2020/05/10

さくらんぼのシロップ

先日も書いた通り、我が家のサクランボ(暖地桜桃という種類)がたわわに実っています。
そのまま放っておいてもヒヨドリやムクドリ、ハクビシンやらが勝手に食べてくれるのですが、困った事もあります。
集まって来る鳥達の糞です。
我が家にしてくれるなら問題ないのですが、お隣の家の車の上空に伸びる電線に止まって糞をするので、これでは迷惑になってしまう。

仕方なく全て収穫することにしました。

たらいに一杯の量。
食べるという量ではありませんし、柔らかいので直ぐに痛んでしまう。

とりあえずシロップを作ってみることにしました。
果肉1kgを種と分けました。
ちなみに果肉と分けた種の重量は175g。
果肉1kgに対して500gの砂糖を加えて煮てみます。

分けた種はメッシュの袋(三角コーナー用)に入れて一緒に入れます。
種に含まれるペクチンによってとろみが生じるらしい。

一緒に煮てしまうのならば、種と果肉を分ける必要が無いと思うでしょう。
ですが、私としては果肉と種の重量比を把握しておきたかったのです。
さきの種抜き作業(二時間ほど)のおかげで「1000:175」という数値を得られたのです。

20分ほど煮込んだ後、果肉や皮を濾過します。
濾過に使用したのは排水口のゴミ受け用袋。
種を入れたものより目の細かい伸縮性のあるタイプです。
この袋を吊るして酒を搾るように搾りました。

1175gのサクランボと500gの砂糖から出来たシロップ。
約5合(900ml)でした。

予想では褐色になってしまうのでは?と思っていたのですが、綺麗なピンク色です。
ガーゼや晒で濾過すると、もっと透明感のあるピンクになったかもしれません。

基本的には炭酸で割ってジュースにしたり、カキ氷にかけたりするのが良いのではないかと思います。
私はシロップ、ジン、炭酸を1:1:2で試してみます。
カクテル等の甘いお酒は好きではないのですが、そこそこ良い感じです。
酸味が足りないと思いレモンを垂らしましたが、この方が断然良くなります。
とにかく割った色が桜色というのが嬉しいではないですか。

さて、まだ大量に残っているサクランボ、こちらは火を使わずに砂糖の浸透圧によってシロップにします。
4Lの密閉瓶に1.75kgの実(種ごと)と1kgの砂糖、2本分になりました。

翌日、だいぶ果汁が出てます。
皮の色素も液に抽出されている様子。
瓶の中、液体の上面にサランラップを敷きました。
空気(瓶内部なのですが)と接している実の色が茶褐色に変色してきていたから。
おそらく酸化でしょう。
それにしても、浸透圧だけでも皮の赤い色素が液体に抽出されている事がわかります。
実の色も白っぽくなってますね。

そうか、容積もここまで減ったのだから一本にまとめれば良いじゃない。
口いっぱいになったので酸化を気にしなくても大丈夫です。
瓶中央付近の実の色が茶褐色になっているのが判りますね。

しかし砂糖が意外と溶けないみたい。
多すぎたかもしれません。
しばらく様子を見ましょう。

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