しばらく暖かい日が続いていたとは言え、まだ四月。
今日は冷え込み、各地で降雪もあったようです。
そんな日には燗が良いでしょう。
愛知のお酒、甘強酒造の「四天王いっこく」です。
こちらの蔵元は文久2年(1862年)にみりん造りをはじめたのが創醸とのこと。
米焼酎も醸造しておりますし、社屋は国の登録文化財に指定されているそうです。
「いっこく」とは頑固者という意味だそうです。
HPでは酒米は五百万石・夢錦の60%精米、日本酒度+5.0となっていますが、瓶に添付してあった説明書では五百万石・祭晴の60%精米、日本酒度+1.0となっています。
酸度も1.4から1.6に変わっていますので、少し方向性を変更したのでしょうか。
ぬる燗が良さそうですが、ひとまず常温。
ふむ、濃醇で旨口との事ですが意外と控えめ、しかし燗映えしそうな気がします。
続いてぬる燗に、こちらの方がまとまるなぁ。
鰤とか肉のような、こってりした肴でも行ける感じ。
さらに温度を上げてみますと、少しバランスを崩す気がします。
この酒はぬる燗がベストです。
温度は、もっと細かく試しても良さそうです。
つまり温度によって、かなり変化してしまう酒だという感じなのです。
ベストの温度を見つければ、とても美味しく頂ける、意外と神経質な酒なのだなと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿