2014/04/12

サクラエビのフライ

桜の花はそろそろ終わりですね。
これは残念なことなのですが、一方で駿河湾などではサクラエビの季節ではないでしょうか。
ですがサクラエビを使った料理の話ではありません。

餌木フライエビフライの投稿でもある通り、海老の毛鉤に凝っています。
これは海に降りたマスは甲殻類を中心に食べているはず、そしてそれはマス達のDNAに刻まれている事であり否定したくても出来ないことであろう!という思い込みに起因しています。

そこで日本(関東)近海で捕れるサクラエビという事になったわけです。
しかも山ほど在庫のあるTMC947BLのフックを有効利用することができるのです。
元々はモンカゲロウのニンフを巻くためにせっせと購入したこのフック、餌木ではないですがシャンク部分が海老反りしています。
これは小さな海老を作るのにはベストではないでしょうか。


















サクラエビ(Sakura Ebi)
Hook : TMC947BL #10
Tail : Mallard Duck
Rear Body : Red seal's fur & Orange Hare's mask ribbed with gold wire
Throat : Silver pheasant 
Wing : Pink calf tail & Cock hackle ( white barred Variant )
Front Body : Red & white Hare's mask & wings ribbed with copper wire

パラシュートのインジケーターに使っていたピンクのカーフテールをアンダーウィングに。
その上から白(バリアント)のコックハックルを被せてシェルの様にしてみました。
それらのウィングがボディにもつながり被さるのですが、ここはカパーワイヤで固定し体節を表現します。
最後に、アイの部分でウィップフィニッシュした後にこれらのウィング材をカットします。
スレッドによって少し上に持ち上げ、丁度エルクヘアカディスのヘッドのようにします。
フィンを表現すると供に、アイにティペットを通し易くする為です。

干しサクラエビがありましたので比較です。
カーフテールがオレンジ系の方が良かったでしょうか。


















バリエーションとして大好きなザリガニ(マッカチン)も作ってみました。
フックのサイズを#10から#8へと大きくしますが、ザリガニとしては「ミニ」でしょう


















マッカーチン・ミニ(McCartin Mini)
Hook : TMC947BL #8
Tail : Fox orange & Gold pheasant tippets red
Rear Body : Yellow Orange Hare's mask ribbed with gold wire
Throat : Spey  cock / orange 
Wing : Squirrel tail (blue) , Gold pheasant tippets (red)  & Guinea fowl (blue)
Front Body : white Hare's mask & wings ribbed with copper wire

マッカーチンとは言っていますが、今回は青のシェルにしてみました。
写真ではライティングの影響か、青が目立つようですが実際には青黒く見えます。
北海道の摩周湖にいるウチダザリガニとしても行けそうです。

どちらもフロントボディにウェイトを巻き込みました。
沈下速度が速い方が良い気がします。

製作は比較的に簡単な毛鉤です。
「海老で鯛を釣る」ではありませんが、釣果を期待しましょう。

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