ヤフオクで落札(即決価格だったので購入と言うべきか)した商品が届きました。
この商品「ティペットスレッダー」との名称です。
この位置にフライをセット(内部にネオジウム磁石が埋め込まれているので、吸着して少々振っても落下しない)しますと、「カチッ」と良い塩梅で固定されます。
続いて溝にティペット(つまり釣糸)を差し込んで行く。
するとフライ(フック)のアイ(先端のリング状の部分)にティペットが通るという仕掛け。
上面を見ますとフライのアイが落ち着くように窪みが。
そして溝はそれより浅くフックのワイヤーの太さを考慮してあります。
底面を見ると深い穴、この奥底にネオジウム磁石が入っています。
この下駄の歯のような部分の大きさが気になる向きもありますが、この部分が無いとティペットを通す作業の際、しっかりとホールドできません。
非常に良い設計です。
素材はABSの射出(インジェクション)成形でしょう。
シンプルな型とはいえ、それなりの投資が必要。
ましてや、このニッチな分野での商品開発ですから、勇気を必要とした事だったのが想像できます。
最近「ヤフオク」や「メルカリ」にフライフィシングのタックルやマテリアルがごっそりとまとめて出品されていたりします。
中には「引退しました」などと書かれていたりして。
私自身も感じていること、川や沢を登る体力の衰え、そして老眼です。
フィールドにおいても、まず老眼鏡どころかプラスアルファの拡大鏡がないとフライにティペットを通せない。
ましてやイブニングのような暗い状況ではまったくもって無理で、カディスピューパのフライに替えようと思いながらもアイにティペットが通らず、時間ばかりが過ぎてしまうことも。
iphoneやPCの画面が老眼鏡無しでは読めない私。
ですからフライを巻くときは、その老眼鏡にプラスアルファでこのような拡大鏡を着けています。
今回の「ティペットスレッダー」とやら、私のベストに常備したいと思います。
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