投入するのでしょうけど、膜を除去したりの手間も面倒ですし、そもそも良い頃合で卵の殻が廃棄物として生じない。

飯田小梅は美味しいカリカリ梅になりました。
そしてこちらの廃棄物「赤紫蘇」、塩分が多いため乾燥させるのが大変。
天日で干しても水分は抜ききらず、大き目のタッパーに入れて乾燥剤を入れて数ヶ月。
そして今となったわけです。

チリチリになった赤紫蘇、ボウルとザルを重ねた中に投入します。
すり鉢とすりこぎでも良さそうではありますが、私のたどりついた方法です。
要は「粉になりすぎない」「粗挽き」にしたいという考え。
ザルに紫蘇を押し付けて行くと、ザルの目から通る大きさになった時点で下のボウルに落ちて行く。
すり鉢でやるとどうしても粉になってしまうんです。


















随分と沢山できましたね。
小梅を赤くしたかった思いが感じられますが、後先のことを考慮していない量です。


















このゆかりを消費するのにどれほどの歳月が必要なのか、とりあえず保存します。












欲しい方はどうぞ。

2023/11/15

三河白名倉砥石

前回に続きまして、また砥石です。

愛知県は三河産の名倉砥を手に入れました。

元々は羊羹型の砥石も産出していたのでしょうが、現在ではこのような形で入手できるものが殆どなのでしょう。

あったとしても目玉が飛び出るような値段のはず。

天然砥石は「枯渇」したのではなくて「産出しなくなった」のだと思います。

そもそも需要が激減(というか殆ど無い)しているでしょうから。

勿体無いなぁと思います。



私も初めて触ったのですが、京都丹波の仕上砥石とは全く違う柔らかさ。
そしてこんな形の砥石を使うというのは?

「砥泥(砥グソ)」を使うのです。
京都丹波産の仕上砥石(木端)に摺ってみます。
やはり柔らかいようで、白の砥泥が出てきます。
そう、包丁(刃物)は砥石でなく砥泥で研ぐべし。
私も人から教わった訳ではないのですが、少しづつ「研ぐ」を理解してまいりました。

本日は各包丁を軽く研いでみます。
いや、せっかく砥泥を出したなら使い切りたいというセコい考え。











とりあえず7本の包丁を研いでみました。

元々研いでありますから「刃を整える」という気持ちで。

良いのではないでしょうか。


これまでも砥泥を出して研ぐという事はしてきたんです。

京都丹波の仕上砥石は複数持ってますので、それを摺り合わせて泥を出すという方法。

これは砥石の面直しにもなりますので一石二鳥でもあるのです。


この三河の白名倉は石としては柔らかくて面白い。

京都の粘板岩とは全く異なりますね。


料理人でもない私が、こんなことをする必要はないとは思うのです。

しかしこういった事を体感するかしないか、自分は体感したいと思ってしまう。

さらにこの石の能力やらを知ることができたら楽しいと思います。