いろいろな事があった2011年を締めくくるにあたって、どんなお酒を飲もうかと考えました。
三ツ矢酒店にて考えた結果、日本酒は「庭のうぐいす だるまラベル 特別純米酒」にしました。
神亀のような、「これでもか」というような押しではなく、程好く濃い旨みが来るようなお酒をイメージしての選択です。
少し高めの温度での燗を推奨しているようです。
けれども私の勝手な好みで言うと、人肌くらいのぬる燗が良いようです。
そしてもう一つはウイスキーです。
多分、私が最も消費しているお酒は日本酒ではなくウイスキーでしょう。
一日の締めくくりの一杯は、ほぼ確実にウイスキーです。
スコッチ、バーボン、アイリッシュ、日本、それぞれに味わい深いウイスキーがあります。
その中で「この一本」を選択するとすれば、私は迷わず「アイラ(ISLAY)モルト」です。
ボウモア(BOWMORE)がおそらく一番流通しているのでしょうが、個人的な好みでは「アードベック(Ardbeg)」か「ラフロイグ(Laphroaig)」です。
2011年の締めくくりに選んだのはこれ。
ラフロイグの「クォーターカスク(Quarter Cask)」です。
通常の1/4サイズの樽で熟成するそうですが、これまでラフロイグは「10年」ばかりを飲んでいましたので、実は初めてでした。
しかもその違いも判りませんでした。
もちろんアイラらしいピート臭もラフロイグらしいヨード臭も持ち合わせています。
アルコール度数は48度、「10年」は43度ですからかなり強いです。
恐らく「10年」よりも熟成期間が短いのでしょう。
それをクォーターカスクによる早期熟成(味付)によって補っているのかも。
いずれにしても、飲み比べてみないと何とも言えません。
本当は何本かを常備しておいて飲み比べするのがいいのでしょう。
ですが私の場合、一本が空いたら一本買うという飲み方なので、これができないのです。
以前、日本酒を飲む器は「無印良品の白磁湯のみ」という事を書きました。
ウイスキーでは、というとこれです。
ご存知、デュラレックスの「ピカルディー」の一番小さいサイズ(90cc)のグラスです。
昔は、ウイスキーというとロックで飲んでいました。
その時は鉛の沢山入ったクリスタルガラスの底の厚いグラスが良いと思っていました。
中の氷との光の屈折が綺麗ですし。
ですがシングルモルトを飲むようになると、100%ストレートになってしまいます(私の場合)。
そうなると、ロックグラスではなくショットグラスという事になります。
このサイズと酔っ払って落としても割れない丈夫さ、そして野趣味なところがとても好きになってしまったのです。
このサイズでしたらジョッキに注いだビールの中にウイスキーグラスを沈める「ボイラーメイカー」もできます。
映画「リバー・ランズ・スルー・イット」でノーマンが浮かれてやっていたやつですね。
恋に浮かれる自分を、さらに自分で盛り上げる為に飲んだのでしょう。
私はやりませんが。
「酒に頼って?」という向きもあるでしょうけれど、一日を省みて踏ん切りをつけ、新たな方向へ向く時にお酒の力を借りても良い気がします。
少なくとも私は、それが自然だなぁと思えるのです。
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