年越し用にとお酒を買ってきました。
いつもの三ツ矢酒店です。
四合瓶の純米吟醸南は暮れの忘年会に持って行くため。
開けてはいけません。
一升瓶は神奈川県海老名市の泉橋酒造の純米吟醸「恵」です。
正月用(暮れ用)ということで少し奮発してしまいましたね。
とは言え2900円ですから、二千円台という基準は頑なに守っています。
泉橋酒造のお酒というと、とんぼのラベルが印象的ですが「全量純米酒蔵」と宣言している他、その酒米にも拘りが。
殆どの商品に海老名産の山田錦を使用している他、自社田で雄町も栽培しているようです。
この「恵」は海老名産の山田錦。
神奈川で山田錦作れるんですね。
日本酒度-7という辛口、酸度1.5という事ですから、冷だと美味しそうです。
しかし「燗」もお勧めとのことですので、これは楽しみ。
冷やせなかったので常温(冬ですからそこそこ冷に近い)で行きました。
清々しくて美味しいです。
何年か前に店で飲んだトンボラベルも美味しいと思って記憶していたのですが、この「恵」もすごく良い。
香りは58%の精米歩合なりのものとは言え、辛口のまま旨みが広がって行く味わいは上等です。
「日本酒バー」などで飲む吟醸ではありません。
求めた結果「吟醸」になってしまった純米酒なのでしょう。
燗でも試しましたが、ぬる燗はもちろん、熱燗でも良いではないですか。
酸度が上手い具合に効いてくるようです。
すごい底力を感じます。
結構打ちのめされました。
2014/12/27
2014/12/24
焼ジビエ罠 嵌(HAMARU) 長野店
夕方に長野に着きました。
つい先週来た日は大雪だったのですが、街中には殆ど残っていません。
11月に開店した五反田に続き、ここ長野にも「焼ジビエ罠」ができました。
本日開店です。
内装はいかにも「罠」。都内の店と変わりません。
異なるのは、この広さでしょうか。
このゆったり感は都内の罠では実現するのが難しい。
奥がステップフロアになっており、厨房を囲むカウンター席となっています。
メニュー構成も見慣れた「罠」メニューです。
まずポテサラ。
そして煮込みという定番メニューです。
後はゆっくりさせて頂きます。
ご検討をお祈りしてます。
つい先週来た日は大雪だったのですが、街中には殆ど残っていません。
11月に開店した五反田に続き、ここ長野にも「焼ジビエ罠」ができました。
本日開店です。
内装はいかにも「罠」。都内の店と変わりません。
異なるのは、この広さでしょうか。
このゆったり感は都内の罠では実現するのが難しい。
奥がステップフロアになっており、厨房を囲むカウンター席となっています。
メニュー構成も見慣れた「罠」メニューです。
まずポテサラ。
そして煮込みという定番メニューです。
後はゆっくりさせて頂きます。
ご検討をお祈りしてます。
2014/12/23
笹祝 亀の尾純米
「夏子の酒」という漫画がありました。
劇中では「龍錦」という未知(一旦は途絶えてしまった)の酒米を使って山田錦に勝る酒を作る、そしてその酒米の栽培に当たっては無農薬でなければならないという。
今日手に入れたお酒は「笹祝 亀の尾純米」なのですが、この「亀の尾」という酒米こそ劇中の龍錦なのだと言います。
山田錦という米は確かに凄いのでしょう。
各蔵元によって様々な味わいを出しているのは事実です。
しかし山田錦の酒の安定度というのは、呑む側でさえもある程度予想してしまう位に大きいように思うのです。
そしてこの酒米は寒冷地に向かないという事実。
米所として知られる新潟でさえも上手く作れない米。
そんな中で北国で栽培できるかつての酒米を掘り起こそう、というのは拍手を送りたいです。
今日の笹祝は精米歩合65%。
このお酒がそもそもフルーティーやら水の如しとやらを考えていないのは事実です。
際どい立ち位置なのでしょうね。
万人に受け入れられる物を作ることが良い事では無いというのは誰もが判ってはいます。
とは言え、どんな商売においても人様からお金を頂ける商品を作らなければならない。
その商品の「何」にお金を払うのでしょうか。
笹祝は良いお酒です。
人に伝える難しさを感じる酒です。
劇中では「龍錦」という未知(一旦は途絶えてしまった)の酒米を使って山田錦に勝る酒を作る、そしてその酒米の栽培に当たっては無農薬でなければならないという。
今日手に入れたお酒は「笹祝 亀の尾純米」なのですが、この「亀の尾」という酒米こそ劇中の龍錦なのだと言います。
山田錦という米は確かに凄いのでしょう。
各蔵元によって様々な味わいを出しているのは事実です。
しかし山田錦の酒の安定度というのは、呑む側でさえもある程度予想してしまう位に大きいように思うのです。
そしてこの酒米は寒冷地に向かないという事実。
米所として知られる新潟でさえも上手く作れない米。
そんな中で北国で栽培できるかつての酒米を掘り起こそう、というのは拍手を送りたいです。
今日の笹祝は精米歩合65%。
このお酒がそもそもフルーティーやら水の如しとやらを考えていないのは事実です。
際どい立ち位置なのでしょうね。
万人に受け入れられる物を作ることが良い事では無いというのは誰もが判ってはいます。
とは言え、どんな商売においても人様からお金を頂ける商品を作らなければならない。
その商品の「何」にお金を払うのでしょうか。
笹祝は良いお酒です。
人に伝える難しさを感じる酒です。
2014/12/18
焼ジビエ罠 五反田店(その2)
先日もご紹介した「罠」の4店舗目、五反田店。
今日は写真撮影に来ました。
開店直前の時間です。
今回のカウンターはステンレス2B材、6mm厚の板です。
一階はこのカウンター席のみ。
狭い店ですからね。
奥に二階への階段。
上ると酒のストック。
そしてテーブル席です。
さらに階段で上に。
三階にも席があります。
奥の部分にはストック。
神田店のテイストを踏襲してはいますが、フロアが別になっていますのでまた別の使い方もできるでしょう。
今日は写真撮影に来ました。
開店直前の時間です。
今回のカウンターはステンレス2B材、6mm厚の板です。
一階はこのカウンター席のみ。
狭い店ですからね。
奥に二階への階段。
上ると酒のストック。
そしてテーブル席です。
さらに階段で上に。
三階にも席があります。
奥の部分にはストック。
神田店のテイストを踏襲してはいますが、フロアが別になっていますのでまた別の使い方もできるでしょう。
2014/12/15
南の燗(あて煮込み肴にて)
2014/12/13
雪の下
育てている植物、これはユキノシタです。
川沿いの岩場にいくらでも生えている植物です。
これは奥多摩で採取してきました。
春から初夏にかけて白い花を咲かせますが、今の季節ですとこのように葉のみ。
しかし冬の間でも、このように葉を保ちます。
山に行くとどこでもあるユキノシタなのですが、この毛の生えた葉は天婦羅などにして食べる事もできますし、薬草として使われることもあります。
しかも常緑の多年草ですから、採取しようと思えばいつでもそこにある植物。
私の場合は単純に葉の模様と可憐な花のみが目当てなのですが。
写真でも判る通り、現在では赤いランナーが出てきています。
これによってどんどん分結して増えるのです。
強い植物ですので、環境さえ整えばどんどん増えてしまいますが、あまり増えてしまっても困るのでランナーが根を付けないようにしています。
川沿いの岩場にいくらでも生えている植物です。
これは奥多摩で採取してきました。
春から初夏にかけて白い花を咲かせますが、今の季節ですとこのように葉のみ。
しかし冬の間でも、このように葉を保ちます。
山に行くとどこでもあるユキノシタなのですが、この毛の生えた葉は天婦羅などにして食べる事もできますし、薬草として使われることもあります。
しかも常緑の多年草ですから、採取しようと思えばいつでもそこにある植物。
私の場合は単純に葉の模様と可憐な花のみが目当てなのですが。
写真でも判る通り、現在では赤いランナーが出てきています。
これによってどんどん分結して増えるのです。
強い植物ですので、環境さえ整えばどんどん増えてしまいますが、あまり増えてしまっても困るのでランナーが根を付けないようにしています。
2014/12/06
愛媛の川亀 山廃純米
また飲んだことのないお酒を手に入れました。
愛媛の川亀酒造、山廃純米です。
既に師走、燗にする事も多くなりましたが、常温で行く場合もまだまだあります。
そんな両刀使いをイメージしてジャケ買いしました。
楕円のビール的なラベルが目を引きます。
山廃とは言うものの、全体的に軽やかなお酒です。
微かな甘みと酸味、控えめながら香りも綺麗なもの。
ぬる燗にしてみました。
全体的に綺麗なのはそのままなのですが、良い味が感じられるようになりますね。
そして酸味がどんな温度帯でも上手い具合に働くようです。
あん肝や海栗などの濃厚な肴と合いそうです。
今日は冷は試せませんが、この川亀山廃純米の燗は良いです。
ためしに熱燗にもしてみましたが崩れませんね。
旨みは抑えられて辛さが立ってきますけれども、爽やかさはそのまま。
クセが無いという美点は、逆にインパクトに欠けるということになってしまいがちです。
ですが、こういうお酒に誰もが出会えるならば、日本酒が身近になると思うのです。
ジワジワとファンが付きそうなお酒です。
愛媛の川亀酒造、山廃純米です。
既に師走、燗にする事も多くなりましたが、常温で行く場合もまだまだあります。
そんな両刀使いをイメージしてジャケ買いしました。
楕円のビール的なラベルが目を引きます。
山廃とは言うものの、全体的に軽やかなお酒です。
微かな甘みと酸味、控えめながら香りも綺麗なもの。
ぬる燗にしてみました。
全体的に綺麗なのはそのままなのですが、良い味が感じられるようになりますね。
そして酸味がどんな温度帯でも上手い具合に働くようです。
あん肝や海栗などの濃厚な肴と合いそうです。
今日は冷は試せませんが、この川亀山廃純米の燗は良いです。
ためしに熱燗にもしてみましたが崩れませんね。
旨みは抑えられて辛さが立ってきますけれども、爽やかさはそのまま。
クセが無いという美点は、逆にインパクトに欠けるということになってしまいがちです。
ですが、こういうお酒に誰もが出会えるならば、日本酒が身近になると思うのです。
ジワジワとファンが付きそうなお酒です。
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