2020/08/02

暑いけれど公園へ

いよいよ梅雨も明け、待ちに待った日差しが戻ってきました。
気温は確かに高くて湿度もある。
けれども、そんな当たり前の夏を感じようと善福寺公園に。























少し仕事もあったのでPCも持って行きました。
ですがポータブル電源は持って行ったのに、肝心のACアダプターを忘れてしまった。
バッテリー駆動のノロノロが嫌でポータブル電源を導入したはずなのに。
仕方がありません、ノロノロのバッテリー駆動で我慢しましょう。
実際、PCを使う仕事はほんの少し。
メインは読書と考えていましたので。

杉並区の今川図書館で先日借りてきた本。
養老さんの本は度々読むのですが、どの本を読んだのかを忘れてしまいます。
けれど養老さんの書いている事、およびエピソードは、あの本やこの本にも書かれているので、結局は一緒かも。























秋山さんの「丁稚のすすめ」と「糸と針BOOK」は完全に思いつきで借りました。
どちらも「借りて良かった」本です。
本の良さはジャケ買いと一緒です。
ネットでの検索は「この情報が欲しい」と思って得る情報、つまり現在の自分の世界の中。
対してジャケ買いで読む本はラジオから突然流れてくる音楽、地方に赴いて初めて見る景色みたいな予想外のもの。
これらは望んでいなかったにも関わらず、自分の中に入ってきてしまった(気付いてしまった)ものです。
私は後者を重視しています(と言うより「ああすればこうなる(養老さんの受け売りです)」という策を築くために過去の「知っている範囲の」情報を漁る事にどれだけ意味があるのか?)。

私は写真集や資料集は購入しますが、著書は殆ど買いません。
いつも図書館で借りています(作家の方、ごめんなさい)
しかし昔(私が二十歳くらいの頃)ハードカバーで全作を購入(今現在も所有)した本としてロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズがあります。
私と同年代でハードボイルドやらハンフリーボガートの映画やらに興味を持たれた方だったら、読んだことがあるのではないでしょうか。
己の生き方やらなどが判らない、小僧なのですがおぼろげながらこんな風に生きたいと貧相なイメージだけを抱いていた若かりし頃。
この探偵小説の主人公スペンサーから「その考え方で良い」という事を後押ししてもらったような気がするのです。

今、養老さんの本を読んでいて感じるのも、それと似ているような気がします。
イメージだけはあるのだけれども、それを言語に託せない一般人の私。
 そして読んだからといって、それを人に言語として上手く伝えられないという事も判っている。
でもね、そんなに悲観してる訳ではないのです。
スペンサーのように、自分のあるがままの価値観でいる方が良い。
判ってもらう為に、あんな事やこんな事までする自分は嫌いなのだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿