また中古レンズを買ってしまいました。
SMC PENTAX DA 16-45mmF4EDALです。
既に所有している標準ズームSMC PENTAX DA 18-55mmF3.5-5.6ALWRと焦点距離的に殆ど被ってますので、意味があるのか?という話ですね。
一般的には、このコンパクトで軽量、そこそこの性能のキットレンズでも殆どは十分なはずです。
けれど広角側の「2mm」の焦点距離の差は大きいのです。
APS-Cですから18mmは約27mm相当、16mmでは24mm相当です。
建築関係の仕事をしていますと、この広角側の焦点距離の差で得られる効果は絶大です。
フィルム時代、広角は24,28,35mmと短焦点で、そして50mmと揃えていました。
24mmから35mm、ついでに50mmまでカバーできれば仕事上は殆ど問題ないと思ってます。
本来ならば、性能的にも評価されているSMC PENTAX DA 12-24mmF4が欲しくもあり、このレンズ1本あれば仕事的には成り立つであろう事も判ってはおりますが、お値段が。
12mm(35mmで換算18mm)となると超広角です。
本来ならここまではは必要ありません。
実際、建築写真ではパースペクティブが出すぎてしまうほどですが、あると便利。
望遠側24mmは換算36mm、普通はこれ以上長い焦点距離は基本的には使いません。
今回の16-45mmは、実に仕事用レンズとしては丁度良いレンズだったわけです。
ギリギリ24mm相当までカバーする画角、絞ればいい線行く画質、そしてお値段と。
望遠側は35mmまででも良いくらいです。
ペンタックスのフィルム用(フルサイズ)レンズですと、現在でも20-35mmF4が販売されています。
フルサイズならば、このレンズが仕事用としては最適なのです(私は持ってません)。
しかし実際に現場撮影でLXを登場させて、タングステンフィルム撮影、スキャン作業など手間を考えると、今では考えられません(以前はしていましたが)。
エクタクロームも先日生産終了になったそうですから、タングステンはフジクロームT64のみでしょうか。
また、このタングステンフィルムが現代の照明環境に合わないという事も大きな要因です。
ハロゲンランプの時代まではよかったのですが、現在はハロゲンを含むタングステンと蛍光灯、LEDが混在した照明環境です。
「電球色」と言われている蛍光灯やLED、タングステンフィルムでは色を再現できません。
デジカメのホワイトバランス調整の方が遥かに良い結果になります。
私は写真を仕事にしているのではないですし、最低限の装備で最高の(に近い)記録を得られれば良いだけなのです。
皆さんそうでしょうけれど、その「妥協点」の捉え方が人それぞれ異なるはずですから、カメラおよびレンズ選びは難しいですよね。
愛用しているK200D、かなり大きくなってしまいました。
このレンズ、きっと「使い潰す」レンズになると思います。
現代のカメラ(レンズ)って、時計と同様に消耗品になってしまったようですね。
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