2012/12/02

白山陶器のSAWA

近所のクイーンズ伊勢丹で四合瓶のお酒を買ってきました。
「きりんざん」のグリーンボトルです。
























クイーンズの棚には何の説明も無かったのですが、辛口で爽やか路線だと勝手に思い込んで。
裏のラベルにも特に説明はありません。
精米歩合60%、磨いている部類でしょう。
麒麟山のHPで見ると、酒米は「五百万石」と「こしいぶき(これはイメージありません)」だそう。
























四合瓶なので、冷蔵庫に入れて冷で。
辛口ではありますが、味もあります。
ですけれどもグイグイと「押して」くるような強いものではなく、柔らかです。
私の場合、神亀や竹鶴にイメージされる強い味は、どうも相性が良くないようです。
一升瓶を買っても飲み続けられないというか。
途中でふんわりしたのを飲みたくなってしまうのです。
とは言うものの、たまに飲みたくなってしまうのも事実ですが。

今回辛口で柔らかい路線に行きたかったのには他に理由があります。
新しい猪口(湯呑み)を買ったからです。
この器で柔らかに飲みたいな、と。

















またまた白磁なのですが、白山陶器SAWAシリーズの湯呑みです。
ふんわりとしたフォルムです。
白磁と青磁の二色あるのですが、私は当然白磁です。

















以前、無印良品の白磁湯呑をご紹介しましたが、このMUJI製白磁シリーズは元々白山陶器のデザイナーであった森正洋氏のもの。
私自身もこのMUJIの商品に白山陶器のイメージを重ね合わせていました。
このSAWAのデザインは白山陶器の坂本やすき氏との事。
個人的な印象ですが、森氏とは違うけれども白山のイメージを損なわない、けれども少しポップな。
それでいてマスプロの商品に「凛」としたところを与えている良い器だと思っています。
そして税込み840円、無印よりは高いのは仕方ないとしても、良い価格です。
本当は湯呑みなのですが、私は「清い酒」を入れるのに最高だと思います。

日本酒と白磁というイメージが自分の中で凝り固まっているというのもあるようです。
私自身もデザインしてみたことがあります。
























当然白磁の器なのですが、一合の猪口を二つと、二合(弱)のお銚子のセットです。
猪口は一合利き酒用を少し平べったくした感じでしょうか。
セット商品なのですが、スタッキングすると・・・
























あら不思議、四合瓶に早変わり!
贈答用に四合瓶と一緒にしても良いかな?

でも正直、私自身は猪口は丸いのが好きなのでしょうね。
器の底に側面と底面の境界が無い方が良いと思っているから。
利き酒用猪口で飲むより、柔らかな白磁の丸い器を選んでしまいます。

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