以前、我が家の桜をご紹介しました。
ソメイヨシノではなく、サクランボをつける桜です。
開花からほぼ一月半、今ではこのようにサクランボが実っています。
もちろん、市販のサクランボには全く及びません。
直径は15mm程、少し苦さと酸っぱさを備えた、けれどもほのかな甘みのあるサクランボです。
つまり美味しいサクランボではない、という事なのですが、一方では大人気なのです。
今年は満開でしたし、その後ミツバチ達も頻りにやって来ていました。
ですから、実の数は物凄い状態ですし、この一見美味しそうな色合いですので非常に目立ちます。
これに目を着けたのはヒヨドリとオナガ達です。
それこそ美味しそうな色合いになったものだけをパクパクと食べていきます。
どんどん実が無くなっていくものですから、これはいかんと思い、案山子を設置しました。
猫と烏の案山子です(カラスは見難いですが左の方に居ます)。
ヨドバシカメラと世界堂のビニール袋で作った簡単な物です。
これが出現するとヒヨドリとオナガ達は最初は近くで様子を伺いながらギーギー鳴いています。
多少は効くでしょう、などと思っていたのですが、そう甘くはありませんでした。
確かに多少「大丈夫かいな?」みたいな素振りを見せ、敢えて低空飛行で近づいたりして、様子を伺う素振りはあるのですが、動かないと判ると平気でサクランボを食べています。
もうこれは駄目だと思い、残っているサクランボを急遽収穫。
いや、どう見ても美味しそうです。
桜の立場になって考えれば、美味しそうに見せることによって鳥達に食べられ、そして種子を広い範囲に蒔いてもらう事が目的ですから、美味しそうに見えない訳がありません。
それにしても、ずいぶん少なくなりました。
まだ「もう少し」という感じの実はそのまま残します。
が、その残した実は次の朝には全て食べられていました。
人気なのは良いのですが、凄まじい食欲です。
毎年この戦いが続くのかもしれません。
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