2012/07/16

キアゲハの幼虫

プランターでパセリを栽培しています。
もちろん料理に使うためです。

防虫網など掛けていませんから、当然彼らがやって来るのです。
キアゲハです。
キアゲハは他のアゲハ蝶の仲間の多くが柚子やカラタチなどの「ミカン科」の樹木の葉を食べるのと異なり、パセリ、ミツバ、ニンジン等のセリ科の草の葉を食べます。
6月に既に黒い2~3齢幼虫が5匹付いているのは判ってました。
小さなプランターなので二株しか植えていませんが、そこに5匹。
きっと同じ親が産んだ卵から孵化した兄弟でしょう。

「料理に使う」とは書きましたが、こうなる事は予想しておりました。
我が家には柚子の木も植えていますが、これまで実ったことがありません。
しかしアゲハ蝶(またはクロアゲハ)は良く来ます。
そう、アゲハの産卵場所として柚子を植えていると言っても良いでしょう。
先日まで、クロアゲハの終齢幼虫が居ましたが、ある日どこかに消えていました。
蛹になる場所を求めて旅立っていったのでしょう。

そしてこのパセリのキアゲハ達もみるみる大きくなり、4齢幼虫と終齢幼虫になってしまったのです。
大きくなると、食べる量が違います。
パセリの葉が成長し増える速度を遥かに超えて、幼虫達の食べる量が増えるのです。

















「これはパセリが足りなくなる」と思った次の日には葉が全てなくなっていました。
そして幼虫達は何処へ?

よくよく見回すと、そこいらを歩き回っているではありませんか。
とりあえず3匹は捕まえました。
ですが、食べさせる餌が既にありません。
急いでホームセンターの野菜の苗コーナーでパセリを探しましたが今は無いようです。
仕方なく、スーパーの野菜売り場でパセリを購入。

戻ると更に4匹目、5匹目が散歩しているのを発見。
スーパーのパセリの茎の切り口に濡らしたちり紙を巻き、サランラップで蒸発を防ぐようにし、プランターの土に差し込みました。
このとき、パセリは「念入り」に洗いました。

実は去年も同じような経験をしていまして、やはりスーパーで購入したパセリを与えたのです。
しかしここで悲劇が起こってしまいました。
パセリを食べた幼虫達は、次々と落ちて死んでしまったのです。
最初は理由が判りませんでしたが、どうやら農薬だろうと気が付きました。
このとき、私は洗っていないパセリを与えてしまったのです。

スーパーのパセリを幼虫達はバリバリと食べています。
農薬は大丈夫だろうか、心配です。

翌日の朝、プランターには幼虫が居ませんでした。

















スーパーのパセリのある程度は食べたようです。
5匹のうち、1匹が道路で死んでいるのを見つけました。
他の4匹はどうなったのか気になります。
辺りで蛹になっていないか探しましたが、見つかりませんでした。
見つからない場所で蛹になってくれているならば良いのですが。

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