2013/06/30

トランギア(TRANGIA)のケトル

全く買い換える事無く、長年使い続けて来た道具達が沢山あるのです。
例えばこのツヴァイリング(ZWILLING)の刃渡り18cmの三徳包丁。

















それほど高価なものではありません。
しかし25年以上経っています。
柄を留めているアルミの鋲が2本飛んでいますし、柄にもヒビが。

これの他にも同じくツヴァイリングの16cmのもありますし、魚用に和包丁の出刃もあります。
それはそれでその用途には使いますし、その役割を担ってくれています。
しかし一番使用頻度の高い三徳包丁としてこれを超えるものになかなかめぐり合えないのです。
持ったときのバランスとか様々な要因はあるのでしょうけれども、全ては「しっくり来る」という事に尽きます。

最近新しい包丁が欲しいと思っていまして、いろいろ物色しているのです。
今、目をつけているのはMISONOのNo. 581ステンレスモリブデン鋼の18cm三徳包丁です。
私のような素人が使うとすると、このクラスでも高級過ぎるとは思います。
いずれにしても、買うときには握ってみたいですね。
やはり感覚とか相性というものがあるでしょうから。

さて、今回は包丁の話ではないのです。
やはり四半世紀以上付き合った、ヤカンの引退なのです。
今まで白い琺瑯(ほうろう)のヤカンを使っていました。
野田琺瑯とかでもなく、資生堂か何かのノベルティー品です。
蓋の樹脂製持手が駄目になり磁器製の持手と交換、更にその取付穴が錆で大きくなってしまいましたのでステンレスワッシャーを咬ませて暫く使ってはいたのです。
内部の錆も目立ち始めました。
よく働いてくれましたが、引退させます。

















右の古い琺瑯ヤカンと、左は今回購入したヤカンです。
トランギア(trangia)製のアルミケトルにしました。
これは本来アウトドア用品というカテゴリーの商品です。

















しかし「湯を沸かす」という単純な用途、しかも我が家の場合1Lも沸かす事が殆ど無い。
そんな事を考えていましたら、ものすごくストイックな物で良いと思ったのです。
そう考えると、昔からあるシュウ酸アルマイトの金色ヤカンや、アルミ急須のような物も考えられます。
しかし安定性を重視しました。
この底面積の広さと低重心の形状、逆さに置いた時に転がらない蓋の持手、垂直状態で保持できるハンドル、もちろん屋外での使用を想定してのものなのでしょう。
使ってみると注ぎ口の切れも良く、見た目は華奢に見えるハンドルも全く無問題。
ヤカンとしては全てを備えていると言えます。

私がこのヤカンをキャンプに持って行くかというと、それは無いと思います。
全て鍋でやるでしょうから(湯を沸かすという単一機能の為に道具は持って行きません)。
このヤカンはこんな成りですが自宅専用です。
暫く付き合ってからでないと判りませんが、良い道具になってくれそうな気がします。

2013/06/28

六月最後の週末に

今日は六月最後の金曜日。
世間ではボーナスを受け取った方々も居るはずです。
私には関係の無い事なのですが、そのような景気の良い場面を見たくはなります。
大手町での打合せの後、八重洲から日本橋、京橋と歩いて、京橋の小料理屋(居酒屋)浮船に。
少し自分のイメージしていた店とは異なりましたが、ビールとお通しのキンピラ、枝豆、そして肉豆腐で夕飯にしました。
和食屋というよりは家庭料理に近いメニューでしたので、夕飯には丁度良いかも。

その後、湯島の味噌坐玉響の女将との約束を思い出しました。
近々行きますよって。
上野広小路は京橋からは銀座線ですぐですから久々にお邪魔しましょうか。
もうちょっと「和」を感じたかったのもありますし。

冷でお勧めいただいたのは獅子の里でしたでしょうか。
にごりで微発砲、良いお酒です。
小さな刺盛を特別に作ってもらいました。
料理長の仕入が判ります。
メニューを眺めていて目に入ったのは「鮎の塩焼き」。
昨日も近所の西友で鮎が目に留まり買おうか迷ったのですが、鯵にしてしまいました。
その鯵は刺身となめろうになってしまったわけですけれども、この季節です、鮎食べたいなぁと。



















小ぶりですけれども、炭焼きで良い感じです。
お酒は目の前に置いてあった「天遊琳」の特別純米に。
























満足です。

ここで銀座の一乗寺(ichi-jyoji)がまた気になってきました。
再び銀座線に乗り銀座へ。

























結構賑わっていますね。
























壁には小さなフォトフレームが増えています。
左上のBMWのバイクはK氏の趣味でしょう。
下の右から二番目のPINKFLOYDは?

















既に満腹感もあったので、一人で完食できそうな物だけ注文しました。
キッチンを見ていると美味しそうな料理がバンバン出来ているのですが、一人で食べるには量が多すぎます。

















先週より今週、今週より来週。

2013/06/27

飯沼本家の甲子( きのえね)純米吟醸

洋食の店の仕事が終わり、再び日本酒に気分が戻っています。
今回近所の三ツ矢酒店で入手したのは、千葉の飯沼本家、甲子(きのえね)純米吟醸(一度火入)です。
























久々に純米吟醸なのですが、値段は安いですよ。
まずは常温で試してみました。
純米吟醸といえども予想に反して芳醇な感じ、そこそこ吟醸香もあるのですが味が前面に出る感じです。
























続いて冷用に四合瓶(無かったのでワイン用の瓶で代用)に入れて冷蔵庫に冷やしておきました。
どうでしょう、個人的には常温の方がまとまっている感じでしょうか。

肴は鯵の刺身となめろう(鯵)を用意しましたが、いまひとつかみ合わない感じです。
試しに燗にしてみましたが、燗は良くないようです。
難しい酒ですね、香りが一気に崩れます。

私は常温にて、野菜系の肴との組み合わせがベストと考えます。

2013/06/16

江戸東京たてもの園

日曜日。
午前中は雨が降っていましたが、午後には晴れ間も。
子供達と小金井公園に行くことにしました。

片道9km弱の距離なのですが、自転車で行くことに。
実は殆ど自転車に乗ることのない次男に、初めての長距離を自走させるという目的をも兼ねて。
意外とスムーズに、しかも楽しそうに乗っているようでした。
ただ自転車に乗っていることが楽しいのか?体験することが重要です。

今回は小金井公園で遊ぶのではなく、公園内の「江戸東京たてもの園」を見ることが主目的です。
私も職業柄というのもありますが、子供達に説明をしながら殆どの建物を見て廻りました。

私自身も目的があったのです。
最近古いGA HOUSEをめくっていて、前川國男邸を久しぶりに見たくなったのです。

















このキッチン。

















そしてバスルーム。

















戦後に使いながら改修していった部分なのでしょうけれど、質素でありながら合理的。
機能部分を考える時に浮かんでしまう佇まいです。
恐らく我が家のディテールにも多少は影響していると思います。

それは兎も角、次男坊の初めての遠距離(?)サイクリングは、彼にとっても収穫があったかもしれません。
自分が教えてあげられる事など、これくらいしかないですしね。

2013/06/15

銀座一丁目の一乗寺( ichi-jyoji )

先日予告いたしました「一乗寺( ichi-jyoji )」が開店しました。







































私は1階のカウンターで。

















まだ早い時間でしたので、二階の様子を撮影しました。



















































































このお店はグループでの利用の方が望ましい。
一人ですと持て余しぎみです。
私はパテの単品。

















それから鰯の香草パン粉焼き。

















それとチーズ3品。
一皿の量が多めなので押さえ気味です。

















銀座の一シーンとして定着してくれると嬉しいです。

2013/06/13

宮崎へ

先日の「3RiSE」のオープンからしばらくぶりの宮崎への出張です。
























幾つかの打合せを終え、二日目の昼はFさんと県庁近くの「海幸花月亭」へ。
今日は気温も高く、久しぶりに観光客的に冷や汁を食べたいという理由です。



















昼寝したくなるような広いお座敷に上がり、これで700円。
久しぶりの冷や汁、良い昼食でした。



















早めに宮崎空港に到着しましたが、夕刻の飛行機の時間までは3時間以上。
それでも持参したThinkpadX61でしばらく仕事をし、その後は早めの夕飯にしました。
宮崎空港内の「夢かぐら」です。
ここは以前「魚山亭」という店でした。
この店も良い店でしたが、その店をほぼ居抜きで引き継いだこの夢かぐらも良い店です。



















鳥餃子のビールセット、そして「宮崎の味」おつまみセットと久しぶりに観光客らしく。
チキン南蛮も入ってたりと、これだけで宮崎名物が少しづつ楽しめます。
おぐらのチキン南蛮ももちろん良いのですが、お腹がパンパンになってしまうのですよね。
めずらしく焼酎(木挽)のロックにしました。



















最後にもう一品だけ、砂ずりの串を。
定番の「黒霧島」のロックも。



















今晩は銀座にオープンする「一乗寺」のレセプション。
ちょっとだけ羽田から銀座に寄ってみるつもりです。