今週末も雨でした。
この季節はなかなか釣りに行けませんね。
仕方がないので、さして必要性も無いのに毛鉤を作ったりします。
和式のテンカラ毛鉤の体裁ではありますが、洋式の毛鉤的な素材の組み合わせ。
和洋折衷という感じの毛鉤です。
左はピーコックハールをボディに巻き、シルバーのフラットティンセルでリブを巻きました。
しかし実際はクリアーなボディにピーコックグリーンのリブが見える事をイメージしています。
ハックルはレッドのコックハックル(雄鶏の蓑毛)です。
右は黒のコンドルクイルをボディに使いました。
コンドルというのはアメリカ大陸に住むハゲワシの仲間のことのようです。
現在マテリアルとして販売されているのはアフリカ、ユーラシア大陸に生息するハゲワシの仲間とのこと。
クイルのファイバーが太く、ボディ材として巻くと上手いことリブが表現されます。
ハックルは同じくコックハックルですがシルバーバジャーです。
様々な毛鉤をどう使い分けるのか、というと確固たる考えは無いのです。
日中の日差しの中でシルバーのティンセルが効果ありそうとか、逆にコンドルクイルの微細なファイバーのリブが水中で輝くかも、とか。
もしも何万匹の山女魚の群れに上記の毛鉤を百個づつ投げて一定時間にどれだけ喰いついたかを調べることができれば、その優劣を確かめることができるかもしれません。
それは非現実的なことなので、我々釣人は経験と印象をごちゃ混ぜにし、ある決断を主観に任せて行うわけです。
コンドルクイルは実際はコンドルではなくハゲワシの羽根という事だったのですが、ハゲタカという名称もありますね。
Wikiによると「ハゲタカ(禿鷹)- 鳥類のハゲワシ類またはコンドル類の俗称。」と。
さらに「ハゲタカファンド - バイアウト・ファンドの通称。略してハゲタカと呼ぶこともある。」と。
先週末のサンケイの記事です。
「上海株、終値5.8%安…3週続けて金曜日急落 3週間の下落30%に迫る」
SankeiBiz 2015年7月3日より
さらに昨日は
「中国大手証券が2・4兆円の資金を投入 急落の上海株式相場を下支え」
中国の大手証券会社21社は4日、急落している上海の株式相場を下支えするため、共同で計1200億元(約2兆4千億円)以上の資金を市場に投じると発表した。
主要株で構成する上場投資信託(ETF)に少なくとも1200億元を投資する。
異例の協調行動で、さらなる相場の下落にブレーキをかける姿勢を鮮明にした。
21社は「株式市場の安定した発展を断固として守る」とする共同声明を発表した。
上海株式市場の代表的な株価指数である総合指数の終値は6月5日に、2008年1月以来の高値となる5000台を記録。
12日には5166・35をつけたが、その後は急速な相場上昇に対する警戒感が広がって売りが優勢となり、7月3日までに3割近く下落した。(共同)
SankeiBiz 2015年7月4日より
春先から上海株式市場だけが異様な盛り上がりを見せていたわけですが、それが6月を過ぎて一転。
株価が上昇している(上げられている)頃は「銀行からの借り入れ資金で株式売買を繰り返す「信用取引」を個人投資家が短期間で膨らませた」そうですが、まさにハゲタカに乗せられたようです。
すべてハゲタカさんが美味しく頂いちゃったのですね。
ギリシャ問題の報道の裏でもありあまり大きく報道はされていないようなのですが、一大事だと思うのです。
既に下支えに志願(?)した21社は特攻とも言えますが、共産主義の中国ならばこそ。
しかしパニック売りしている個人投資家に対してこれを強要できない中途半端な独裁主義というのが仇になりそうです。
中国政府もなんとか介入しているようですが、どれだけ弾が残っているのか。
近いうちに結果が出てしまいそうです。
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