2019/06/16

柚子

四月は柑橘系の果実がそこかしこに実る季節です。
一方、春の強い風がそれらを落としてしまう事も多々あります。
近所を散歩していると、八朔やら柚子やらが道路に落ちているのです。

そんなこともあり、落ちている柚子の種を育てて見ようと思いました。
刺身用の発砲皿に100均の培養土を敷いて10日ほど、以外と芽が出てくるものですね。





育ったものを植え替えました。
元気良く育ってくれています。

















本葉は数が出てくるとともに、柚子特有の途中にくびれのある形になってきます。
























この柚子の苗、どうしようという目的は無いのです。
しかし実生(みしょう)の柚子は香りが高いという話しもありますね。
現在ホームセンター等で売られている苗木は、ほぼ全て接木苗です。
柚子の場合は殆どカラタチを台木としてあるはずです。
もちろんカラタチを台木として接木した方が成長も早く、根が地中深くもぐって行かずに広く浅く伸びる傾向になるなどメリットがあります。

けれども「桃栗三年柿八年・・・」で行きますと「柚子の大馬鹿18年」なのですから、今苗を育て始めてもその結果を確かめられるのは18年後。
私自身、生きている自信がありません。
今やらないと、見れる可能性が益々減っていってしまうのですよ。
けれども、見れなくても良いという気持ちもあります。
実生の柚子の苗を今作っておく事、価値やらは関係ないのです。
時間を費やす事というのは早く始めなければ意味がありませんから、とりあえずやっておくだけです。
そして、この柚子の苗木の成長を日々見るというのも良いものだと思うのです。

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