2016/12/18

みむろ杉と一歩己(いぶき)

先週は忘年会で虎の門へ。
四谷駅で中央線から丸ノ内線へ乗り換えるのですが、まだちょっと時間が早い。
そこで四谷の鈴傳でお酒を見ることにしました。

いや二本買いました。
左は奈良、今西酒造の「みむろ杉特別純米 辛口 露葉風 無濾過生原酒 28BY」。
右は福島、豊国酒造の「一歩己(いぶき)純米無濾過生原酒」です。
飲んでみたかったお酒、また「要冷蔵」を二本も買ってしまいました。


























みむろ杉は「露葉風(つゆはかぜ)」という奈良県産の酒米を60%に削ってます。
酸味と果実香があって爽やかな一方、旨みというか味もある、そしてきれいにキレる。
ラベルに「辛口」と書いてはありますが(もちろん日本酒度+6ですので)辛口を謳う酒ではないでしょう。
冷蔵庫出しの温度(冷酒)では非常に良い印象です。


























そして55度くらいのとびきり燗(暖めすぎました)にしても崩れない。
人肌燗(35度)くらいになっても味の方向性は殆ど変わりません。
しかし冷酒の時とは全く異なる方向性を見せて頂きました。

一方の一歩己、酒米は美山錦で精米歩合60%です。
これもジューシーです。
酸味はみむろ杉ほど来ない感じですけど丁度良い。
これも冷酒では非常に良いですね。


























みむろ杉を熱くしすぎたので、こちらも無理に熱く燗にしてみたのですが熱燗(50度)では駄目でした。
けれどもぬる燗(40度)以下になると断然美味しくなります。
この温度帯になると冷酒のとき感じた酸味が効いてくるのでしょうか。

近所ではなかなか会えないお酒、飲んでみる価値がありました。

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