2018/06/06

トイレの鍵

ストックしている金物達。
別にデッドストックになっているとか、特注だとかではありません。
普通にホームセンターで購入できるものです。


















ただし少しだけ手をいれています。
右の二種類の鍵は、ボルト(かんぬき)の部分以外は塗装されていました。
左上の鍵も一見しただけでは判りませんが、元々クリア塗装がされていたのです。
全て塗料剥離剤で樹脂の塗膜を剥がしてあります。

さらにエイジングをかけました。
黒錆び状態にするのですが、この処理にはスーパーガンブルーを使います。


















スチールだけでなく、真鍮や亜鉛でも黒くなります。
このあと表面にオイルを薄く馴染ませると良い塩梅に。

明日の夕方にレセプションを控えている神楽坂の新店舗のトイレに鍵を付けなければ。
古い建具を流用しているので、使える鍵が限られてしまうのです。
今回の縦材に収めるとするとこのタイプ一択ですね。
























ついでに近くの「酒ト壽」のトイレにも。
こちらも古い建具を流用しているのですが、元の木製かんぬきが入る柱側のホゾ穴が既に大きく削れてしまっています。
鍵としてなんとか機能はしてはいますが、勢い良く扉を開けるとすぽっと開いてしまう。
私も先日使用中に開けられてしまった事があって、これでは安心してトイレを利用できません。

壽の建具は横桟のある舞良戸。
横桟の部分に一番安心感のある太いボルトのものを付けることができます。
























この鍵は以前銀座の「IJ」のトイレにも使いました。
そう言えばIJのときも跳ね上げテーブルの蝶番をガンブルーで染色しましたっけ。

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