左は泉橋酒造の夏ヤゴブルー。
夏ヤゴは二種類ありますが、このブルーは山田錦、ピンクは雄町と酒米が異なります。
「スイスイ飲める」とは言うものの、アルコール度数は18%ですし、味も濃いのです。
山田錦らしからぬ濃さとも思えます。
しかしキレ味がありますので冷やして飲むと確かに爽快です。
濃いお酒ですのでロックにすると良いと思うのです。
もう一本は新政のラピスラズリ(瑠璃)です。
酒米は美山錦、麹米は40%、掛米は50%と磨いていますので純米大吟醸というラベルが貼られても良いお酒です。
しかし新政さんはその磨き具合で上下を作る、その表記を止めましたね。
「当蔵の方針」にありますように全量生酛純米造り、そして新政酒造が産んだ六号酵母による造りです。
この生酛造りは近年多くの蔵が挑戦しています。
手間と労力がかかる造りではありますが、酛に酵母が加わるまでの長い時間に凄いドラマがあるのかもしれません。
様々な生酛造りのお酒を飲むとバラエティーに富んだお酒にめぐり合えます。
酵母が加わる前の「糖化(米のデンプンを麹菌の酵素により糖に変える)」という過程での乳酸菌の繁殖が大きいのか、酸味のあるお酒が多いように感じます。
そしてこの新政の瑠璃、酸味が綺麗に入ってきます。
酸味だけではなく色々な味があるのですが、それが全て水に溶け合っている感じとでもいいましょうか。
ザラつきが無く、すべてが水と一体になっているような。
やりますね。
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