2018/10/07

マウンテンバイクのメンテナンス

一時期はこのブログにも「マウンテンバイク」ネタが多く書かれていた時期がありました。
長男が小学校6年生(2012年頃)で、彼にマウンテンバイクを与えて一緒に武蔵五日市にキャンプツーリングを敢行しました。
その際自分の自転車、これは今でも使っている自転車なのですが、これを大幅にバージョンアップした訳です。
その当時の「ほどほど」も考えつつ、主要コンポーネンツを全て換装したのが今のスペシャライズドのハードロックです。

正直言うと、最近は全く乗っていませんでした。
そもそも「屋外置き」ですので、結構高いXTRの9Sチェーンも錆びまくってます。
その不快なカキカキ音を聞きながら乗るのが、さらに不快なので乗らない。

久しぶりにメンテナンスしました。

















チェーンは当時のXTRクラスの9Sを予備で購入してありました(今は9Sなんて入門車用しか無いです)。
チェーンから錆びをもらったカセットスプロケットはハブから一旦外して、マジックリンとクレンザーを使い古し歯ブラシでゴシゴシと。
スプロケはXTなのでそこそこ高価なものなのですが、こうして磨くとその本来の価値が蘇ってきます。

















フロントのギヤ、DEORE LX用の42T、内側のXT用32T、22Tのギア板も一旦分解して同様に歯ブラシ攻撃です。
ボトムブラケットも外してクリーンアップしました。
前後ディレイラーはフレームから外す事はしませんでしたが、徹底的に洗浄。
前後タイヤのチューブとリムテープも交換。
ハブのメンテ以外は殆ど行ったつもりです。

ストックの中に未使用のリアディレイラーがあることに気づきました。

















現在装着されているのはM530頃のDEORE、その後のM590頃のDEOREのリアディレーラーです。
これは溜池山王のY'sRordで昔購入した「新車取外し品」の部品だと思います。
「¥1000」の値札までついたままでしたが、そのうち換装しようと思って買ったのでしょう。

そもそも完成車でXTやXTRのような高級部品が搭載されていることは稀でした。
一般のユーザーが購入するスポーツバイク(MTB)のコンポーネンツとして、最高ランクはDEOREだったと思います。
けれども、それをさらにグレードアップしようという方はDEOREを外してXTやXTRに換装します。
新車に組み込まれていたDEOREのパーツを外し、XTやXTRに換装すれば10万のマシンが20万、30万クラスになりますから。

その一方で、このDEOREのコンポはスチールパーツがXTやXTRより多用されているので、軽量化としては不利な面もあるとは言え、強度と信頼性、そしてコストという面では非常に優秀なパーツです。

















保管していても勿体無いので、この際リアィレイラーを交換することに。
以前もご紹介した「MTBメンテナンス(2008年版)」を見ながら取付後の調整も行いました。


















試験走行で善福寺公園に。
不必要に変速したり、ブレーキングしたりして新しいワイヤーを伸ばさなくては。

フロントのディレイラーはワイヤー交換後も上手く働いてくれました。
しかし交換したリアのディレイラーはいまいちです。
一番大きいギアであるローの34Tからシフトアップすると2枚目を通り越して3枚目のギアまで行ってしまいます。
まぁ走れない事はありませんから、ワイヤーのテンションを変えてみながらテスト走行を継続します。

どうやっても直らずでした。
ついでにリアのホイールがブレているようです。
自分はブレーキレバーを3mm程度握ったくらいからブレーキが利いて欲しいと思っているのですが、Vブレーキのシューとリムの隙間をギリギリにできないので遊びを大きく取らないとならない状態。

久しぶりに吉祥寺のCWSに預けて調整をお願いすることにしました。
戻ってきた愛車は完璧な状態です。
リアディレイラーに関して、センタースタンドを装着しているのですが、そのボルトがワイヤーと干渉していたとのこと。
これは気が付きませんでした。
リアのホイールのブレも無くなったので、微妙なタッチでブレーキングもできるように。

このハードロック、2000年か2001年製ですから既に化石のような存在。
でもきちんとメンテさえすれば、気持ち良いバイクです。
このスペシャライズドのハードロックが自分の人生最後の自転車になるのではないかと思ってます。

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