いつもの煙草屋さんでふと目に入ったもの。
「小粋 松川刻」昨年秋に限定販売されたそうなのですが知らなかった。
小粋は以前当BLOGでもご紹介しました。
今回は2010年産の福島県の松川葉のみの煙草。
通常の小粋に使用されている五種類の葉のうちの一つです。
つまりシングルモルトだと考えれば良いでしょう。
包装も通常の小粋が紙袋であるのに対し、密閉パック入り。
見慣れた小粋とは異なる、粗い刻みです。
紙巻にしても問題ないくらい。
もちろん紙の味を混ぜてしまうのは勿体無いですが。
葉の香りはイグサのような清々しさが際立ちます。
刻みを比較してみました。
左が通常の小粋、右側が松川刻みです。
刻みが粗いせいか、程好く絡んで丸め易い気がします。
さて味は?というと、葉そのものの香りとはまた印象が異なり意外とボディのあるもの。
私は普段ドイツの「MANITOU ORGANIC」の紙巻を愛飲しておりますが、これと被るバージニア的な味わいです。
火をつけた時の香りと味に「干し草」的な印象(これが小粋の一番好きなところ)が出てくる通常の小粋とはまったく異なります。
刻みが異なるので単純には比べられませんが、松川葉は小粋の「味」の部分で大きな役割があるように思います。
調べますと、この小粋の「限定」シリーズは今後続編が予定されているようです。
この続編も楽しみです。
それとは別に、今回松川葉を試してみて思ったこと。
通常の小粋(五種の葉のブレンド)で松川葉くらいの粗い刻みも試してみたいなぁ。
今回の「小粋 松川刻」、JTさんにはこういった商品を出して行って欲しいと思うのです。
添加物嫌いな私が、今のパッケージ品の紙巻煙草で信頼できるのはショートピースくらい。
煙草葉も巻き紙も、フィルター付の場合はフィルターも、信頼できる純粋なのが欲しいです。
勿論そうすることによってニコチン量とタール量の表記数値が増えてしまうでしょう。
しかし逆に言えば「同じ煙草葉」を燃やしているにも関わらず数値を落とせる手段があるという事こそに疑問を抱かずにはいられません。
真実は判らないものなのですが、自分の信じる方向を進むというのが一番精神衛生的には良いというのは確かです。
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