2011/05/25

PENTAX LX


















このカメラを手に入れたのは高校一年生のころだったと思います。
ですから、ほぼ30年になるわけですね。
デジタルカメラ全盛となってしまいましたが、現在でも時折使っています。

当時は月に1本か2本、このカメラに「コダクローム64」を装填して使っていました。
この大好きだったフィルムも2007年に販売終了となりました。
このフィルムを初めて使ったときは、えらく感動しました。
素人のくせに「この色、このコントラストが欲しかった」と思ったものです。
他にもエクタクロームやフジクロームも使ってはいましたが、ダントツに信頼を寄せていました。
フィルム時代はレンズは勿論ですが、フィルムで「絵」が決まってしまいましたので。

自分の愛用していた物が消え去ってゆくのは寂しい限りです。
もちろんノスタルジーというのもあるかもしれませんが、それとは少し違う意味のような気がします。
このカメラに関しては「一生付き合っていく」と当時は思っていましたし、それは今でも変わりません。
しかし実際にはデジタルカメラの時代になってしまっているわけです。
「写真を撮る道具」としての価値という意味では、存在価値が微妙になってしまうのです。

それでも、たまにフィルムで撮りたいなと思った時には最高のカメラ(道具)だと思っています。
実際に昨年までは、子供の運動会などの「重要な」行事にはこのカメラを使用していました。
もちろんこの場合、フィルムはリバーサルではなくネガフィルムですけれど。
とにかく、最も信頼できる道具であったわけです。
オーバーホールも既に2回、ファインダーも一度買い替え、ワインダーも2台所持しています。
2001年に生産中止になったこのカメラを、いかに長く使っていけるかと試行錯誤しています。

ところで、お気づきかもしれませんが、このカメラには木製のグリップが装着してあります。
PENTAX LXの特徴のひとつにグリップが交換できるという点があります。
標準オプション品はプラスチック製でしたが、その固定金物だけ流用しました。
このグリップは2年程前に製作したもので、「紫檀」という材から削りだした、私のオリジナルです。
それ以前は、やはり「花梨」や、「黒檀」という材から製作したものも使っていたこともあります。
東急ハンズで唐木の端材売場に行くと、また作りたくなってしまうんですよね。

しかし、とうとう変革のときがやって来るかもしれません。
カメラ(レンズも含めて)は、多々購入してきました。
ですが「一眼レフ」というカメラを手にしたのはこのカメラ以来です。
そう、この写真を撮影しているカメラなのですが、とうとうデジタル一眼レフを手にしてしまいました。
ゆくゆくは、こちらのカメラの出番が多くなっていくのでしょう。

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