2011/10/04

マウンテンバイク

昔(中学生の頃)は自転車が趣味でした。
子供でも所有できる「マシン」だったのでしょう。
自転車があれば、思いのままに遠くに行けると単純に思っていました。

当時乗っていた自転車は、ブリジストンの「ユーラシア・グラン・スポルティーフ」という自転車です。
ほとんどの自転車が26インチタイヤだったのに対して細い700mmタイヤのモデルです。
この「ユーラシア」というシリーズでロード、スポルティーフ、ランドナーがラインナップされ、さらに上位モデルには「アトランティス」というシリーズがあり、このシリーズでもロード、ランドナー、キャンピングといったラインナップがされていた記憶があります。

幼い頃の記憶として、この「キャンピング」の自転車は強烈だったように思います。
このマシンがあれば、小さなテントやツールを入れて、どこにでも行ける!と真剣に思ったのです。
しかしこの「アトランティス」グレードは非常に高かったのです。
そこで今は近場(50~100km)程度のツーリングに徹し、後々はキャンピングをと考えたのです。
そういった経緯で、さらに中学生の知識で、の結果がユーラシア・スポルティーフだったのです。

それでも当時6万台後半の高級自転車でした。
当時、友達達は「ロードマン」だったのですから。
クランクはスギノ、リムはアラヤ、シフターはダイアコンペが付いていたと記憶します。
フロントバッグを取り付けました。
アトランティスキャンピングの象徴であった、エンジと白のツートンのバッグです。

この経験が、後々のバイク(自動二輪)に発展したのは間違いありません。
今は、というと自転車はおろか、バイクで遠出することも無くなってしまったのですが。

ツーリングが趣味でなくとも自転車は必要です。
今のスペシャライズドのマウンテンバイクはそんな理由で買ったものです。
今はなくなってしまいましたが、吉祥寺の近鉄(現ヨドバシ)裏のビッグオークというアウトドアショップです。
2インチの太いブロックパターンのタイヤですから、スポルティーフとは全く異なる性格です。
バイク(自動二輪)でオフロードに乗っていたので、その延長の気分だったのでしょう。
その自転車にもチャイルドシートを付け、幼稚園の送迎にも活躍させました。
全くツーリングなどせずに8年ほど近所のみを乗り続けたのです。

装着されている部品はローエンドなのは判っていましたが、それにしてもガタが来ました。
ワイヤ類も一度も交換した事が無いのですから、サビサビです。

そんなわけで、シフトワイヤとブレーキワイヤを交換しようと思い立ちました。
東急ハンズ等で、ワイヤ類を購入


















これまで一度もメンテしなかった経緯を考えれば、当然ステンレスケーブルです。
準備は完了と思っていた矢先、近所を走行中にいきなりトラブルとなりました。
いきなりストップしたので?と思い見ると、リアディレーラーがひん曲がっているではないですか。
よくよく確認するとディレーラーでなく、ハンガーがよじれている模様。
このディレーラーハンガーという部品、フレームの一部品なのだという事を初めて知りました。
昔はフレームの一部で、溶接+塗装されていたと思うのですが。
とにかくこれはスペシャライズドから購入しなくてはなりません。
スペシャライズド取り扱い店の吉祥寺CWSで購入しました(¥2100)。


















みごとに曲がってます。
で、その吉祥寺CWSの人から、「ディレーラーも逝ってるかもしれませんよ」と言われ調べると。




プーリーが削れてました。
これも初めて知ったことなのですが、プーリーが樹脂だったなんて。
SHIMANOと言えど、安いパーツが付いているとは知ってましたが、なるほどと思いました。
つまりリアディレーラーも交換しなければならないという事なのです。

自転車のパーツを個別に購入して組み上げると?自転車を買い換えた方が安いんです。
こうやって手を加えている内に、他のパーツも取り替えたくなってしまう。
メインの部品を交換した頃には、同じ部品の付いている新品自転車以上の出費を超えるでしょう。
そうなんですが、いやいや、リアディレーラーを買ってしまいました。




「現品限り(少し安い)」となっていたディオーレのリアディレーラーです。
これでも元のパーツとはグレードが違いすぎます。
当然テェーンも替えましたが、チェーンを替えるには専用工具が必要になります。
そう、チェーンカッターも購入です。
フロントディレーラーはとりあえず問題なし。
Vブレーキのシューは交換しました(交換用シューと、Vブレーキの値段が大差無いのも問題)。

ここぞとばかりにフレームも完全に洗浄。
新品とはいきませんが、8年越しにスペシャライズドは少し生まれ変わったのです(駆動系で)。
こうなるとイロイロな箇所が気になってきますよね。
タイヤのブロックパターンはほとんどなくなっていますし、Vブレーキやステムの染色アルマイトも色がハゲハゲですし、この辺にも手を付けたくなってしまいます。
フロントサスなんかはRSTのかなり安い部品だったようで、インナーチューブは錆びてます。
せめてアルミにして欲しかったと思うのですが、フロントフォークまで手を付けたら・・・。
その辺まで来ると「買い換えた方が安い」というのも判っているのです。

でもどうなんでしょう、車でもそうですが手を入れ、自分の思うように(財布と相談しながら)仕上るというのも良いかも、と思うのです。
コストの面では、最新フレームの最新パーツの付いているバイクを購入した方が良いのは判ってるのですが、こうなると意地ですね、納得するところまでするつもりです。

























直しながら使うことが高くつく時代なのですよ。
完全に納得するところまで直したら、初めてこの自転車で遠出でもしてみようかと思ってます。

ところで今回のワイヤやディレーラーを交換、調整するというのは私のような素人には難しい作業です。
ネットで検索すると、多くの方が細かく記事を書いてくださっているので助かります。
ですが、作業していると?な場面が生じるものです。
私はエイムックの「MTBメンテナンス」という本をAmazonで購入しました。
この本、手順を親切に書いてくれているので助かります。


0 件のコメント:

コメントを投稿