2013/04/21

野蒜

野蒜を採取してきました。
「のびる=野の蒜(ひる)」なのですが、私は子供の頃から「のびろ」と呼んでいました。
山菜が望めない平野でも、この野蒜ならば結構自生しています。
採取も簡単だし、ついでに美味しい野草です。
今月初旬にも取りに行ったのですが、その頃よりも鱗茎部が大きくなっている気がします。
これは表面の薄皮を剥いだ状態ですが綺麗でしょう。

















その薄皮の下には新しい鱗茎が出来初めていました。

















この野蒜、かなり生命力が強そうです。
勿体無いので、植木鉢に入れてみることにしましょう。
育つかな?

大きめのは味噌(マルコメしか無いですが)を付けて。
大蒜(にんにく)や葱よりもクセは無いと思うのです。
言ってみれば「爽やかな辛味」という感じです。

















小型のと、茎と葉は炒め物にします。
玉葱と同様、炒める事によって甘みが出ます。
今回は味噌と醤油、味醂、酒、出汁、そして子供達でも無理なく食べれるように少々の砂糖で。
さらに秋田のレシピを取り入れ豚バラと一緒に。

















さらに茎部分は薄切りにして味噌汁や冷奴と一緒でも良し。

野蒜は三月からせいぜい五月までしか食べれないでしょう。
せっかくの旬ですし、食べないと!と思ってしまうのです。

先日は四谷の太平山酒造の店で、この野蒜を天麩羅で頂きました。
太平山酒造といえば秋田ですから、ハタハタ(ぶり子いっぱいの)も。
秋田では野蒜は「ひろっこ」といいます。
雪の中から芽吹いたばかりの、鱗茎部分も大きくなっていないもの。
葉の部分も萌黄色なので今日の野蒜とは印象は異なります。
これも美味しかったなぁ。

もっと春先の伸びる前の状態を探し出せば、この「ひろっこ」の味を体験出来るかもしれません。
見つけ出すのが難しそうですが。

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